福山龍馬、いよいよ始動！　大河ドラマ「龍馬伝」の第1回「上士と下士」が、NHKオンデマンドの見逃し番組サービスにて配信されている。視聴料金は315円、初回は75分間の特別編成だ。

天保14年（1843年）、土佐・高知城下に一人の泣き虫少年・坂本龍馬（浜田龍臣＝子役）がいた。3代続く武士の家系ながら剣術も学問も苦手な龍馬に、父・八平（児玉清）や姉・乙女らは厳しく当たる。そんな中、龍馬はふとしたことから、坂本家より身分の高い上士の少年を怒らせる事件を起こし、無礼討ちされそうになる。その危機を決死の覚悟で制したのは病身の母・幸（草刈民代）だった。しかしその無理がたたって幸は帰らぬ人となってしまう。

時は流れ嘉永5年（1852年）、相変わらず強烈な身分差別が横行する土佐にあって、18歳となった龍馬（福山雅治）は腕利きの剣術使いへと成長していた。その周囲には、幼なじみで密かに龍馬に思いを寄せる平井加尾（広末涼子）、下士のリーダー格・武市半平太（大森南朋）、そして一人学問に専念する岩崎弥太郎（香川照之）らがいた。だが彼らは、上士・下士の身分制度に虐げられ、沸々とした不満が募っていく。

ドラマ冒頭、三菱財閥総帥として栄華を極める岩崎弥太郎（香川照之）が登場、新聞記者と対話する形で龍馬の物語へと入っていく。黒船来航前夜、二百数十年鬱積し爆発寸前にあった下士たちの不満を徹底的に描いていく。これまでとはひと味違う画作りや、登場人物の細かい表情を余すところなく拾っていく独特なカメラワークなど、新時代の大河にふさわしい、見どころ満載の第1話だ。

「龍馬伝」をもっと楽しむために、ナビコンでは「龍馬伝の特集ページ」を掲載している。

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