「麒麟がくる」道三散り、逃げる光秀らが向かった先は!?第18話予告動画と17話ネタバレあらすじ

2020年05月16日09時00分ドラマ
©NHK

長谷川博己主演、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(総合夜8時~ほか)5月17日(日)放送の第18話「越前へ」あらすじと第17話「長良川の対決」ネタバレあらすじ、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信。
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※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため収録を見合わせている大河ドラマ「麒麟がくる」は、6月7日(日)第21話の放送を持って、一時休止。(NHK番組サイトより、2020.5.15現在)



10日放送の17話「長良川の対決」では、黒頭巾の斎藤道三(本木雅弘)と高政(伊藤英明)のお互い槍を携えての一騎打ちが見ごたえ抜群。颯爽と馬で駆け抜ける本木道三の恰好良さに痺れた。そして、負けとわかっていて仁義を通した明智家の悲しい最後に涙なくして見られなかった人も多いはず。特に叔父光安(西村まさ彦)と光秀(長谷川博己)の別れのシーンは辛すぎた、泣かされたとネットでも話題になった。

17日放送の第18話「越前へ」では、高政軍の追手から逃げ切り美濃を脱出する光秀たち。そこへ帰蝶(川口春奈)の計らいで駆けつけた伊呂波太夫(尾野真千子)の助けをかり隣国越前へ落ち延びる。そこで領主、朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)に明智家をかくまって欲しいと交渉する伊呂波太夫に、最初は気の進まない義景だったが渋々これを了承。明智家は義景の元に身を寄せることになる。

■朝倉義景の統べる越前の国
美濃から落ち延び、光秀らが身を寄せた先が隣国、越前。越前国を治める朝倉氏は応仁の乱以降、強勢を誇った大名で、朝廷にも顔が利き頼りにされていた。また、居城のある一乗谷は城を中心に日本有数の城下町を形成し、応仁の乱以降京都から避難してきた公家や高僧、文化人などが一大文化圏を形成し「北の京」と呼ばれるほどだった。

その一大文化圏を形成した立役者が、11代当主、朝倉義景だ。京都から文化人を招き、自らも戦より和歌、絵画、茶道など多くの芸事を好んでいた。特に茶道に凝っており、居城のあった一乗谷からは当時では高価な輸入品であった唐物茶碗や青磁器花瓶などが出土している。一乗谷は三方を囲む山が自然の要塞となり、攻め込まれにくく、間を流れる一乗川により他国との貿易が盛んに行われていたと推測される。朝倉氏が統治する越前は戦国時代に有数の豊かな国だったと言えるだろう。

■前回(第17話)ネタバレあらすじ
弘治2(1556年)年4月、高政との一戦を控え、道三は大桑城を出て、鶴山へ向かった。光秀も道三の後を追い鶴山へ。その頃、尾張清州城では道三を心配する信長(染谷将太)が居てもたってもいられず、ついに道三の加勢に鶴山へ向かったのだった。

長良川の北岸、道三本陣では重臣たちが戦法を練っていた。一方、長良川の南岸に陣を構える高政勢は竹腰道鎮が先陣を切り、高政自ら二番槍を務めると申し出る。家臣の稲葉(村田雄浩)に道三の処遇を聞かれ、生け捕りにしろと命じる高政。明智家の参陣を待つ高政だったが明智家の姿は本陣に現われることはなかった。

早朝、長良川を挟み、北に道三の軍勢、南に高政の軍勢が対峙し、ついに決戦の火ぶたが切って落とされた。高政が馬上で軍配を振り、掛り太鼓の音に合わせ、先陣を切った竹腰道鎮の軍が進軍し、川の中央で両軍が激突。その頃、長良川上流にたどり着いた光秀たちは行く手を阻む高政軍の砦に向かい、伝吾(徳重聡)たちが突撃。砦を抜け光秀ら数名は川原に向かうと、叔父の光安の兵士たちが高政軍に押されていた。川を渡る為には敵が手薄な川下へ行けという光安だったが足を負傷している為思うように動けない。光秀だけでも道三の元へ行けという光安に光秀は単騎で下流に向かうのだった。

両軍は一進一退の攻防を続けていたが、高政が大軍を率いて押し寄せたことで勝敗は決定的となった。敗戦が目前に迫る中、道三は馬に乗り一人で川を渡った。川には多くの道三の家紋「二頭立波」の旗が倒されており、その中を馬で駆けていく道三。馬上から対岸を見ている高政の前に、靄の中から槍を携え、黒頭巾の道三が現れた。身構える高政軍の兵士たちの前で道三は高政に一騎打ちを申し出る。

兵を囲ませるも手出しは無用だと命じ、道三と対峙する高政。2人組み合う中、皆の前で「父の名を申せ!」と詰め寄る道三に、高政は「わが父は土岐頼芸様!」と答える。まだ自らを偽る息子に向かい、道三は「醜き高政」と罵り、「そなたの父は斎藤道三じゃ!」と叫ぶ。怒った高政は道三を討つよう号令を出す。

道三は槍を構え高政に向かい走りだしたが、兵の槍が道三を突いた。槍を振り上げたまま高政に抱きかかえられる道三は、高政の腕の中で、「わが子高政、愚か者、勝ったのは道三じゃ。」と言って絶命した。そこに光秀が到着。高政に「一緒に政を行おう。そうしたら寝返ったことは忘れよう。」と再度誘いを受けるが、それをきっぱりと断る光秀は、息絶えた道三に向かい膝をつき頭を下げ、その場を立ち去るのだった。

その頃尾張では、帰蝶は道三の敗北と、信長が戦場に間に合わず、さらに敵の待ち伏せに合ったが船で逃げ切ったとことの報告を受けていた。そして傍に控えていた伊呂波太夫(尾野真千子)を呼び、美濃へ行くよう命じるのだった。

高政軍が攻めてくる中、明智城で光秀と再会を果たした光安は、光秀に当主の座を譲り、明智の血を絶やしてはいけないから逃げて欲しいと説得する。そして光秀の父から預かった桔梗紋の入った布を渡し、左馬之助(間宮祥太朗)と共に生き延びて、明智家の主として欲しいと懇願する。自分は城の最期を見届けてから行くから早く逃げろと光安に言われるが、これが今生の別れだと確信する二人は泣きながら抱き合う。そして城を後にする光秀と左馬之助だった。

自宅に戻った光秀は、籠城ではなく逃げることが光安の命令だと煕子(木村文乃)や牧(石川さゆり)に伝えるが、それを聞いて愕然とする牧。そこへ最後の別れを言いに伝吾ら村人がやってくる。明智荘を離れることが無念だと泣き叫ぶ光秀と涙ぐむ村人たち。光秀らに別れを告げ、村人たちが立ち去ろうとする中、夫が遺した土地を離れたくないと言い張る牧。そこで伝吾はまた戻って変わらぬ田畑を見てもらう為にどうか旅立って欲しいと笑顔を見せるのだった。さっそく逃げる準備をする明智家の面々だが外に出た光秀が見たものは燃えさかる明智城だった。


■第18話「越前へ」あらすじ
高政によって城を焼かれた明智家だったが、燃え盛る炎からなんとか逃れた光秀たちは伊呂波太夫の助けにより越前へ逃げ延びる。越前国を治める朝倉義景に謁見する光秀。明智家をかくまって欲しいと交渉する太夫に、義景は値踏みするように光秀を見つめ、渋々ながらかくまうことを了承するのだった。


NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第18話は5月17日(日)総合夜8時より、BSプレミアム午後6時、BSK午後9時より放送。語り:市川海老蔵。出演:長谷川博己/染谷将太/門脇麦/川口春奈/石川さゆり/伊藤英明/西村まさ彦/本木雅弘ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kirin」。第18話予告動画は番組公式サイトで公開されている。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。

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