「麒麟がくる」光秀苦渋の決断。敵は高政か、道三か!?第17話予告動画と16話ネタバレあらすじ

2020年05月09日09時00分ドラマ
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長谷川博己主演、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(総合夜8時~ほか)5月10日(日)放送の第17話「長良川の対決」あらすじと第16話「大きな国」ネタバレあらすじ、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信。
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3日放送の16話「大きな国」では道三(本木雅弘)から光秀(長谷川博己)への遺言がが胸を打った。美濃の国を二分する戦いは、光秀はじめ、道三、高政(伊藤英明)、光安(西村まさ彦)の選択は、誰が正しいかではなく自分の信じた道を行くしかないのだという戦国の厳しさを象徴している。かつてない圧倒的な恰好よさを印象付けた本木雅弘の斎藤道三は圧巻。そして、抑えた存在感で物語を引き立ててきた光秀役の長谷川博己がついに主役の存在感を出してきて、物語が動き出そうとしていることを予感させた。

10日放送の第17話「長良川の対決」ではついに道三と高政の親子決戦の火ぶたが切って落とされる。明智壮を守りたい光秀は、光安と共に道三に味方をすることを決意。ついに長良川を挟んでの戦いが始まった。高政率いる軍勢1万以上に対し、道三が集められたのは2000名ほど。命をかけた父と子の意地の戦いはおそらく前半の山場で盛り上がること間違いなしなのでお見逃しなく!

■長良川の戦い
斎藤道三と息子高政の戦いは1556年(弘治2年)4月、美濃(岐阜県)の長良川で行われたとされている。道三と高政の確執が発展し、高政による弟暗殺により端を発した長良川の戦いだが、戦力を見てみると高政17500余名に対し道三は2700余名とどうみても道三が劣勢。稲葉良通(村田雄浩)を初めとする斎藤家家臣たちの多くは高政に加勢しており、16話で光安が50人の足軽を率いて道三の元へ向かったと説明があったが、高政の軍勢を見ても道三の勝ち目が薄いのは明白だった。道三は稲葉山城の川向こうの鶴山に布陣。高政軍が長良川南岸に移動したことに呼応し道三軍は鶴山を駆け下り北側に移動し、そこで両者が激突したとされている。この美濃を揺るがす長良川の戦いは、光秀の人生にも大きな転機となり、新たなステージへの幕開けとなっていく。

■前回(第16話)ネタバレあらすじ
弘治元年(1555年)、高政が義兄弟である孫四郎(長谷川純)と喜平次(犬飼直紀)を殺害。道三は高政との戦いに備え稲葉山城を出て、大桑城へ向かった。明智城では光安が道三と高政、どちらに加勢するか迷っていた。そこで光秀は帰蝶(川口春奈)に助けを求めるべく尾張へ向かう。

尾張で帰蝶と面会を果たした光秀だったが、以前孫四郎の味方をしなかったことで帰蝶からの信頼を失っていた。帰蝶は弟を殺した高政を憎んでいた。そして信長(染谷将太)との盟約を破棄し、織田信賢の仲介で今川義元と手を組むのではないかと心配していた。しかし光秀は、孫四郎を焚き付けた帰蝶にも責任はあると主張。光秀は信長との盟約が破棄されないように高政を命を懸けて止めるので、道三の後押しをするようなことはしないで欲しいと抗議するが帰蝶に冷たくあしらわれてしまう。その様子を隣で聞いていた信長は、光秀の言う通り、道三は今戦っても勝ち目はないので身を守ることが大事だと言う。そこで帰蝶は伊呂波太夫(尾野真千子)へ助けを求めることにした。

同じころ、駿河で今川義元の軍師、太原雪斎(伊吹吾郎)が病死。雪斎の死を隠したい今川氏から身を隠すように命じられていた東庵(堺正章)と駒(門脇麦)は臨済寺に滞在していた。2人が庭で豆を煮ていると松平元信(池田優斗)、のちの徳川家康が顔を出す。元信は今川義元に身元を預けられ、雪斎に学問などの指導を受けていたのだ。3人が談笑していると、そこへ菊丸(岡村隆史)が薬を持ってやってくる。実は菊丸は元信の実家に使える忍者なので元信とは顔見知りだが、駒たちには出入りの薬屋なので面識があると説明する。そして菊丸から美濃の内乱を聞かされた東庵と駒。自分の出生を知る手がかりが美濃にあると信じる駒は菊丸に美濃へ連れて行って欲しいと言って手を握ると、菊丸は快諾してしまうのだった。

美濃に戻ってきた光秀は高政に呼びだされ稲葉山城へ向かうと、高政は国衆を集めて宴を開いていた。戦を止めたい光秀は、弟たちを殺したことで道三と対立し、内乱を引き起こした高政への信頼が揺らいでいた。また、高政は自分は土岐頼芸の子供だと主張することで土岐源氏というネームバリューを手に入れ、いずれ守護に就きたいこと、美濃の国を整える為に領地替えを考えていることを話し、さらに明智家には光安を隠居してもらい光秀が跡を継いで欲しいと告げるのだった。

その日の夕方、光秀が自宅で夕餉を食べていると、左馬助(間宮正太朗)が急ぎの用だと訪ねてくる。それはついに道三が高政との一戦に備え国衆に大桑城へ集合をかけたという知らせだった。明智城では、高政から領地替えを言い渡された光安が落ち込みを隠せないでいた。兄から譲り受けた明智荘を守れそうにないと落胆する叔父に、かける言葉もない光秀。新しい国になるのも良いが、高政の下につく気はないと断言し、道三の為に大桑城へ向かうという光安に、道三に勝ち目はないと確信する光秀は、決断までに2日待って欲しいと頼み込むのだった。

光秀が急ぎ向かった先は大桑城の道三のもとだった。そこには帰蝶から遣わされた伊呂波太夫の姿が。帰蝶は伊呂波に頼み、父道三を越前に逃がそうとしていた。光秀も出陣を止めてもらおうと頼むが、道三に戦いを止める気はない。人の上に立つ者は正直でなければならない。しかし高政は道三が父だとわかっていながら土岐頼芸の子と嘘を言い、人を欺いている。人を欺くと国を欺き、国は穏やかにならない。自分に老いを感じ家督を譲ったが、それが誤りだったと語る道三は、ついに出陣の号令を出す。兵を集め、稲葉山城の川向こうにある鶴山に陣を張るよう命じた道三は、信長と共に大きな国を作れと光秀に告げ、戦場に向かうのだった。

明智荘に戻った光秀は、光安が足軽50人を率いて鶴山へ向かったこと、高政が稲葉山城に陣を張り国衆を集めていると聞く。自宅へ戻ると、母牧(石川さゆり)から高政の使者からの招集があったと聞かされ、妻煕子(木村文乃)からは、皆光秀についていく覚悟は出来ていると告げられる。周りが戦準備を進める中、高政か道三か、どちらに味方するか決めかねる光秀だったが、道三からもらったチャンスで手に入れた銃を手にして出陣を決心する。向かう先は光安と同じ鶴山へ、敵は高政だと宣言するのだった。

■第17話「長良川の対決」あらすじ
道三に越前への逃げ道を確保したにも関わらずそれを拒否され憤る帰蝶。道三劣勢の知らせを受けいてもたってもいられない信長は兵を率いて加勢へ行く。光秀は明智荘を守るべく叔父光安と共に道三側へつくことを決める。ついに長良川の戦いが始まった。一進一退の攻防を続ける中、大軍率いる高政勢が優勢になり、道三の敗色が濃くなっていく。

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第17話は5月10日(日)総合夜8時より、BSプレミアム午後6時、BSK午後9時より放送。語り:市川海老蔵。出演:長谷川博己/染谷将太/門脇麦/川口春奈/木村文乃/石川さゆり/伊藤英明/西村まさ彦/本木雅弘ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kirin」。第17話予告動画は番組公式サイトで公開されている。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。

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