「エール」第18週「戦場の歌」戦場へ慰問にいった裕一が見たものは!予告動画と第17週ネタバレも

2020年10月09日09時30分ドラマ
@NHK

裕一(窪田正孝)はビルマへ慰問へ!藤堂先生(森山直太朗)との再会もつかの間、戦争の現実を知る!音(二階堂ふみ)と華(根本真陽)は福島へ疎開!そして迎える終戦!NHK連続テレビ小説「エール」第18週「戦場の歌」(10月12日~10月16日)のあらすじと見どころをご紹介!予告動画は番組公式サイトにて公開中だ。



10月5日からの「エール」第17週「歌の力」は、裕一に召集令状がくるが、国のために多くの曲を作ってきた裕一は軍の映画に協力することで招集を免れる。具体的には招集はされるがすぐに開放されるというのだ。そして、映画のために予科練を見学に行き、予科練生の心を聞き出し、またまた、ヒット作となる「若鷲の歌」を生み出す。しかし、その歌は戦争の現実を隠して、戦争へと駆り立ててゆく曲なのだ。五郎(岡部大)に指摘されて激高する裕一だが、本人が一番、「自分だけが戦線に立たずに…」と気に病んでいることなのだ。

戦時中の話で厳しいシーンが続く中、やはりほっこりするのは、梅(森七菜)と五郎のシーンだ。2人がキスしているところを見てしまう光子(薬師丸ひろ子)の姿に「裕一と音の時と同じ!」と、懐かしいシーンを思い出す人も多かった。ほっこりさせられることで愛されるキャラクターの五郎だが、馬具作りを通じて戦争を支えることに罪悪感を覚えてゆく。岡部は「ドラマ全体としても、『エール』は戦争をかなり丁寧に描いていると思います。つらいシーンもありますけど、そこからみんなで前を向いていくと思うので、ぜひ見届けてください」とインタビューに答えている。

10月12日からの「戦場の歌」では、裕一は、慰問として戦地に向かう。そして、そこで戦争の現実を見ることになる。思うように進まない作戦、厳しい食糧事情、倒れ行く兵士たち…。自分が戦意高揚の歌を作って送り出した兵士たちの現実をみたり、ついに終戦となってしまった時、裕一の心に変化が起きる。そして、一言「僕は音楽が憎い」と発する。

【第17週(2020/10/5-10/9)】ネタバレあらすじ
昭和18年。世の中が戦争の雰囲気にのまれて、すべての人が同じ思いで戦争に立ち向かうことを強制される空気のなか、裕一(窪田正孝)のもとに召集令状が届く。これまで戦争のための曲をたくさんつくってきた裕一だったが、自分が兵隊になって戦地に向かうことは想像した事がなかったので、裕一は複雑な気持ちになる。そんなある日、裕一をたずねて、東都映画の三隅(正名僕蔵)という男が古山家を訪れる。裕一は、三隅から依頼された海軍航空隊の予科練習生を主題とした映画の曲づくりに取り組む。曲作りで国に多大な貢献をしているということを理由に召集を解除になった裕一だったが、一度は覚悟を決めていただけに、喜ぶ音(二階堂ふみ)とは対照的に内心複雑だった。

一方、豊橋では集会での礼拝を禁止された光子(薬師丸ひろ子)たち信徒が集まって話し合っていた。五郎(岡部大)はやっと一人前と認めてもらって、梅(森七菜)と結婚することができた。7年越しの夢がかなった。集会には、光子とともに梅や五郎も同行するが、信徒たちに、軍の仕事をしているため辛くあたられる。五郎は聖書を熟読して、キリスト教について学ぶ。

予科練の映画「決戦の大空へ」の曲作りに取り組む裕一は、一度は曲を書きあげるが、予科練の若者の気持ちをもっと熱く深く表現したいと、曲の発表を延期してもらい、予科練たちの日常を体験しに土浦航空隊にやって来る。それでもなかなか曲が書けずに苦労する。しかし、一人の予科練生から話を聞いたことで、短調の曲のイメージができあがる。軍の上層部はもともと作っていた長調の曲が勇ましくていいというが、予科練生に聞かせると満場一致で短調の曲を選んだ。そして、裕一が曲作りに取り組んだ映画「決戦の大空へ」が封切られると、映画も主題歌「若鷲の歌」のレコードも大ヒットを記録する。

一方、裕一不在の古山家に鉄男(中村蒼)がやって来る。鉄男は取材中に聞いた戦争に関する噂話を音に伝える。それは、日本に伝えられているような現状ではなく、外地では日本軍は負け続きだという。そして、慰問の話があるが、その候補として裕一の名前があがっているという。裕一は人に頼まれるといやといえない性格だから気を付けた方たいいと鉄男入った。

そんなある日、ようやく結婚した五郎(岡部大)と梅(森七菜)が豊橋からやって来る。自分の曲が戦う人の力になればいいと思って曲を作っている裕一に、五郎は裕一が思ってもみなかった言葉、戦争に加担する曲を作ってほしくないと告げる。五郎の言葉に思わず激怒した裕一を心配する音と梅だった。五郎はキリスト教に改宗をしていた。戦うこと自体をやめたいと思っていたのだ。

音の音楽教室に来ていた弘哉が予科練にゆくと、挨拶にきた。映画「決戦の大空へ」をみて、国のために戦おうと決めたというのだ。母一人子一人でがんばってきた母は、前向きにがんばる弘哉を止めることなどできないと寂しげに言った。そんな母のことを心配そうに音は見送った。

報国音楽協会に呼び出された裕一は、戦地の慰問を依頼される。裕一の帰宅を待っていた鉄男は、前線は思っている以上に危ないので慰問には行くなと忠告する。裕一は皆が命がけで戦っているなら、自分は自分のできることで協力したいと聞く耳を持たない。そして1か月後、裕一に慰問に出発するよう命令が下る。5日後には出発するという話を聞いた音に、裕一は手紙を残した。それは今まで自分を信じてくれたお礼と、戦争が終わったら、また二人で夢を見ようという手紙だった。そして、裕一は戦地へ向かっていった。

【第18週(2020/10/12-10/16)】あらすじ
■第86話(月)
音楽慰問のために裕一(窪田正孝)が向かった先は、インド北東部のインパールを攻略する作戦が始まっていたビルマだった。裕一は戦況を聞くために毎日司令部を訪れるが、作戦が予定通りに進んでいないようで、前線に向かう命令がなかなか下りない。一方、音(二階堂ふみ)は、まさ(菊池桃子)の病状が悪化したという浩二(佐久本宝)からの知らせもあり、華(根本真陽)を連れて福島に疎開することにする。

■第87話(火)
前線から戻った中井(小松和重)の話で、裕一(窪田正孝)は戦況が絶望的な事を知る。記者の大倉(片桐仁)から、藤堂先生(森山直太朗)がビルマにいる部隊の隊長として配属されていることを聞いた裕一(窪田正孝)は、危険な状況の中行くべきかしばらく悩んだ末、慰問を申し出る。一方、音(二階堂ふみ)は福島でまさ(菊池桃子)や浩二(佐久本宝)、華(根本真陽)とおだやかな毎日を過ごしていた。

■第88話(水)
藤堂先生(森山直太朗)と再会をした裕一(窪田正孝)は、兵士の慰問のために翌日に行うコンサートに向け、楽器ができる兵士たちを集めた急ごしらえの音楽隊のメンバーで練習をはじめる。ラングーン滞在中に裕一がビルマで戦う兵士たちのために書いた曲、「ビルマ派遣軍の歌」を高らかに歌う藤堂先生。音楽を通して皆の気持ちが通じ合い、心を割って話をした翌日・・・。部隊を思わぬ悲劇が襲う

■第89話(木)
慰問から日本に帰国した裕一(窪田正孝)は、その足で藤堂先生(森山直太朗)から託された手紙を昌子(堀内敬子)に渡すために、藤堂家に向かう。心の整理がつかない裕一はしばらく一人でいたいと、音(二階堂ふみ)と華(根本真陽)たちを福島に残して東京に戻る。戦況が悪化すればするほど、国民の士気を高めるために裕一への曲づくりの依頼は増え続け、裕一は心を殺して曲をつくり続けていた…。

■第90話(金)
長かった戦争がようやく終わる。豊橋では、梅(森七菜)を助けようとして戦火に巻き込まれた岩城(吉原光夫)が、入院生活を続けていた。裕一(窪田正孝)は戦争中、自分の作った音楽が人々を戦うことに駆り立て、その結果若い人の命を奪ってきたことを自分のせいだと悔やんで曲を書くことができなくなってしまう。一方、劇作家の池田(北村有起哉)は戦争孤児のドラマの企画をNHKに持ち込む。

【作】清水友佳子、嶋田うれ葉、吉田照幸
【出演】窪田正孝、二階堂ふみ、森山直太朗、中村蒼、野間口徹、仲里依紗、菊池桃子、森七菜、松井玲奈、根本真陽、北村有起哉他
【語り】津田健次郎
Twitter公式アカウント「@asadora_nhk」

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