綾瀬はるか×坂口健太郎『今夜、ロマンス劇場で』16日地上波初ノーカット放送!見どころと予告動画

2020年05月15日08時00分映画
©2018年映画『今夜、ロマンス劇場で』制作委員会

フジテレビ「土曜プレミアム」(5月16日夜9時から11時15分)は『今夜、ロマンス劇場で』(2018年)地上波初、本編ノーカットで放送!綾瀬はるかと坂口健太郎が初共演のロマンティックラブコメディー!作品公式サイトにて予告動画が視聴できる。

『今夜、ロマンス劇場で』は映画監督に憧れる青年、健司(坂口健太郎)と、モノクロ映画から出てきたヒロイン、美雪(綾瀬はるか)とのラブロマンスが中心となって描かれる。現実世界の人間に触れてしまうと消えてしまう美雪。公開当時は「ソーシャルディスタンス」という言葉がまだ巷で話題になっていなかったが、「好きな人に触れられないで一緒にいられるか」という健司の問いや、電話ボックスでのキスシーンなど、今だからこそ観るとキュンとしてしまうシーンが盛りだくさんだ。

主役のお転婆なお姫様、美雪を演じるのはドラマや映画に引っ張りだこの女優、綾瀬はるか。モノクロになってもお姫様の気品が溢れだしてしまう綾瀬はるかが美しい。そして、相手の健司役は坂口健太郎が務め、ちょっと内気だけど心優しく、一途に美雪を想う青年を演じている。脇役ながら強烈なインパクトを放つのが北村一輝演じる銀幕スター俊藤龍之介。ナルシストでいつでも自信に満ち溢れているが、なぜか嫌味がなく愛すべきハンサム・ガイを北村が好演。大仰な衣装も彼が着れば違和感がなく、どんなトラブルにも動じないナイス・ガイな北村一輝にも注目して欲しい。

監督は 『翔んで埼玉』(2019年)や『テルマエ・ロマエ』(2014年)など手掛けた武内英樹。作中に小ネタを挟む武内監督らしく『今夜、ロマンス劇場で』でも名作映画へのオマージュが散りばめられている。お姫様のエスケープものと言えば 『ローマの休日』(1953年)を彷彿とさせるし、落雷が起きるところは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年)に倣っていると言えるだろう。また、作中登場する銀幕スター俊藤龍之介(北村一輝)が通称「ハンサム・ガイ」と呼ばれているのも、かつての日活スターたちを思い出させる。石原裕次郎の「タフ・ガイ」や小林旭の「マイト・ガイ」などのスターにニックネームが付けられていたことを懐かしく思う方もいるかもしれない。

そして、作中にてくるレトロな映画館や、活気溢れる映画制作現場、登場人物たちの衣装など昭和レトロな雰囲気を味わえるもの楽しみのひとつ。また、虹やホタルなどカラフルな現実世界が鮮やかに描かれているが、中でも健司と美雪のデートシーンで使われた藤棚はダイナミックで美しい。ロケ地は栃木県の「あしかがフラワーパーク」となっており、今年見に行けなかった人も映画で楽しむのもいいかもしれない。

■あらすじ
映画監督を夢見る青年、健司(坂口健太郎)が楽しみにしているのは通いなれた映画館 「ロマンス劇場」の映写室で見つけた古いモノクロの映画を観ることだった。その映画に登場するお姫様、美雪(綾瀬はるか)に密かに恋心を抱く健司。今は誰も観なくなったその映画を毎日のように見ていた健司の前に、ある日奇跡が起きる。なんと美雪が映画から飛び出してきたのだ。モノクロの世界からやってきた美雪はカラフルな劇場で見た”色”に心躍らせる。健司はお転婆でチャーミングな美雪に振り回されるが、現実のカラフルな世界を案内するうちに2人は惹かれあっていく。しかし美雪は人のぬくもりに触れると消えてしまうという秘密を抱えていた。

ある日、映画会社が若手の脚本で映画制作をすることになり、健司も脚本制作に精を出す。美雪を主人公にした物語を考えるが、なかなかエンディングが決まらず悩む健司。一方で、美雪は映画会社の社長令嬢、塔子(本田翼)が健司に思いを寄せていることを知り、健司への思いを断ち切ろうとするが・・・。好きだから触れたい、でも触れられない2人の恋の行方はどうなるのか・・・。2人のラストは涙を誘う感動のクライマックス。

■スタッフ
監督:武内英樹
脚本:宇山佳佑
音楽:住友紀人

■キャスト
綾瀬はるか/坂口健太郎/本田翼/北村一輝/中尾明慶/石橋杏奈/西岡徳馬/柄本明/加藤剛 ほか

フジテレビ「土曜プレミアム」番組公式サイト

映画『今夜、ロマンス劇場で』公式サイト