『AI崩壊』特典映像より<必見!VFXプロデューサーが語るVFXの舞台裏>一部公開

2020年05月18日18時00分映画

主演:大沢たかお×監督・脚本:入江悠による『AI崩壊』ブルーレイ&DVDがいよいよ5月20日(水)リリースとなるが、膨大な情報量で作られた制作過程をVFXスーパーバイザー赤羽智史が明かす特典映像【必見!VFXプロデューサーが語るVFXの舞台裏】の一部が公開された。

『AI崩壊』は、俳優・大沢たかおが約4年半ぶりに映画の主演を務め、天才科学者・桐生浩介を熱演!さらに賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、松嶋菜々子、三浦友和ら豪華実力派キャストが集結し、2030年の日本を舞台に、予測不能な展開、アクション満載のスピード感溢れる緊迫の逃亡劇を描き出す。

公開された映像は、プレミアム・エディションに収録されている3時間を超える超豪華映像特典の一部。
本作でVFXスーパーバイザーを務めた赤羽智史氏を中心に、CGや合成、デジタル画像処理を行ったシーンの担当スタッフにより、“近未来”の舞台設定のための合成、AI『のぞみ』のサーバールーム、登場するガジェットの設定など、本編中845カットに対してVFX処理がされているという映像の制作過程や裏話が紹介されている。

AI

本作の重要なテーマである“AI”だが、鍵となる『のぞみ』のほかにも、印象的なAIとして『百眼』が登場する。警視庁の試験運用段階という設定のもので、『のぞみ』が医療AIとして柔らかな印象のデザインであるのに対して、武骨で官公庁が作ったようなイメージで作られている。これを駆使して桐生追跡の指揮を執る捜査官・桜庭の前には、壁三面大きなグリーンバックがあり両脇には街中に張り巡らされた監視カメラの映像が映されている。監視カメラに映る映像もすべて撮影されており、昼夜にわたるシーンをスタッフ総出で集め、映像をどんどん入れていく膨大な作業で、1カットで100以上の映像を使っているところもあるという。

AI更に、『百眼』のシーン撮影中のエピソードが明かされている。
「現場にAI監修の先生がいて“その監視カメラは2Dですか?”とおっしゃった。“もしかしたら10年後監視カメラは3Dになるかも知れないですね”って」。
この一言で監視カメラの映像が、劇中で「3D演算モード」といわれる立体的なものに変わった。
「“フォトグラメトリー”という複数の視点から立体を起こす技術がCGの技術としても使われつつある。それを応用した設定で、複数の映像から立体を作り桐生だと判明させる。ふと打合せで出てきたアイディア」と言い、実際にテストとして、何台かのGoProを使って、視点の異なるカメラから車を撮影して立体を作る様子なども紹介されている。

撮影したものに対し、今度は編集段階においても変更が加えられていく。赤羽氏は「入江監督は非常に編集もうまくて、撮影が仕上がったものから、編集の段階で伝えるべき情報を整理していって、どんどん変わっていくんですね。こういう編集にしたからこういうものを映してくれ、こういう情報をここで与えてくれ、という指示が来て作っていっています。」と話した。



2020年5月20日(水)ブルーレイ&DVD 発売・レンタル開始
■【初回仕様】AI崩壊 ブルーレイ&DVD プレミアム・エディション(3枚組)6,980(税込)
■AI崩壊 ブルーレイ&DVDセット(2枚組)¥4,980(税込)
■レンタルブルーレイ・DVD 
発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
(C)2019映画「AI崩壊」製作委員会

『AI崩壊』公式サイト