11月14日スタートしたNHK土曜ドラマ「外事警察」の第1話「テロリスト潜入！」が、NHKオンデマンドの見逃し番組サービスに配信されている。視聴料金は315円(税込み)。

スパイ天国の悪名を着る日本にあって、潜伏する国際テロリストたちの行動を人知れず監視し、ぎりぎりの秘匿捜査を進めていく精鋭部隊・警視庁公安部外事4課。そこに忍び寄るテロリストの影。互いにせめぎ合う壮絶な情報戦争、非道という言葉が陳腐に響く探り合い、騙しあいが連続する、圧倒的なサスペンス。従来の刑事ドラマとはひと味もふた味も違う新機軸だ。

警視庁公安部外事4課へCIAから極秘情報が届く。「フィッシュ」と呼ばれる国際テロリストが日本に潜伏しているという。対テロのウラ作業を専門とする住本健司（渡部篤郎）は、所轄から来た松沢陽菜（尾野真千子）らとともに、怪しい外交官の尾行を開始。爆発物検知器を扱うメーカーの社長・谷村（田口トモロヲ）との接触現場を見張る。住本は、外交官を追い込み「協力者」に仕立てることで、テロの端緒をつかもうとする。

事件の謎解きが基本となる刑事ドラマと違い、演じている渡部篤郎本人さえ性格をつかみかねているという「住本」というキャラクターそのものが謎でありドラマ視聴のポイント。あの「ハゲタカ」を世にはなったスタッフが挑む、本当の意味で先が読めない意欲作だ。

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