通り魔事件発生！複数の重傷者が出て照円（伊藤英明）ら現場へ駆けつける！心臓部を刺されてショック状態の木村敦子（菅井玲）と犯人が病院に搬送され緊急オペ！敦子の娘（谷花音）はなぜ犯人を助けるのかと照円を責める！TBS 20（金）夜10時より「病室で念仏を唱えないでください」第10話を放送、予告動画は番組公式サイトで公開している。



■心通わす照円と濱田（以降、第9話ネタバレあり）
第8話で濱田（ムロツヨシ）がオペした美咲（中野翠咲）の容態が急変！緊急オペの甲斐も亡く息を引き取った。美咲の祖父で心臓外科学会理事長の大貫（きたろう）は「孫も救えなかった私が理事長職に就いてられない」と自ら身を引くことを濱田に告げる。濱田は小児ハートセンター設立の後ろ盾を失った。

ハートセンター設立に融資するはずだった投資家・リチャード・ポー（近藤公園）も手を引くと言いだす。焦った濱田は「もう一度チャンスを下さい。冠動脈バイパス手術のオペを公開でやります」と懇願。

しかし濱田は手術台を前にして手が震え、動けなくなってしまった。見かねた照円（伊藤英明）が濱田をオペ室から外に連れだしたのだが。結局、融資の話はなくなってしまった。

バーンアウトしてしまった濱田を外の連れだした照円。公園の砂場にやってきて、亡くなった美咲の代わりに2人で大きなパンダを作った。幼いころ、心臓病を患っていた濱田。同じ病気で入院していた子どもたちが次々に命を落としていく。濱田はその子たちを救えなかった贖罪の意を込めて医者になった。

「患者を救うことで自分が救われていた」という濱田。そして幼なじみを事故で失った悲しみを引きずる照円も、濱田と同じ気持ちだった。2人はやっと、心と心が通じ合う。

これまで何かと反発しあっていた照円と濱田だが、2人が目指していた未来は同じ。ただ、アプローチが違っていただけだった。

多くの視聴者が照円と濱田に涙を流したことだろう。事実、放送時リアルタイムのTwitterをみると、「感動した」「ありがとう！」と2人に賛辞を送るツイートが続出した。

■照円と宮寺のシーンに涙
外出許可が下りた宮寺（泉谷しげる）は、照円に「釣りに連れてってほしい」と頼む。2人にとって「釣り」は悲しい思い出でしかなかった。幼い頃、照円は宮寺の息子・哉と一緒に釣りに行き、事故にあい哉は命を落としてしまった。

それ以来、照円も宮寺も釣りには行っていなかった。少しずつ、哉のことを話始める2人。「釣りなんか誘わなければよかった」という照円。「釣りなんか教えなければよかった」という宮寺。2人は泣きながら哉の思い出話に花を咲かせる。

宮寺は「随分時間がかかったね。もっと早く（2人で）釣りに来ればよかったね」と言った。

このシーン、涙なくして見ることはできなかた。第9話は照円と濱田の砂場シーンのみならず、照円と宮寺のシーンまで涙を誘う演出だった。

■最終回（第10話）あらすじ
通り魔事件が発生し、多数の重傷者が出た。すぐに現場へ駆けつける照円（伊藤英明）、田中（片寄涼太）、児嶋（松本穂香）たち。犠牲者の1人、木村敦子（菅井玲）は心臓部を刺されショック状態だった。その傍らで娘・尚（谷花音）が必死で呼びかけていた。

現場近くで刃物を持った犯人を見た照円は、思わず犯人に賭けよりもみ合いになる。その犯人、敦子と男はあおば台病院に搬送され緊急オペが行われた。尚は照円に「なぜ犯人を助けるのか！？」と責められてしまう。

一方、一時退院が認められ自宅にも取った宮寺（泉谷しげる）だったが、容態が急変し自宅で倒れ再び病院に搬送された。すでにガンは手の施しようがなく、治験薬が効かなくなっていると担当医から聞かされた照円は、宮寺に事実を話す決意をするのだが…。

TBS 3月20日（金）夜10時より金曜ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」最終回（第10話）を放送。原作：こやす珠世『病室で念仏を唱えないでください』（小学館、既刊6巻）。

出演：伊藤英明／ムロツヨシ／松本穂香／片寄涼太（GENERATIONS from EXILE TRIBE）／余貴美子／泉谷しげる／萩原聖人／中谷美紀ほか。第10話ゲスト：谷花音。番組公式Twitterアカウントは「@nembutsu_tbs」。番組公式Instagramアカウント「nembutsu_tbs」。第10話予告動画は番組公式サイトで公開されている。

◇TBS 金曜ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」番組公式サイト

【2020年冬ドラマ一覧】【関連記事・各話のあらすじ】