元気の出る終活ドラマ「すぐ死ぬんだから」ハナ、いよいよ愛人とご対面!第4話予告動画と3話ネタバレあらすじ

2020年09月12日08時00分ドラマ
©NHK

三田佳子主演のNHKBSプレミアム/BS4K「すぐ死ぬんだから」9月13日(日)他で放送の第4話は、いよいよハナ(三田佳子)が亡夫岩造(小野武彦)の愛人・薫(余貴美子)とご対面!36年間の屈辱を胸にハナは薫に会いに行くが…第3話ネタバレあらすじ紹介!第4話予告動画は番組公式サイトで公開している。
※第3話を見逃した方は13日、午後4時30分からNHKBSPにて再放送。



「すぐ死ぬんだから」は、『終わった人』の内館牧子の同名の終活小説を女優・三田佳子主演でドラマ化した“終活ドラマ”(Amazonでチェック)。

長年連れ添った夫には、もう一つの家庭があった!36年間、岩造(小野武彦)が自分たちを欺いていたことを知った忍(おし)家の人々は動揺を隠せない。動揺しながらもハナ(三田佳子)は、「死んだ人を恨みたくないし、生きている人を憎みたくもない」と男気を感じさせ、視聴者にアッパレ!と言わせた。

追悼個展を開こうと大切に保管してあった折り紙作品も、もはやハナにとっては恨みの塊でしかない。浴室で大量の折り紙作品を処分している形相は、ちょっとしたホラー。青や緑のインクだからいいようなものの、赤だったら完全に返り血だ。宅配便の人に「そうで~す!」と愛嬌を振りまいたのも、夫(=折り紙作品)を抹殺した形跡を消したいハナの後ろめたさが伝わり爆笑した。

3話では、ニット帽にマフラー、ブルーのロングコートにジーンズというハナの冬のカジュアルルックが好評だった。この撮影が行われたのは、なんと6月。撮影が始まったのは雪景色の冬だったが、新型コロナウィルスの影響のため長期間撮影ができず、夏に真冬の衣装での撮影をすることになったという。

一方、同級生の見舞いに訪れたハナたちは、急に老いてしまった友人を見て、複雑な思いを巡らせる。ロク(小松政夫)のハナに対する恋心も見え隠れし、思い残すことがないように生きようとしている彼らに共感した人も多いのでは?

そんなハナのもとに森岩太郎(溝端淳平)が訪ねてきた!ハナはいよいよ愛人とご対面することになる!ハナのこれからはいったいどうなるのか!?第4話をお楽しみに!

■前回:第3話ネタバレあらすじ
想定外の遺言書の存在がわかり、茫然とするハナ(三田佳子)と家族。愛人、森薫が寄贈してほしいと希望した『平気で生きている』の掛け軸を目の前に、ハナと苺(松下由樹)は「見たくもないわよ!」「燃やす?」と狼狽する。
遺品にあったイケメン青年の写真を見ながらあれこれ推測する苺は、忍(おし)家の長男、雪男と似ても似つかないイケメンっぷりに、通夜に来た青年が岩造の隠し子だとは到底信じられず、岩造が悪い女に騙されたのでは!?と懸念する。
一方、岩造が遺言まで残したことがどうにも腑に落ちないハナは、岩太郎が岩造の実子でないと真っ向から否定することもできなかった。岩造がほんの一時だけ魔が差したんじゃないかという雪男(村杉蝉之介)だが、自分の名前が“雪男”なのに対し、愛人の息子が岩造の一文字を取って“岩太郎”なのにはイケ好かない様子。そしてハナは、岩造があえて『もう一つの家庭』と記したことが頭から離れない。『家庭』とは一緒に食卓を囲むことだからだ。

苺の夫である和夫(田中哲夫)が知り合いの弁護士に調査を依頼し、森薫は国分寺で開業医をしているということが判明する。訴えれば300万円程度の慰謝料が見込めるだろうという和夫にハナは、「ギブアップ!訴えない!全部忘れたい!森薫とも岩造ともさっさと手を切ってスッキリしたい!」と激高する。

問題の掛け軸を愛人方に送付し、岩造の遺した折り紙を必死の形相で処分しまくるハナ。そんなハナのもとに、先だって街角で撮影された雑誌が届く。ページを開くとそこには若々しくてキラキラ輝くハナの姿が!すっかりご満悦になったハナは遺影の岩造に向かって毒を吐き始める。

雅江(高田敏江)が認知症になったと同級生の明美(日色ともゑ)から電話が入り驚くハナは、ロク(小松政夫)らと連れ立って雅江が入所している介護施設に見舞いに訪れる。車椅子姿の雅江を見て「自分たちは恵まれているのかも」と帰り道で語り合う三人。残りの人生を思い残すことなく楽しみたいという明美とロクの言葉に何かを思うハナ。

クリスマスの日、ハナたち家族は餃子パーティーの真っ最中。
夫に先立たれただけでなく、予期せぬ二重生活まで明るみになったことで、ハナがセルフネグレクト(自分を放棄すること)にならなくてよかったとこぼす苺。皮肉にも地獄の淵からハナを救ったのは愛人と息子かもという家族の言葉に、あんな人たちのせいで落ち込んでいる時間が勿体ない、どうせすぐ死ぬんだから悔いなんて絶対残したくないというハナだった。
餃子パーティーも宴たけなわ、突然、岩太郎(溝端淳平)が掛け軸を返しにやってくる。掛け軸は昔、書家の主治医をしていた薫のコネで岩造が手に入れたものだったらしい。そもそも薫には掛け軸に思い入れがないという岩太郎に一同は唖然とする。愛人の子である岩太郎に対し、当然よい気持ちを持ち合わせていない忍(おし)家の人々は岩太郎に詰め寄るが、岩太郎の言葉はあまりにも真摯なものだった。

■第4話あらすじ
ハナ(三田佳子)の前に現れた夫の隠し子、岩太郎(溝端淳平)。一級建築士で好青年の岩太郎に、忍家の一同は複雑。そして17年前、ハナが配達中に自転車から転んで入院した時、夫の岩造(小野武彦)は岩太郎の大学の入学式に行っていたことを知る。認知も望まず生きてきた愛人親子の姿を知って、ハナは自分でも思いもよらない衝動にかられ、夫の愛人で医師の森薫(余貴美子)に会う決心をする。勝負服のハナの前で薫は…。

「すぐ死ぬんだから」は、NHKBSプレミアム/BS4Kにて8月23日より毎週日曜午後10時から放送、翌週日曜午後4時30分から再放送。原作は内館牧子の『すぐ死ぬんだから』、脚本は長田育恵。出演は三田佳子、小野武彦、松下由樹、村杉蝉之介、安藤玉恵、小松政夫、余貴美子 ほか。

NHKプレミアムドラマ「すぐ死ぬんだから」番組公式サイト

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