杉咲花「おちょやん」第3週「うちのやりたいことて、なんやろ」芝居に夢中な千代!予告動画と第2週ネタバレあらすじも

2020年12月11日09時50分ドラマ
@NHK

NHK朝ドラ「おちょやん」、第3週「うちのやりたいことて、なんやろ」からはヒロインは杉咲花にバトンタッチ!奉公の年季を終え、やりたいことを模索する!千代は心の機微を察せる素敵な働き者の女性になっていた!NHK朝の連続テレビ小説「おちょやん」第3週「うちのやりたいことて、なんやろ」(12月14日~12月18日)のあらすじと見どころをご紹介!予告動画は番組公式サイトで公開されている。



12月7日から放送された第2週から舞台は賑やかな道頓堀へと移った。千代(毎田暖乃)は芝居茶屋に奉公に出されるが、それは朝から晩まで忙しい日々の連続だ。女将の岡田シズ(篠原涼子)から「一か月以内に仕事を覚えなければクビ」と言われ、お茶子の先輩であるかめ(楠見薫)から厳しい指導をされる。シズの娘、いとはんであるみつえ(岸田結光)や人気喜劇の天海一座の天海一平(中須翔真)たちと同じ歳ながらも全く違う境遇だ。8日には、情報番組「あさイチ」に千代の実の母親役を演じた三戸なつが登場し、前の時間に放送されたドラマ内で仕事に忙殺される千代をみて、涙ぐんでしまった。そんな千代もなんとか岡安に自分の居場所を作ってつつあったが、お使い物を頼まれた際、道草して時間に遅れてしまい、シズから首を言い渡される。その後、岡安に戻ったが、その時、自分の境遇を話し、土下座して「ここにいさせてください」と頼み、そんな千代を皆がお茶子として認めてゆくシーンは、朝から涙を誘うシーンとなった。

千代のモデルとされているのは、松竹新喜劇で看板女優として活躍した喜劇女優・浪花千栄子だが、NHK朝の連続テレビ小説「わろてんか」では吉本興業の創業者である吉本せいをモデルとしていたことから二つのドラマが比較されている。「おちょやん」をみて、「わろてんか」を配信などで見返し、二つを比べるのも楽しみの一つとなる。

12月14日より放送される第3週では、大正13年まで飛ぶ。千代も岡安での奉公を終える年になっていた。演じるのは、子役の毎田暖乃からバトンタッチされた杉咲花になる。第2週から登場し、のちに”喜劇界のプリンス”と呼ばれる天海一平役は、成田凌に引き継がれる。子役は中須翔真が演じたが、この中須が成田凌に顔だけでなく、声までよく似ていると評判だ。子役たちからバトンを受けた俳優たちの演技が待ち遠しい第3週となる。

【第2週(2020/12/7-12/11)ネタバレあらすじ
道頓堀にやってきた竹井千代(毎田暖乃)。目に映るもの全てが、華やかな世界だった。千代の奉公先は、芝居茶屋・岡安。そこを取り仕切る女将の岡田シズ(篠原涼子)から、ひと月の間に「お茶子」と呼ばれる女中の仕事を全て覚えるよう、条件を出される。いざ働き出すと、炊事、洗濯、お使いとお茶子として覚えることは山ほどあった。目の回るような忙しさの中で道頓堀を駆け回る千代のお茶子修行の日々が始まったのだった。当然ながら、慣れない仕事に失敗の連続だ。シズの娘で同い年のみつえからは説教を受け、岡安の商売敵・福富の女将の菊(いしのようこ)には門前払いされてしまう。かめ(楠見薫)を中心とする岡安のお茶子の先輩からは、面倒なことを押しつけられる日々。気がつけば、風呂屋にも間に合わず、一日が終わる。しかし、家に戻ることはできない千代は怒られつつも仕事を覚えてゆく日々だ。

そんなある夜、千代は、偶然に天海一平(中須翔真)と出会う。その時は、一平が運命の人となることを知る由もない千代だった。

芝居の街・道頓堀で、一、二の人気を誇る喜劇の天海一座が岡安にやってきた。その一座の子役・天海一平と出会うと、それが前の晩、偶然にであった一平だと知る。一平は父親の舞台に一緒に立っているが、本当はやりたくないのだ。仮病を使って岡安で休んでいると千代と話をする機会ができた。一平は、酒飲みで女癖が悪い自分の父・天海の事が大嫌いだと話す。千代はその言葉に親近感を覚える。

そんなある日、客の弁当を届けに来た千代は、初めて芝居というものを目にする。舞台の上で演じていたのは、高城百合子(井川遙)という女優だった。その姿に、千代の目は釘付けになった。通りかかった鶴亀座の熊田(西川忠志)から台本をもらうものの、学校に通っていない千代は本を読むことができない。仮病であることをだまっていることを条件に一平に読み方を教えてもらった。女優・高城百合子の美しさと情熱的な演技に、魅了された千代は、手に入れた台本で、文字の勉強を少しずつ始める。

そんなとき、一平の父、天海が突然、亡くなってしまう。劇場では盛大な葬儀が行われた。鶴亀株式会社の社長、大山鶴蔵(中村鴈治郎)は、一平に二代目を継がせるよう一座の面々に伝える。一方、千代は隣近所だった小林と道頓堀で遭遇し、父テルヲ(トータス松本)たち家族が夜逃げしたことを聞かされた。

岡安の女将シズから大切な使いを頼まれた千代だが、家族のことを考えると自然と足が遅くなった。そして途中で一平と出会い帰りが遅くなったことで贔屓(ひいき)の客を怒らせてしまう。贔屓の客は、引退する役者に渾身の贈り物をしたかったのだが、それを運ぶ千代が時間に遅れたため、役者に渡すことができなかったのだ。贔屓客の心を考えると、しずは千代を責めた。

お茶子失格となり岡安を翌朝出て行くことになった。この時、岡安の誰もが千代の父テルヲが夜逃げしてしまい、千代には帰る家が無いことを知らなかった。千代はひとり道頓堀をぶらつくしかなかった。道頓堀以外、どこにも行く宛の無いのだ。ようやく居場所を突き止めたのは、シズの母親のハナ(宮田圭子)だった。ハナは千代を連れて一平が出演する舞台を見せに連れて行ってくれる。親子の情を面白おかしく表現した芝居だったが、千代は引き込まれる。

その後、岡安に戻り、自分の境遇を素直に話し、岡安においてほしいと懇願する。そんな千代のことをシズは「うちのおちょやん」と認めてくれた。そして、時は流れ、千代はお茶子として一人前になっていた。

【第3週(2020/12/14-12/18)あらすじ
■第11話(月)
大正13年、秋。千代(杉咲花)が道頓堀の芝居茶屋・岡安へ奉公に来て8年がたった。千代は、お茶子として一人前に仕事をしながらも、時間さえあれば相変わらず芝居に夢中の日々だった。まもなく数えで18歳。奉公が終わる年季明けが近づいていた。そんな折、岡安の女将シズ(篠原涼子)から思いがけず、自分の将来のことを問われ、困惑する千代。本当に自分がやりたいことは何なのか。生まれて初めて、本気で考えるようになる。

■第12話(火)
女将のシズ(篠原涼子)から、年季明けを前に「自分のやりたいことを考えなさい」と諭された千代(杉咲花)。そんなある日、ずっと憧れ続けて来た女優、高城百合子(井川遥)と偶然に再会する。百合子もまた岐路に立っていた。会社から、芝居小屋や舞台ではなく、当時「活動写真」と呼ばれていた映画の撮影所へ行くように命じられていた百合子は、それが嫌で逃げ回っていたのだ。千代は、そんな百合子を岡安でかくまうことにする。

■第13話(水)
大女優・高城百合子(井川遥)の失踪騒動と時を同じくして、道頓堀の劇場を沸かしていた歌舞伎役者、早川延四郎(片岡松十郎)。千秋楽をもって廃業する延四郎は、かつて深い因縁のあった岡安の女将シズ(篠原涼子)と20年ぶりの再会を果たす。その現場を見ていたライバル茶屋、福富のお茶子が「2人が不義密通の関係である」との噂を広め、道頓堀中に悪い評判がたつ。その最中、千代(杉咲花)を呼び止めたのは延四郎だった…

■第14話(木)
早川延四郎(片岡松十郎)と話した千代(杉咲花)は延四郎の人柄とシズ(篠原涼子)への深い思いに触れ託された手紙を受け取ってしまう。一方その手紙を決して開こうとはしない、かたくななシズが抱く延四郎への秘められた思いにも気付く千代は二人がこのまま会えず終(じま)いで良いのか思い悩む。そんな中シズをはじめお茶子たちは、延四郎の千秋楽翌日に執り行われる大口の芝居客を総出で接待する「組見」の準備で大忙しだった

■第15話(金)
岡安総出の組見の日に、女将のシズ(篠原涼子)に延四郎(片岡松十郎)に会いに行くことを説得した千代(杉咲花)。そこには、千代のシズへの感謝の思いが溢れていた。組見当日、他のお茶子たちやかめ、みつえとも協力しながら、大勢の芝居客の接待を目が回る程の忙しさの中でも滞りなくすすめていく。一方、待ち合わせ場所に立つシズ。その姿を見て、驚きを隠せない延四郎。20年の歳月を経て、二人の秘められた思いが交錯する。

【作】八津弘幸
【出演】杉咲花、トータス松本、宮澤エマ、毎田暖乃、篠原涼子、名倉潤、いしのようこ、成田凌、星田英利、中村鴈治郎、井川遥、若村麻由美他
【語り】桂吉弥
【音楽】サキタハヂメ
Twitter公式アカウント「@asadora_bk_nhk」

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 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時30分~11時45分[再]
   (土)午前9時30分~11時[1週間分]

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