杉咲花「おちょやん」第4週「どこにも行きとうない」千代はまた父親の借金のために奉公へ?予告動画と第3週ネタバレあらすじも

2020年12月18日09時30分ドラマ
@NHK

NHK朝ドラ「おちょやん」、第4週「どこにも行きとうない」で、夜逃げしていた父・テルヲ(トータス松本)と再会する!しかし、それは決して楽しい再会ではなかった!父は借金のために再び千代を奉公に出そうとしていた!懐かしい天海一座も道頓堀にやってくる!NHK朝の連続テレビ小説「おちょやん」第4週「どこにも行きとうない」(12月21日~12月25日)のあらすじと見どころをご紹介!予告動画は番組公式サイトで公開されている。



12月14日から放送された第3週からは杉咲花が17歳の千代を演じ始めた。演技力については申し分ない評判の杉咲は元気いっぱいの千代を演じている。千代が奉公にあがっている岡安のいとはん・みつえは東野絢香に、岡安のライバルの芝居茶屋・福富の息子の福助は井上拓哉にバトンタッチされた。3人は同じ歳で、奉公人、いとはん、ライバル店の跡取り息子と立場は違うが、3人に流れる空気は幼少時とかわりない。3人の掛け合いは楽しく見守ることができる。

千代は、大人にもまれて生活しているうちに、人の心のわかる優しい女性に育っていた。映画へ移るのがいやで飛び出した女優、高城百合子(井川遥)の気持ちを察したり、岡安の女将であるシズ(篠原涼子)の秘めた気持ち、シズを思いやる歌舞伎役者、早川延四郎(片岡松十郎)の気持ちなどを察することができた。

千代が働く岡安と同じ芝居茶屋の福助とのライバル関係も面白く描かれている。福助の女将である菊(いしのようこ)のいやみな感じや、岡安のお茶子たちと福助のお茶子の嫌味合戦もくすっとなるシーンだ。岡安の女将であるシズは、幼い日の千代に厳しくあたっていたかと思ったが、千代にとっては追い出さないでくれた人でもあり、8年間一人前のお茶子に育ててくれた恩義ある人でもある。第3週は、そんなシズの若かりし日の恋も描かれた。

12月21日より放送される第4週では、千代にピンチが訪れる。それは、やっぱり、父・テルヲ(トータス松本)だ。8年前、借金のために千代を岡安へ奉公に出したが、なんと、8年経っても同じことを千代に強いるというろくでもない父親なのだ。岡安で働こうと決めた千代の前にそんなテルヲが現れて、借金取りまでやってくる。柄の悪い借金取りが大勢おしかける岡安の評判が落ちてしまう。ピンチに陥った千代は仕方なく別の店に奉公にゆくことを決心する。親のためにたった9歳で奉公に出され、17歳で奉公が明けたと思えば、また、借金のために奉公に出されそうになる。なんとか千代がその運命から逃れてほしいと願う視聴者ばかりである。

【第3週(2020/12/14-12/18)ネタバレあらすじ
大正13年、秋。千代(杉咲花)が道頓堀の芝居茶屋・岡安へ奉公に来て8年がたった。千代は、お茶子として一人前に仕事をしながらも、時間さえあれば相変わらず芝居に夢中の日々だった。まもなく数えで18歳、奉公が終わる年季明けが近づいていた。そんな折、岡安の女将シズ(篠原涼子)から思いがけず、自分の将来のことを問われ、千代は困惑する。本当に自分がやりたいことは何なのか。生まれて初めて、本気で考えるようになる。

そんなある日、ずっと憧れ続けて来た女優、高城百合子(井川遥)と偶然に再会する。百合子もまた岐路に立っていた。会社から、芝居小屋や舞台ではなく、当時「活動写真」と呼ばれていた映画の撮影所へ行くように命じられていた百合子は、それが嫌で逃げ回っていたのだ。千代は、そんな百合子を岡安でかくまうことにする。まだ、岡安に奉公に出始めたばかりの頃からのあこがれの百合子を前にして、ずっと大事にしてきた「人形の家」の台本を持ってくる。そして、百合子相手に芝居をするのだった。百合子は「人生は一度きりだから好きなことをしろ」といって戻っていった。

大女優・高城百合子の失踪騒動と時を同じくして、道頓堀の劇場を沸かしていた歌舞伎役者、早川延四郎(片岡松十郎)。千秋楽をもって廃業する延四郎は、かつて深い因縁のあった岡安の女将シズ(篠原涼子)と20年ぶりの再会を果たす。その現場を見ていたライバル茶屋、福富のお茶子が「2人が不義密通の関係である」との噂を広め、道頓堀中に悪い評判がたつ。シズはお茶子たちの前で、延四郎との若い頃の話をきちんとする。それは、お茶子見習いをしていたころの話だ。しかし、今はすっぱり断ち切っているという。

その最中、千代を呼び止めたのは延四郎だった。早川延四郎と話した千代は延四郎の人柄とシズへの深い思いに触れ託された手紙を受け取ってしまう。

一方その手紙を決して開こうとはしない、かたくななシズが抱く延四郎への秘められた思いにも気付く千代は二人がこのまま会えず終(じま)いで良いのか思い悩む。そんな中シズをはじめお茶子たちは、延四郎の千秋楽翌日に執り行われる大口の芝居客を総出で接待する「組見」の準備で大忙しだった岡安総出の組見の日に、女将のシズに延四郎に会いに行くことを千代は説得した。そこには、千代のシズへの感謝の思いが溢れていた。シズは、若い頃、延四郎が自分のことを温かく見守ってくれたから今まで仕事ができているといったが、千代にとっての恩人はシズだった。シズが後悔しないようにと、お茶子たちだけで組見をしきってみせるといい、シズを説得したのだ。組見当日、他のお茶子たちやかめ、いとはんであるみつえとも協力しながら、大勢の芝居客の接待を目が回る程の忙しさの中でも滞りなくすすめていく。

一方、待ち合わせ場所に立つシズ。その姿を見て、驚きを隠せない延四郎。20年の歳月を経て、二人の秘められた思いが交錯する。二人は今後のお互いの活躍を祈りつつ別れた。そして、一か月後、延四郎の訃報が岡安に届いた。延四郎は重い病を押して最後の舞台にたっていたのだ。

年が明け、晴れて、奉公が終わり、今後も岡安でお茶子として働いてゆくと決心した千代の前に父・テルヲ(トータス松本)が現れた。

【第4週(2020/12/21-12/25)あらすじ
■第16話(月)
千代(杉咲花)が芝居茶屋「岡安」で奉公して8年が経ち、年季が明けた千代は、そのまま岡安で働くことを決めた。その矢先、父テルヲ(トータス松本)が突然、千代の前に現れる。テルヲは千代に一緒に暮らそうと持ちかけるのだった。その頃、天海一平(成田凌)と須賀廼家千之助(星田英利)の天海一座が久しぶりに道頓堀に戻ってきた。久々に再会した一平は、芸子遊びばかりで、芝居に真剣に取り組んでいるようには見えなかった。

■第17話(火)
道頓堀での一番の人気は、須賀廼家万太郎(板尾創路)が率いる万太郎一座で、劇場は連日満員だった。一方、千代(杉咲花)と久々に再会した一平(成田凌)は、芸子遊びばかりで、芝居に真剣に取り組んでいるようには見えなかった。そんな一平は飲み屋で偶然、千代の父テルヲが借金の返済のために、千代を別の店に身売りしようとしていることを知る。借金取りから逃げられないと悟ったテルヲは、奥の手を使い、千代を説得する。

■第18話(水)
千代(杉咲花)には内緒で、テルヲ(トータス松本)を問いただそうする一平(成田凌)。しかし千代自身も結局は、テルヲが借金返済のために千代を別の店へ身売りしようとしていた事実を知ってしまう。そんなテルヲのたくらみを、千代はきっぱりと断る。すると今度は、借金の取り立て屋が大勢、岡安に押し掛け、嫌がらせを始める。女将のシズ(篠原涼子)をはじめ、岡安の仲間や客に迷惑を掛けることが居たたまれない千代だった。

■第19話(木)
テルヲ(トータス松本)の借金の取り立て屋からの岡安への嫌がらせはエスカレート。ひいきの客の足も遠のいていく。風呂の帰りに取り立て屋とテルヲに待ち伏せされた千代は、怖がる玉と里子を気遣い、岡安を出てテルヲの意に従うことを決意する。女将のシズ(篠原涼子)は、千代の意思を受け入れ、天海一座の千秋楽までの7日間、仕事を勤め上げるよう伝える。ところが天海一座の客の入りは悪く、突如中日で打ち切られることに…

■第20話(金)


【作】八津弘幸
【出演】杉咲花、トータス松本、宮澤エマ、毎田暖乃、篠原涼子、名倉潤、いしのようこ、成田凌、星田英利、中村鴈治郎、井川遥、若村麻由美他
【語り】桂吉弥
【音楽】サキタハヂメ
Twitter公式アカウント「@asadora_bk_nhk」

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