【最終回ネタバレ】「危険なビーナス」伯朗(妻夫木聡)がたどり着いた真実!母を殺したのは憲三(小日向文世)だった!

2020年12月14日10時43分ドラマ
@TBS

東野圭吾原作「危険なビーナス」の最終回・第10話は視聴率12.7%でフィニッシュ!真犯人は叔父の憲三(小日向文世)、弟・明人(染谷将太)は誘拐されていなかった!そして、明人の嫁を演じていた楓(吉高由里子)と伯朗はいい感じに?!「危険なビーナス」の最新話はTBSFree、TVerにて無料配信、全話はParaviで見放題配信中だ。



2020年10月11日に放送が開始され、視聴率は14.1%、12.5%、11.7%、11.0%、10.9%、11.2%、10.9%、10.9%、8.7%と推移、12月13日に放送された最終回は12.7%でのフィニッシュとなった(ビデオリサーチ社調べ、関東地区)。第9話で1桁となってしまったが、幾多の謎の解明となった最終回は二桁をキープした。

第10話の最終回でやっと真犯人がわかった。監禁されていたと思われていた明人(染谷将太)は、日本に帰国した際、警察のサイバー犯罪対策課から、明人の拉致監禁の募集がネットに出回っていたことからおとり捜査に参加していたため、身を隠していたのだ。そして、嫁を演じていた楓(吉高由里子)は警察の人間だった。明人の財産を狙って家を盗聴していた勇磨(ディーン・フジオカ)はおとり捜査をしり、協力していたのだ。伯朗(妻夫木聡)は知らずに懸命に明人に協力していたことになる。そして、明人が管理する「寛恕の網(かんじょのあみ)」という絵をどうしても盗りたいために、母・禎子(斉藤由貴)を殺したのは、叔父である憲三(小日向文世)だった。

「寛恕の網(かんじょのあみ)」は、ウラム螺旋の表現方法を変えてより緻密にした絵だといい、素数の分布に法則性があることを示す人類にとって画期的な発見につながるものなのだという。この絵が憲三にとって最も価値のあるものだった。そして、牧雄(池内万作)や勇磨にとっては康治(栗原英雄)の研究資料が最も価値のあるもの。たぶん、残された普通の人にとっては30億の財産が最も価値のなるものとなる。

第9話まで、登場回数は少ないものの、穏やかな表情で、常に伯朗の味方だった憲三だが、何年も前に禎子を殺していたという事実を隠して、あの穏やかな表情だと思うと、恐ろしさが募る。妻であり、禎子の妹の順子(坂井真紀)の辛さも相当である。

ドラマのラストでは、伯朗と楓の二人は、弟の嫁や潜入捜査官という立場ではなく付き合い始める。

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■最終回・第10話ネタバレあらすじ
矢神家の親族会。当主・康治(栗原英雄)が亡くなり、明人(染谷将太)が戻らない今、矢神家の遺産はいよいよ康之介(栗田芳宏)の子たちに均等に分配されることになった。しかし、楓(吉高由里子)は後天性サヴァン症候群の研究記録さえ見つかれば明人を救い出せると波恵(戸田恵子)に訴え、勇磨(ディーン・フジオカ)も楓に味方する。

その時、行方を晦ましていた牧雄(池内万作)が突然現れ、康治の研究資料が手に入ったと言い出した。それをきっかけに一族で醜い言い争いが勃発する。見かねた波恵が一同を制し、康之介に関することを話し始めた。それは、波恵が若いころ、家を出て修平という男性を同棲をしていた。その修平こそ、君津の育ての親だ。康之介は家を出た波恵を家に戻すために、修平に自分の愛人をあてがわせたのだ。ショックを受けた波恵が帰るところは矢神家でしかなかった。康之介に腹をたてた波恵は康之介のお茶に少しずつ毒を入れていた。そのことが原因で康之介が死んだかはわからない。そして、醜い争いをやめさせるために、本当は今日、毒をお茶に入れるつもりだったという。しかし、明人や伯朗(妻夫木聡)に希望を感じたために、そのことは行動に移さなかった。

牧雄がもってきていた研究資料は偽物だった。伯朗は母から譲り受けた貴重なものを渡さなければ明人を殺す」という犯人からのメールが届いたと親族の前で告白する。「明人は必ず僕が救い出します!」と宣言し、矢神家を後にする。なにかヒントを探そうと叔母・順子の家に行く。伯朗は自分がもっている実の父親の絵がのっているアルバムから、「寛恕の網(かんじょのあみ)」という写真だけがはがされていることを話す。すると、順子は明人が昔、不思議な絵を持ってきたという。そして、伯朗は、順子に小泉の家がまだ残っていることを話した。

伯朗、楓、勇磨の3人で小泉の家をもう一度探していると、勇磨が天井裏から研究記録を探し出した。以前、そこを探したはずの伯朗は不思議に思うが、勇磨と落ち合う約束をして家を出た。車を運転して少しして、小泉の家が残っていることをしっている人物が他にいたことを思い出した。順子の家にいったときに話したのだ。そして、隣の部屋でそれを聞いていた人物がいた。

小泉の家に戻ると明かりがついた。そこにいたのは、憲三(小日向文世)だった。研究記録をおいておいたのは憲三だった。研究記録が見つかれば伯朗たちは小泉の家を後にするので、一人でゆっくりと「寛恕の網」が探せると思ったという。寛恕の網とは、ウラム螺旋の表現方法を変えてより緻密にした絵だといい、素数の分布に法則性があることを示す人類にとって画期的な発見につながるものだという。康治が残した謎の言葉「あきとにうらむな」は、「明人にウラム」とこのことをいいかけたものだったと伯朗は思った。

憲三は「寛恕の網」のことを知っていた牧雄と突き落としたという。そして、もっと衝撃的なこととして、「寛恕の網」を探しているのを禎子に見つかったしまい、公論の末に殺してしまったのも憲三だったのだ。そして、憲三は小泉の家に火をつけた。「寛恕の網」とともに死にたいという憲三を楓とともに外にだした白狼は、絵の隠し場所が、押入れのふすまの中だと気が付き、家に戻った。ふすまをやぶくと確かにそこに絵があった。火の手に行く手を阻まれていると、明人がやってきて「絵なんてどうでもいい!逃げよう」と伯朗の手を引いた。

警察にゆき、明人の監禁についての話を聞く。来日した明人に対する監禁予告の記事をみたサイバー対策課が明人に連絡をとり、おとり捜査を始めたのだ。明人は実際は監禁されていなかった。そして、楓は潜入捜査官だった。盗聴によってその事実をしった勇磨は捜査に協力していたのだ。明人は、母親に死の真相がわかったことを伯朗に感謝した。父親の死に目に会えなくても、父も母の死の真相がわかったことを喜んでいると思うという。

「寛恕の網」は、伯朗の実の父親が「伯朗との最後の思い出だから」といってとっていたものであったこともわかった。明人は百合華(堀田真由)と結婚を前提に付き合うことになり、伯朗は元美(中村アン)の計らいで、楓とフレンチデートにこぎつけた。

TBS 2020年10月スタート。毎週日曜日放送、「危険なビーナス」。出演:妻夫木聡、吉高由里子、染谷将太、ディーンフジオカ、麻生祐未、中村アン、斉藤由貴、小日向文世、坂井真紀、戸田恵子ほか。番組公式Twitterアカウントは「@kikenna_venus」。PR動画は番組公式サイトで公開されている。

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