松居大悟監督最新作&成田凌主演『くれなずめ』で前田敦子が恋する堅物委員長、城田優がコワモテヤンキーに!

2020年12月21日12時00分映画

松居大悟監督の実体験をもとに2017年に上演された完全オリジナルの舞台劇『くれなずめ』が、成田凌を筆頭に個性派かつ実⼒派の俳優たちを迎えで映画化され、2021年GWに全国公開するが、本日21日、第2弾キャスト発表として前田敦子、城田優ら10名が解禁!Youtubeにて舞台版劇団員の過去コメント動画が視聴できる。



『くれなずめ』は、高校時代、帰宅部でつるんでいた6人の仲間たちが、友人の結婚披露宴で余興(赤フンダンス!)をやるべく5年ぶりに集まった。久しぶりに出会った彼らは、その余興の後、“披露宴”と“二次会”の間の妙に⻑い“狭間”の時間を持て余しながら、昔の思い出に想いを馳せる。「しかし吉尾、お前ほんとに変わんねぇよな。なんでそんなに変わんねぇの? まあいいか、そんなのどうでも」自分たちは今も友達で、これからもずっとずっと友達でい続けるのだろうと思っていた。そう、たったひとりを除いては・・・。しかし、この微妙な“狭間”の時間に起こるある出来事。それは見るものの予想を超えていくものだった。

映画版では、先日放送が開始されたNHK連続テレビ小説「おちょやん」でもメインキャストとして出演する気鋭の演技派俳優らを含め、個性的かつ実力派の豪華俳優が勢揃った。今回発表される第⼆弾キャストは合計10名。映画・ドラマなど多岐にわたる活躍をみせており、近年では『町田くんの世界』(19/石井裕也監督)や、ロカルノ国際映画祭で上映された主演映画『旅のおわり世界のはじまり』(19/⿊沢清監督)での好演が記憶に新しい前田敦子が演じるのは、気が強く責任感があり、高校時代の同級生で、主人公の吉尾と⼀緒に清掃委員をしていたミキエ。披露宴で再び6人と再会する紅⼀点の役所。前田は「現場での6人も⼀瞬で青春を取り戻したかのように無邪気で無防備に高め合っていて、とにかく楽しそうで、うらやましかったです。」と本作の撮影を振り返った。吉尾ら“6人組”が怖がるヤンチャな同級⽣、松岡を演じたのは、映画・ドラマ・舞台など幅広く活躍し、演じるだけでなくミュージカルのプロデュースなども⼿がける城田優。スクリーンに登場するだけで溢れでてしまう個性的なキャラクターたちに期待が高まる。

吉尾たちが余興を披露する結婚式場のウエディングプランナーの弘美を演じるのは2012年女優デビュー後、映画・舞台に出演し、モデルとしても活躍する飯豊まりえ、浜野謙太演じるソースの妻・愛役を演じるのはドラマ「来世ではちゃんとします」で主演を務めた内⽥理央。吉尾とミキエが務める清掃委員の後輩役には、⼦役として映画を中⼼に多くの作品に出演する小林喜⽇、と2016年結成のお笑いトリオ・四千頭身のボケ担当、お笑い第七世代の筆頭としてバラエティに引っ張りだこで、今作で演技初挑戦となる都築拓紀(四千頭身) が演じる。

その他にも2008年、映画『クライマーズ・ハイ』で⼀躍脚光を浴び、以後名バイプレイヤーとして数々の映画やドラマに出演する滝藤賢⼀。近年では舞台プロデュースの他、若手俳優に対してのワークショップを主宰し、後進の指導にも⼒を注いでいる近藤芳正。劇作家、演出家、俳優として活動し、多くの作品に起用される岩松了。今回「赤フンダンス」の振付も担当したパパイヤ鈴⽊らベテラン勢が参戦し、スーパー豪華なキャストが勢ぞろいした!

友人の結婚式で余興を披露するために久々に集まった⾼校時代の旧友たちが歩く、結婚式の【披露宴から⼆次会までの狭間】を描いた物語。しょうもないことで笑っていたあの頃があるから、今の自分があることを思い出させてくれる。誰もが経験したことのある、あの太陽が沈みそうで沈まない、えも言われぬ「くれなずむ」瞬間に名前をつけてくれるような、愛おしい作品が完成しました。松居監督ならではの観る人の予想を超える「仕掛け」も必見だ!

なお、タイトルの『くれなずめ』は、「暮れなずむ」を変化させ、命令形にした松居監督自身による造語。日が暮れそうでなかなか暮れないでいる状態、転じて、前へ進もうとしても障害があってうまく進めないでいる状態を形容していると監督が語るように、本作は、笑いとヤセ我慢と切なさが同居した⻘春の残りカスが心に刺さる、様々な狭間に立つアラサー男子6⼈による驚きと感動作となっている。

吉尾の同級生で、⾼校時代は清掃委員で完璧主義、いつも怒っているミキエ役を演じる前田敦子は、「映画の中と負けないくらい、現場での6⼈も⼀瞬で⻘春を取り戻したかのように無邪気で無防備に高め合っていて、とにかく楽しそうで、うらやましかったです。そんな強烈な男⼦6人の⻘春の片隅にいます(笑)」と語っている。

松居監督は、「初恋の子は周りから⾺⿅にされていて、何も⾔えないことが悔しかった。何年も経った同窓会で会うと、その⼦の中身は何も変わらないのにみんなの目が丸くなるぐらい綺麗になっていて、ほら見たことか、と昔の自分と肩を組みたくなる。ミキエには前田敦子さんしかいない、と思っていました」と前田のキャスティングの理由を明かし、「12年の月日を感じさせて感じさせない、吉尾の初恋の⼈。作品にもならない時間を⼀刀両断してほしかった。そして、何気ない瞬間を彩る素晴らしい役者陣にも出て頂きました。飯豊さん、内⽥さん、小林さん、都築さん、パパイヤさん。城田さんは大暴れしてくれて、滝藤さんは無駄遣いを楽しんでくれて、近藤さんはゴジゲン旗揚げから⾒てくれていて、岩松さんはその息⼦さんと僕と⼀緒に劇をやっていて。劇団公演のときはメンバーが後ろを向いて出していた声だったのに、全てに命が宿り、映画になりました。友だちと、くれなずんでもらえたら嬉しいです」と、作品の仕上がりに満足の様子。

■あらすじ
「赤フンダンス」の余興をやるべく集まった!
めちゃくちゃ恥ずかしいダンスをやりきった披露宴と、二次会の間の妙に長い時間を持て余しながら、高校時代を思い出す・・・「しかし吉尾、お前ほんとに変わんねぇよな。なんでそんなに変わんねぇの? まあいいか、そんなのどうでも」6人は今までも友達で、これからもずっとずっと友達でい続けるのだろうと思う。
そう、たったひとりを除いては・・・。この微妙な“狭間”の時間に起こること、それは見るものの予想を超えていく。

■作品概要
監督・脚本:松居大悟
出演:成田 凌 若葉竜也 浜野謙太 藤原季節 目次立樹/飯豊まりえ 内田理央 小林喜日 都築拓紀(四千頭身)/城田優 前田敦子/滝藤賢一 近藤芳正 岩松 了/高良健吾
製作幹事:UNITED PRODUCTIONS•幹事協力:ハピネット 配給・宣伝:東京テアトル
制作プロダクション:UNITED PRODUCTIONS (C)2020「くれなずめ」製作委員会

公式サイト
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Youtube|劇団員コメント(2017年)