「麒麟がくる」第13話あらすじと第12話ネタバレ|隠れた光秀と煕子のエピソード|予告動画

2020年04月11日07時00分ドラマ
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長谷川博己主演、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(総合夜8時~ほか)4月12日(日)放送の第13話「帰蝶のはかりごと」あらすじと第12話「十兵衛の嫁」ネタバレあらすじ、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信。
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5日に放送した12話ではついに光秀(長谷川博己)と煕子(木村文乃)が晴れて夫婦となる。煕子と久しぶりの再会に突然のプロポーズ。春のそよ風のように爽やかにやってのける光秀がにくい。そして注目はもう1組の夫婦、信長(染谷将太)と帰蝶(川口春奈)。感情的で奔放な信長と、それをとりなす良き妻、帰蝶が印象的。染谷の狂気的な信長と、回を追うごとに川口帰蝶が伸び伸びとしてとても魅力的だ。

12日に放送される13話では、頼芸(尾美としのり)に毒殺されそうになった道山(本木雅弘)が反撃!そして家督を継いだ信長に面会を申し込む道山。父の狙いを察した帰蝶はある企てを信長に提案する。そして、ついに後の秀吉、木下藤吉郎(佐々木蔵之介)が登場!

■隠れた光秀と煕子のエピソード
愛妻家で知られた光秀と正妻煕子。側室を抱えることが常識であったこの時代に、光秀は側室を持たず煕子一筋だったと言われている。2人の結婚には胸キュンな逸話がある。煕子は婚儀の前に疱瘡にかかり肌があばただらけになった為、実家では煕子に良く似た妹を替え玉に当てるも光秀がそれを見破り、事情を聞いた後、「煕子こそ、我が終生の妻だ。」と改めて求婚したという。この甘いエピソードは残念ながら大河では描かれていなかったが、何はともあれ若いカップルが誕生した12話。煕子役の木村文乃と光秀役の長谷川博己は13年「雲の階段」(日本テレビ)で夫婦役で共演した。この時のドラマでは離婚してしまう結末だったが、今回は夫婦円満の役所。この先様々な苦難が2人に降りかかるが、出会うべくし出会った2人の絆がこれからの大河を盛り上げてくれるはずだ。

■前回(第12話)ネタバレあらすじ
天文20年、近江から帰郷した光秀は、将軍義輝(向井理)から聞いた「麒麟の話」が頭から離れず、塞ぎがちになっていた。それを心配した叔父の光安(西村まさ彦)と母牧(石川さゆり)は、光秀には支えてくれる嫁が必要だと話し合う。光安は息子の左馬助(間宮祥太朗)を呼び、光秀を誘って鷹狩りへ、場所は妻木へ行ってはどうかと提案する。妻木は光秀の幼馴染である煕子の実家がある場所であるが、なにやら期待する叔父と母であった。

左馬助らと鷹狩りに出かけた光秀は迷子になってしまい、そこに偶然煕子が通りかかる。皆とはぐれてしまった光秀を心配したり、自然を愛でる煕子は、以前出会った時と変わらず明るく優しい女性だった。そんな煕子に和む光秀。光秀が寒くはないか案じた煕子は、囲炉裏で温めた石(現在で言うカイロ)を渡し、そして帰る光秀を見送ると申し出る。煕子の心遣いが嬉しい光秀は、別れ際、「この十兵衛(光秀)の嫁になりませんか。」と煕子にプロポーズする。幼い頃2人が交わした、大きくなったら夫婦になるという約束を引き合いに出し、返答は急がないから考えて欲しいと告げる光秀であった。

一方、義輝の中立で和議を結んだ織田と今川。その結果、今川方は劣勢だった織田信秀(高橋克典)より尾張に面した重要な拠点を手に入れた。領地をまたしても失った信秀の体調は回復せず、そんな中、病床の父に呼び出された信長と信勝(木村了)は織田の拠点とも言える末盛城を弟の信勝に譲ると告げられる。今川勢のいる三河に近い末盛城とは違い、主軸とは言い難い名古屋城を引き続き任されたことに不満な信長。しかし、尾張守護の織田信友が城主である清洲城に近い名古屋城こそが織田家の要であり、家督を信長に継がせる為だと説明する信秀だったが怒った信長はその場から立ち去ってしまう。

父信秀から信頼されていないことにふてくされる信長。そんな夫を放って、帰蝶は病床の信秀を訪ね、今回の決断の真意を問いただす。すると信秀は微かな声で帰蝶に「信長を頼む。」と告げるのであった。父の真意が気になる信長に、帰蝶は「信長は若い頃の自分に良く似ているからかわいい。尾張を任せる、強くなれ。」と、父からの言葉として伝える。実際信秀が言ったかは定かではないが、それを聞いた信長は父の本音と受け取り、機嫌を直し、晴れやかな顔になる。そして帰蝶は、「東庵とすごろくがしたい。」という信秀の頼みの為、侍女に東庵を呼ぶよう命じるのであった。

その頃京都では、三好の軍勢が攻め入り戦になっていた。旅芸人伊呂波(尾野真千子)が東庵(堺正章)の元を訪ねると、そこには多くの怪我人が運ばれていた。薬代を稼ぐと言って出かけた東庵に代わり、駒(門脇麦)や他の医師たちがその対応に追われていた。そこに闘鶏で40貫(1貫=約15万円なので、40貫は約600万)をすってしまった東庵が帰宅、明日までに40貫揃えなければ家が差し押さえられるという。落ち込む東庵に、駒は帰蝶からの手紙を渡す。そこには「信秀とすごろくをする為来て欲しい。尾張に来てくれれば望みの謝礼を渡す。」とあり、東庵は尾張に行くことを決意。それを聞いていた伊呂波は、借金の肩代わりと交換条件に、駿河にいる豪商の息子が病気の為、診て欲しいと東庵に依頼する。なんとその謝礼は100貫(約1500万)という大金だった。明智の家に用事があると駒も東庵と共に行くことになり、2人は尾張へ向かう。

一方美濃では頼芸から道三に鷹が贈られ、喜ぶ道三。すると突然鷹が道三を襲いかかり、庇った家臣が生き絶えてしまう。実は鷹の爪に毒が塗られており、これは道三を殺そうとした頼芸の仕業だった。明智家では光秀と煕子の祝言が行われ祝福ムードに包まれていたところ、道三から召集がかかり光安と光秀は登城する。稲葉城では道三が国衆を集め頼芸と戦うことを宣言。それを受けて高政(伊藤英明)は「共に父を倒そう。」と光秀を誘うのであった。

京都を出発した東庵と駒が尾張に到着し、帰蝶と駒は再会を喜ぶ。そこで駒は光秀が結婚したと聞かされる。一方、東庵が信秀に会いに行くと、信秀は玉座に座り、サイコロを手にしたまま静かに息を引き取っていたのだった。

■第13話「帰蝶のはかりごと」あらすじ
暗殺を企てた頼芸を攻めようとする道三に対し、もし戦になったら頼芸側につくという高政は光秀にも決断を迫る。しかし内輪揉めをやめさせたい光秀は道三に直訴。すると道三は戦をする気はなく、頼芸は追い出すだけだ。これは国衆を奮い立たせる演技だと光秀に教える。そして道三は、信秀亡き後家督を継いだ信長と会見をしたいと言いだす。道三がおびき出した信長を殺すのではないかと考え不安になる帰蝶だが、父の思い通りにはさせないと策を練る。

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第13話は4月12日(日)総合夜8時より、BSプレミアム午後6時、BSK午後9時より放送。語り:市川海老蔵。出演:長谷川博己/染谷将太/門脇麦/木村文乃/川口春奈/石川さゆり/西村まさ彦/佐々木蔵之介ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kirin」。第13話予告動画は番組公式サイトで公開されている。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。


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