「麒麟がくる」道三(本木雅弘)激怒!国を分ける親子対決|第16話予告動画と第15話ネタバレあらすじ

2020年05月02日09時00分ドラマ
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長谷川博己主演、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(総合夜8時~ほか)5月3日(日)放送の第16話「大きな国」あらすじと第15話「道三、わが父に非ず」ネタバレあらすじ、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信。
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26日放送の第15話ではついに道三入道(本木雅弘)が誕生したが、同時に斎藤家のお家騒動が激化した回だった。自らの手を汚さず邪魔者を消してしまった道三の息子高政(伊藤英明)。隣で弟たちが死んでも静かに寝がえりを打つ高政とは対照的に、死んだ息子の血で顔を汚した道三の激昂ぶりが際立った。西日を浴びて血まみれの顔で叫ぶ道三はまさに人生の斜陽というべき運命を暗じているようだった。

3日放送の第16話では高政と道三との戦いが目前に。国を分ける戦に明智家はどちらにつくべきか光安(西村まさ彦)が悩む中、戦を止めたい光秀(長谷川博己)は尾張の帰蝶(川口春奈)の元へ。信長との盟約を維持するかわりに道三の味方はしないで欲しいと頼みに行くが、帰蝶は孫四郎(長谷川純)が殺された一端は光秀にもあると考えその申し出を断る。またしても争い事に巻き込まれ奔走する光秀。美濃の覇権争いが激化する中で明智家存続の危機も迫っていた。

■名脇役、西村まさ彦が演じる武将光安
光秀の叔父、明智光安は、家督を継いだ兄光綱が若くして亡くなり、その息子光秀の後見人として明智家の家政を担ったとされる武将。その光安を演じるのは西村まさ彦。大河は「真田丸」(2016年放送)以来の登場となる。光安は主君を助け、甥を見守る心優しい叔父だが、道三や高政に振り回されて困った顔はコミカルであり、それはお人好しの中間管理職の様だ。西村まさ彦と言えば「真田丸」で室賀正武を演じた際、若き真田信之(大泉洋)に向かって「黙れ小童!」と一喝するシーンが話題になった。登場期間は短いながらもその存在感は印象強い。「麒麟がくる」ではおとなしい光安だが、15話で孫四郎らと廊下で別れた後、「いかんな、それは。」の一言で、これから起こる暗殺を察知した様子が描かれ、戦国を生き延びた武将らしい処世術を思わせた。そんな西村まさ彦演じる光安の登場もあとわずかかと思うと名残惜しい。

■前回(第15話)ネタバレあらすじ
天保23年、側室だった深芳野(南果歩)の死をきっかけに道三は剃髪し仏門に入り、家督を息子高政に譲った。そして国衆を集め、これからは守護代に就いた高政に従うよう宣言したのだった。

ある日、自宅で書を読み、くつろぐ光秀のもとに叔父の光安からの招集がかかる。夜中の呼び出しに何事かと屋敷を訪ねると、そこには道三の正室の子、次男の孫四郎の姿が。孫四郎は兄、高政の家督相続に不満があり、それは帰蝶(川口春奈)も同じだと説明。高政が家督を継げばいずれ信長を攻めるのではないかと危惧していた帰蝶は、明智家と相談をし、美濃の進むべき道を間違えないよう考えて欲しいと孫四郎に伝言をしていた。

孫四郎は高政が家督を継いだことに反対する国衆と共に協力し、高政を失脚させることを考えていた。そして、道三の側近であった明智家の協力を要請。返答に困り果てた光安の代わりに、光秀はその申し出をきっぱりと断る。道三の決断(高政の家督相続)を数か月しか経っていない内に、覆すことは難しいと主張する光秀に、光安も同調。孫四郎を軽くあしらう光秀に、「明智は広い視野を持っているかと思ったが思い違いだった!」と憤慨し、その場を後にする孫四郎だった。

その数日後、光秀は高政に稲葉山城へ呼び出される。行ってみると城主となった高政が各地から届く領地争いの処理に追われていた。高政は、孫四郎が家督を狙っており、その後押しをしているのが帰蝶だから、尾張へ行き帰蝶に釘をさしてくるよう光秀に依頼する。そして光秀は高政との会話から、高政が織田彦五郎(梅垣義明)と通じていること、そして信長との盟約を見直そうとしていることを知る。そして、高政は盟約を見直す前に彦五郎と今川義元が信長(染谷将太)を討つかもしれないと続け、彦五郎との間柄が密であることを示唆するのだった。

帰蝶の元へ行っても追い返されるのがわかっている光秀は、このお家騒動の発端を作った道三の元を訪れる。争いの根源が信長と道三が結んだ盟約にあると考える光秀は、なぜ道筋をつけず高政に家督を託したのか、もしくは高政の様子次第で道三が政権の中心に戻ろうとしているのかと詰め寄るが、道三はそれを否定。あくまで高政は自分の力で戦国の世を生き残るべきだと主張した。そして、信長が彦五郎に討たれたら美濃へ帰ってくるよう帰蝶には伝えてあると言い、続けて、しかし信長は簡単には負けないだろうと光秀に告げるのだった。

一方、尾張清州城では、守護の斯波義統(有馬自由)がその部下である守護代、織田彦五郎の家老、坂井大膳により暗殺、命が危ない義統の息子斯波義銀(松田周)は信長を頼り那古野城へ向かった。信長はこの暗殺を受け、清州攻めの先陣を切ることを義銀に約束する。

その数日後、信秀の弟であり守山城主の織田信光(木下ほうか)の元を帰蝶が訪れていた。そこで信光は彦五郎から碁を打ちに来ないかと誘いを受けているという。しかし、そこへ行けば信長の信頼を失うと危惧する信光に「誰も叔父上(信光)が心変わりをしたと思わないので、碁を打ちに行けばいい。そうすると万事うまく行き、碁が打ち終われば殿も参られます。」と笑顔を見せる帰蝶。それはつまり、信長側からの彦五郎(碁)を討って(打って)欲しいというメッセージだった。そして、信光は味方すると見せかけて清州の彦五郎を暗殺。信長は義銀と共に清州城を占領することになる。

その頃駿府では、東庵(堺正章)と駒(門脇麦)が治療の為、今川家臣、太原雪斎(伊吹吾郎)の屋敷を訪ねていた。織田彦五郎が討たれたと報告を受けた雪斎は動揺、うつけと評判だった信長が三河を攻めてくるかもしれないと心配するのであった。一方切らしていた薬草、鴨子芹(新陳代謝を上げるアンチエエイジングの薬草)を買いに薬屋へ来た駒は来る途中待ち伏せしていた藤吉郎(佐々木蔵之介)に字を教えて欲しいと頼まれる。字が読めるようになり、尾張へ行き、信長の元で出世したいのだと言う藤吉郎だった。

美濃では孫四郎と喜平次(犬飼直紀)が病床に伏せる兄高政の見舞いに稲葉山城へやってきていた。廊下ですれ違った光安も高政の体調を心配する様子。いざ、高政が伏せる部屋へ入ろうとしたところ、突然周りにいた家臣たちに襲い掛かられる孫四郎と喜平次。高政が病気というのは嘘で、弟二人を暗殺する計画だったのだ。高政の企てに怒り狂う道三は孫四郎、喜平次2人の亡骸を前に高政との戦いを誓い、稲葉山城を出て美濃の北、大桑城へ向かった。そして稲葉山城の高政は国衆を集め、これを機に道三を倒し強い美濃を作ることを宣言するのであった。

■第16話「大きな国」あらすじ
孫四郎と喜平次を殺した高政を討つべく出陣する道三。国を分ける戦いに、明智家はどちらにつくべきか光安は選択を迫られていた。戦いを止めたい光秀は帰蝶の元へ行き道三に肩入れしないよう頼むが、孫四郎の一件より光秀への不信感が拭えない帰蝶は聞く耳を持たない。道三の側近だった光安、高政と親友の光秀。高政と道三の決戦が迫る中、明智家の行く末は、そして光秀のとった行動とは・・・!

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第16話は5月3日(日)総合夜8時より、BSプレミアム午後6時、BSK午後9時より放送。語り:市川海老蔵。出演:長谷川博己/染谷将太/門脇麦/川口春奈/石川さゆり/伊藤英明/西村まさ彦/本木雅弘ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kirin」。第15話予告動画は番組公式サイトで公開されている。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。

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