スタジオジブリ初の全編3DCGアニメ「アーヤと魔女」30日NHKで放送!29日ジブリの魅力に迫る特集番組も放送!予告動画

2020年12月28日20時56分アニメ
©2020 NHK, NEP, Studio Ghibli

宮崎吾朗監督の最新作、スタジオジブリとしては初の全編3DCG制作となる長編アニメーション「アーヤと魔女」が、いよいよ12月30日(水)午後7時30分から、NHK総合にて放送!番組公式サイトに予告動画が公開されている。

「アーヤと魔女」は、自分が魔女の娘とは知らずに育った少女アーヤが、ある日、奇妙な家に引き取られ、そこで意地悪な魔女と暮らすことになったことから始まる物語を描く。監督は宮﨑吾朗、声のキャストには寺島しのぶ、豊川悦司、濱田岳と豪華俳優が務める。



そして主人公アーヤ役にはオーディションで選ばれた平澤宏々路が抜擢された。オーディションで見事主役を射止めた平澤は、「風をあつめて」にてドラマデビュー、『吉祥寺の朝日奈くん』にて映画デビューを果たし、2013年(平成25年)、映画『貞子3D2』にて安藤凪役で出演し、注目を集めた2007年生まれの13歳。「オーディションの時は『合格するのは難しいかもしれないな』と思っていたので、アーヤの声優に選ばれたと聞いたときは本当に嬉しかったです!スタジオジブリには歴代のジブリの作品が沢山飾ってあって、本当にジブリの作品に参加できるのだと実感し、ワクワクしました!…強くて明るい、少し生意気だけど憎めない、そんなアーヤを楽しんでいただけたらなと思っています!皆さんの『ココロ』に響きますように!」とコメントしている。

本作は、今年6月にカンヌ国際映画祭が発表した「オフィシャルセレクション2020」56作品の1作として(アニメーション映画は4作が選ばれ、そのうちの1作)選ばれており、世界からも注目を集めている。

■あらすじ
わたしはダレの言いなりにもならない。舞台は、1990年代のイギリス。主人公は10歳の少女、アーヤ。赤ん坊の頃から孤児として育ったアーヤは、誰もが自分の思いどおりにしてくれる孤児院での生活がとても快適だった。だから、誰かに貰われたいなんて、一度だって思ったことが無かった。ところがある日、突然やってきた変てこな二人組、派手な女と長身の男に引き取られることになってしまう。「あたしの名前はベラ・ヤーガ。魔女だよ。あんたをうちにつれてきたのは、手伝いがほしかったからだ」。そう名乗った女に、アーヤは、「じゃ、決まりね。おばさんが私に魔法を教えてくれるかわりに、私がおばさんの助手になったげる」と返す。しかし、ベラ・ヤーガはアーヤを助手としてこき使うばかり。いくら頼んでも、いくら仕事をがんばっても、一つも魔法を教えてくれない。魔女と一緒に暮らしている怪しげな男マンドレークは、食事時しか顔をみせない。いつも不機嫌そうで、口癖は「私をわずらわせるな」。生まれて初めて“思いどおりにならない”壁にぶつかったアーヤだが、「よおし、負けるもんか」と反撃を始める。彼女の特技は周囲の人を操って、自分の思いどおりにさせてしまうことだった。

■放送日時
12月30日(水)午後7時30分〜8時52分

また、NHKでは、放送前日となる明日12月29日(火)午後6時5分〜6時48分に、ジブリアニメの魅力に迫る特集番組を放送する番組では、歴代作品の名シーン、制作に携わった人たちの思い出なども語る。出演は、宮崎駿、鈴木敏夫、宮崎吾朗に加え、朝倉あき(「かぐや姫の物語」かぐや姫)、神木隆之介(「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」など)、倍賞千恵子(「ハウルの動く城」でソフィー)、そして「アーヤと魔女」キャストである寺島しのぶと平澤宏々路も出演する。

【放送予定】
総合 12月29日(火)午後6時5分〜6時48分
【出演】
朝倉あき、神木隆之介、鈴木敏夫、寺島しのぶ、倍賞千恵子、平澤宏々路、宮崎吾朗、宮崎駿<五十音順>

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