「麒麟がくる」21話ネタバレあらすじ|今井翼の華麗な高跳びにネット沸く!14日は「独眼竜政宗」名場面SP

2020年06月13日08時00分ドラマ
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長谷川博己主演、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(総合夜8時~ほか)第21話「決戦!桶狭間」ネタバレあらすじ、そして次回6月14日放送特番「独眼竜政宗」みどころをお届け!NHKオンデマンドでは「麒麟がくる」過去放送回すべて配信、NHKプラスで1週間見逃し配信される。
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※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため収録を見合わせ、6月14日(日)からは『「麒麟がくる」までお待ちください 戦国大河ドラマ名場面スペシャル』を放送。詳しくは以下※で紹介。



7日放送の第21話では「桶狭間の戦い」を主軸に、放送休止前とは思えないイベントの畳みかけで手に汗握る45分だった。今川義元の首を取った武将毛利新介役で久々にテレビに登場した今井翼は、ジャニーズで培ったワイヤーアクションで少年漫画さながらの高跳びを披露。片岡愛之助演じる強敵今川義元に切りかかかるシーンに興奮した人も多いはず。そして染谷信長の戦況を見極め見事勝利を収める場面は、信長の覚醒を見れた様でこの先がさらに楽しみになった。また、その姿に新たな主人を見出した光秀(長谷川博己)の希望に満ちた後ろ姿で休止前の放送は終了となった。

■前回(第21話)ネタバレあらすじ
永禄3年(1560年)今川義元(片岡愛之助)の軍勢が尾張に攻めてきた。尾張の領地内にある鳴海城と大高城は既に今川の手に落ちており、ついに義元自ら大軍を率いて沓掛城まで進軍していた。松平元康(風間俊介)率いる三河勢は既に大高城を落としており、義元は大高城に軍を集めて一気に清州城を攻め落とす計画だった。

その頃、大高城では元康が母、於大の方(松本若菜)からの手紙を菊丸(岡村隆史)より受け取っており、その手紙通り、今川から手を切るか、このまま今川の配下につくか選択を迫られていた。しかし元康からすれば、多勢の今川に歯向かい、織田方につくことはリスクが高い。元康は、義元の指示通り、明朝に織田方の丸根砦を攻めることを決意する。一方、越前から一晩かけて馬を走らせてきた光秀(長谷川博己)と左馬助(間宮祥太朗)は信長のいる清州城のすぐそばまで来ていた。

5月19日、午前4時。辺りがまだ薄暗い中、元康率いる三河勢と今川勢は織田方の丸根砦と鷲津砦を攻撃。午前6時、清州城の信長(染谷将太)にも元康が丸根砦を攻めてきたことが報告され、元康の伯父、水野信元(横田栄司)や、於大の説得は失敗に終わった。すると、信長は家臣、簗田政綱(内田健司)に清州城に籠城すると伝えるよう命じる。四面楚歌となった信長は、思案しながら幸若舞『敦盛』の一節を歌いだしたのだった。するとこの窮地を脱するヒントに気づく。

信長の仮説は、義元は大軍で攻めてきてはいても、実際本軍にはそこまでの兵がいないのではないか、というものだった。鳴海城に3千人、鷲津砦に2千人、さらに丸根砦を攻めるのに2千人送り込んだとすると、本軍2万の兵から、これらを合わせた7千を引くと、残り1万3千人となる。義元は慎重な性格上、東からの攻撃に備え、駿府にもそれなりの兵を残しておくはず。水野の助言から6千ほどの兵は駿府に残してきたと推測される。となると、義元の軍勢は7千ほどになるのではないか。織田の兵は3千。信長にも勝機が見えてきた。信長は政綱に現在の今川義元の軍勢を探るよう命じ、籠城ではなく出陣することを決定する。内部に今川の内通者がいることを察した信長は籠城と見せかけ、秘密裡に桶狭間近くの善照寺に現場で戦う兵たちを集めることにした。

この仮説が間違いであれば、信長は戦で死ぬことになる。そこで信長は「会わせたい者がいる。」と帰蝶(川口春奈)を離れの部屋へ案内する。驚くことに、そこには吉乃という女子に産ませた信長の子、奇妙丸がいた。そして信長は帰蝶に、もし自分の身に何かあれば奇妙丸と尾張の行く末を託すのだった。

午前8時、丸根砦、鷲津砦が陥落。そして午前9時、信長は善照寺砦を目指し出陣した。それから30分後、光秀と左馬助は清州城に到着。帰蝶から、信長は善照寺砦で今川と一戦交えると聞いた光秀はすぐさま善照寺へ向かうのだった。

午前10時、善照寺に到着した信長。佐久間右衛門尉信盛(金子ノブアキ)の集計によると、織田軍は3千ほどの兵が集まった。一方今川は方々に兵を送っている為、7、8千の兵と予測される。大高城にいる元康の存在も気になる信長としては今川本軍の数を減らす手立てを考えていた。

午前10時30分、元康らは大高城に戻った。そこで今川家臣の鵜殿長照(佐藤誓)から、勝利を労われるも、義元が三河守に任ぜられたことを聞かされ複雑な心境の元康。さらに、戦から帰ってきたばかりだというのにすぐに鳴海城へ出陣を要請される。今川からぞんざいに扱われていると感じた元康はその要請を受け入れることは出来なかった。

午前11時、桶狭間で今川軍が昼食をとっていると、鳴海城近くの中嶋砦へ織田軍が攻撃してきたと報告が入る。仕方なく本軍から千人ほどの兵を中嶋砦へ送った義元だった。午後0時、中嶋砦にて、織田軍3百の兵に対し、千人の兵を送った今川が勝利するが、これは信長の今川本軍から兵を減らす計画だった。これで今川軍は5千人となり、狙いを今川義元1人に絞った信長は自身率いる3千の兵で桶狭間を目指して出陣するのだった。

午後1時、雨が降りだし、義元は急遽、輿に乗り雨をしのぐ為に岩陰に避難する。その頃、大高城で昼食をとっていた元康の前に、鵜殿が今度は桶狭間へ出陣するよう要請してくる。あまりに理不尽な扱いに元康ら三河衆はその要請を拒否し、桶狭間へ向かうことはなかった。さらに雨脚が強くなる中、織田軍は桶狭間に到着。山影から今川軍の様子を伺いながら山道を一気に駆け下りる。義元の輿を狙う信長。殿を務めた信長家臣、毛利新介(今井翼)が逃げる義元を追い詰め、ついに討ち取り、信長の勝利となった。

夕方、桶狭間からの帰りを待ち伏せしていた光秀は信長と再会。今川を倒した後は何をするか問う光秀に、「美濃を取って帰蝶を喜ばす。」と答える信長だった。それから数日、駿府に留まっていた東庵(堺正章)と駒(門脇麦)は京都へ戻ることになった。駒に届いた元康からの手紙によると、16年生き別れた母と再会したこと、元康は信長のはからいで三河の岡崎に戻れることになったらしい。駒は駿府を離れる前にお灸をすえに行くと芳仁(ベンガル)の元を訪ねると、芳仁が作る何でも効くという薬の作り方を記した紙を受け取るのだった。そして、信長の大勝利を見納めた光秀は、道三(本木雅弘)が最期に言った「大きな国をつくるのだ。」という言葉を胸に、越前へ帰って行くのだった。

■これからの「麒麟がくる」
足利義輝(向井理)の暗殺計画が持ち合がる中、若き破天荒関白、近衛前久(本郷奏多)が台頭。新将軍擁立の流れの中、室町最後の将軍、足利義昭(滝藤賢一)が登場する。そして光秀のライバルとなる豊臣秀吉(佐々木蔵之介)が頭角を現していく中、光秀は信長に「仕えてみないか」と誘いを受ける。混沌とした戦国時代に麒麟は来るのか?新型コロナウィルスによる収録一時休止に伴い、「麒麟がくる」は6月14日からの放送を休止。
14日放送の『「麒麟がくる」までお待ちください 戦国大河ドラマ名場面スペシャル』では「独眼竜政宗」(1987年)が放送される。名場面を振り返ると共に、俳優、高橋英樹と麒麟の川島明がMCを務め、戦国大河好きな松村邦洋や、政宗のお膝元、仙台出身のサンドウィッチマン・伊達みきおが出演し、熱いトークが繰り広げられる。
※6/14~7/26までの予定⇒『「麒麟がくる」まで…<独眼竜正宗、国盗り物語、利家とまつ、秀吉>戦国大河名場面SP放送決定!

■14日「麒麟がくる」まで…トップバッターは大ヒット作「独眼竜政宗」
平均視聴率39.7%を誇る、大ヒット作「独眼竜政宗」。戦国大名・伊達政宗の生涯を描いた本作は、1987年に渡辺謙の主役で放送された。なぜ「独眼竜政宗」はこれほど人気だったか。NHKはこのドラマにいくつもの仕掛けをしていた。

まず、主役に若手俳優を抜擢することで「家族で観れるホームドラマ」を目指した。渡辺謙は当時27歳。大河ドラマでは異例の大抜擢だった。また、大将軍や偉人を主人公にしたのではなく、ローカルヒーローを選んだのも成功のひとつ。政宗の半生は骨肉を争う悲劇の連続だが、困難に立ち向かう主人公に共感が集まった。そして斬新なオープニング。レーザービームの中を政宗が馬でかけて行くシーンはお堅い大河ドラマでは新しい試みだっただろう。そして豪華な出演者。出演者一覧を見てみると、勝新太郎や岩下志麻、北大欣也など名だたる名俳優が出演しており、今回、彼らの演技が観れることは嬉しい限り。また、いかりや長介や津川雅彦など亡くなってしまった俳優の姿を見れるのも豪華な大河ドラマならではの楽しみだろう。

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」語り:市川海老蔵。出演:長谷川博己/染谷将太/川口春奈/今井翼/本郷奏多/風間俊介/向井理/滝藤賢一/佐々木蔵之介/片岡愛之助ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kirin」。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。

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