第3話「17歳の殺人者」のテーマは“ネットの怒りvs少年法”、殺人を犯した高校生の個人情報が晒され…香取慎吾主演「アノニマス～警視庁“指殺人”対策室～」（テレビ東京、月曜夜10時から）2月8日（月）に放送される第3話のみどころと第2話ネタバレあらすじを紹介、予告動画が番組公式YouTube、番組公式サイトで公開中。Paraviで全話見逃し配信、オリジナルストーリー「アノニマチュ！～恋の指相撲対策室～」も好評独占配信中！



「アノニマス」は、インターネットの誹謗中傷や炎上などがきっかけで起こる、キーボードによる殺人＝指殺人（ゆびさつじん）に対応するため、警視庁に新設された“指殺人対策室”を舞台に繰り広げられるサスペンスドラマ。2月1日に放送された第2話の視聴率（ビデオリサーチ調べ、関東地区）は、5.7％を記録した。

初回放送時にドラマのエンディングで突然オンエアされた主題歌「Anonymous」。アーティスト名は塗りつぶされて明らかにされていなかった。視聴者からは「かっこいいけど誰の曲？」「声は慎吾っぽいけど」と、香取の楽曲であることを期待する声があがっていた。そして第2話放送の2月1日に香取が主題歌を務めていることが明らかになった。昨年オリコンチャート1位を獲得したアルバム「20200101」以来、1年1か月振りの新曲で、アルバムにも参加していたWONKとの共作。「暗闇の世界から光が見える」というメッセージが込められており、匿名犯罪をテーマとしたドラマとの親和性が高く、ドラマをさらに盛り上げてくれる楽曲だ。

2月1日に放送された第2話のテーマは“デマによる誹謗中傷”。拡散されたデマにより、顔写真や勤務先が晒され、犯罪者と誤解されて誹謗中傷を受けている女性が、自分だけでなく周りの人にも迷惑をかけるようになって追い詰められていく様子が描かれた。幸い彼女には、親身になってくれる仲間も恋人もいたため、大事に至らず、事件も無事解決することができた。また、誹謗中傷を行うメディアが事実確認も行わないといった劣悪な実態が取り上げられ、無責任な“拡散”行為を警告されていたのも注視したい。

万丞がプリントアウト（ペーパーレス化を推奨している指対室では本来禁止事項なのだが…）した好意的なコメントの束を被害者たちに手渡し、「ネットの声は批判やデマだけじゃない。自分の過去は消せない。それでも、あなたたちの未来はいくらでも書き足すことができる」と被害者となった恋人たちに手渡すシーンには“ネットの声”に一筋の光を感じることができた。

2月8日に放送される第3話で描かれるのは“少年犯罪者の個人情報拡散”。殺人犯となった高校生の個人情報がネット上で晒されてしまう。未成年で殺人犯となった息子に苦悩する高校生の母親・片山百合絵役を紺野まひるが、父親・片山遼太郎役を戸田昌宏が演じ、実名など個人情報が晒されてしまう高校生・片山蓮役に青木柚が担う。


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■前回：第2話 あらすじ
「裏Ｋ察」に個人情報を書き込まれた古賀有希（中田青渚）は、追い詰められて重傷を負う。投稿者の“アノニマス”は警察内部の人間なのか？万丞渉（香取慎吾）ら指殺人対策室に疑念が渦巻く中、新たに芹沢亜里沙（深川麻衣）が相談に訪れる。ネットで炎上中の店員を土下座させる動画の女性が、亜里沙だというデマが拡散し、顔写真や勤務先も晒され、世の中からひどい誹謗中傷を受けているという…。

指殺人対策室が土下座強要事件の動画から、耳の形で人物認証をしたところ、亜里沙とは一致しなかった。事件前後に現場近くに滞在していたことや、服装が似ていたことから噂が拡散されてしまったのだ。亜里沙は婚約者・日下部翔平（田中俊介）と翔平の母（山下容莉枝）に徹底的に戦おうと思ってると打ち明ける。翔平は応援すると同意したのだが…。

翌日。室長の越谷（勝村政信）が亜里沙は事件とは無関係と会見するも、亜里沙の叔父が上場企業の重役だったため「上級国民の罪を警察が庇っている」と炎上し、さらに多くの誹謗中傷、虚偽動画などがアップされる。

亜里沙の同僚たちは応援すると言ってくれるが、いつのまにか亜里沙のバックの中に、「騒ぎ立てるな。さもなくば全てが晒される。社員一同」と書かれた怪文書が入っていた。社内も味方ではないと思った亜里沙はおびえてしまう。指殺人対策室を再訪した亜里沙に碓氷咲良（関水渚）は、虚偽動画やポルノ動画に出たという噂の発信元をみつけだし逮捕すれば社会へのけん制になると訴えるが、亜里沙は訴えをやめると言い出す。すべてが虚偽のものと思われていた中、ポルノ動画だけは亜里沙のもので、表には出さない約束を取り交わしていたのに流出したものだった。

訴えを取り下げられたら警察は動くことができない。どうすればいいのかと悩む咲良に自分で考えろと説く万丞。咲良は、ポルノ動画を配信した事務所へ乗り込み、強面の男たちにも怯まず「動画を削除しないなら徹底的に追求する」と釘をさす。事務所の前で咲良を待っていた万丞は咲良と連れだって所轄へ赴く。諸葛では土下座野郎を取り立て屋の坂下と特定し、同行していた女性が債務者と判明する。

勤務先にマスコミが殺到し、同僚に迷惑をかけているのがいたたまれなくなった亜里沙は、上司からもしばらく休職するよう言われて、呆然と会社を後にする。その後、亜里沙は翔平に話があると呼び出されるが、別れたいと言われるのを察して、自分から先に別れを切りだす。

万丞は、被害届は取り下げられたが、会社への威力業務妨害・信用棄損罪なら親告罪でないため動けると助言し、室長はそれに従って捜査の指示を出した。万丞と咲良は、悪質なニュースメディア「ゴーシップ」を訪問するが、記事の責任はライターにあると言われる。ライターの小宮コージ（松澤匠）は、亜里沙の検索関連ワードから記事を作っただけで、1記事200円で作っているものに、ファクトチェック（事実確認）なんてしていない。これでなんとか食いつないでいるんだから、文句言うなら再就職先みつけてくださいよ！と逆切れされてしまい…万丞は「俺たちは何と戦っているんだ」と溜息をついた。

怪文書をバックに忍ばせた人物を確認するために会社の防犯カメラを確認するが、誰も亜里沙のバックに入れていなかった。怪文書を入れたのは翔平の母だった。息子の過去までが暴かれるのではないかと心配しての犯行だった。そんな中、亜里沙が失踪したと咲良に連絡が入る。翔平が、もう亜里沙とは別れたと歯切れ悪く言うのを万丞が怒鳴りとばす。

橋の上から身を投げようとしていた亜里沙の元へ、翔平が駆け付け、自分に勇気がなかったことを詫び、自分の過去がバレるのが怖かったと告白する。翔平は未成年のとき、先輩に利用されてオレオレ詐欺の受け子として逮捕された。不起訴となったが、被害者が亡くなったためネットでバッシングされた過去があった。

「ずっと君と一緒にいたい」という翔平。亜里沙は「よかった。わたし独りじゃないんだ」橋から離れてへたり込む。そこに、亜里沙を探し回っていた会社の同僚たちも駆け付けると「君を全力で守る。みんな味方だから」と言い、亜里沙は泣き崩れた。

その後、土下座野郎・坂下は逮捕され、無理やり同行させられていた債務者の女性も保護された。さらに小宮のほか、123名が名誉棄損などの罪で立件。亜里沙と翔平は、民事でも戦っていくことを決心する。後日、またも「裏K察」に“アノニマス”からの投稿によって、今回立件された123名の個人情報が晒されていた…。

■次回：第3話 あらすじ
高校生・片山蓮（青木柚）によるホームレス殺害事件…1カ月後、蓮の個人情報が特定、ネット上で晒されたことで大きな話題となっていた。事実とは異なるひどい中傷も多く、蓮の父・遼太郎（戸田昌宏）は、「指殺人対策室」に最初に情報を晒した犯人を捕まえてほしいと依頼。万丞渉（香取慎吾）と碓氷咲良（関水渚）は早速捜査にあたるが、交友関係を調べるうちに蓮の本性が浮き彫りになっていく。

テレビ東京2021年1月25日スタート「アノニマス」は毎週月曜夜10時より放送。出演：香取慎吾、関水渚、MEGUMI、清水尋也、山本耕史、勝村政信　第2話ゲスト：深川麻衣、田中俊介、山下容莉枝　第3話ゲスト：紺野まひる、青木柚、戸田昌宏 ほか。番組公式Twitterアカウントは「@txdrm_anonymous」PR動画は番組公式Twitterで公開されている。

◇テレビ東京「アノニマス」番組公式サイト
◇テレビ東京「アノニマス」番組公式Twitter　@txdrm_anonymous

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