映画『くれなずめ』近日公開!ポスタービジュアル&予告映像、ウルフルズ書き下ろし主題歌解禁!

2021年02月03日08時00分映画

松居大悟監督が成田凌を筆頭に個性派かつ実力派俳優を迎えた映画『くれなずめ』のポスタービジュアルと予告映像、ウルフルズが本作のために書き下ろした主題歌「ゾウはネズミ色」が解禁!さらに成田凌、松居監督、ウルフルズからのコメントも公開した。

※このたび、2021年4月29日(木祝)より全国公開を予定しておりました、成田凌主演・映画『くれなずめ』(松居大悟監督)に関しまして、新型コロナウィルスの感染状況を鑑みまして、公開を延期させていただくことになりました。伴いまして、4月29日(木祝)に予定していた公開初日舞台挨拶も中止とさせていただきます。
新たな公開日は決定次第お知らせします。決定までの公開表記は「近日公開」となります。(4月26日情報)



高校時代、帰宅部でつるんでいた6⼈の仲間たちが、友人の結婚披露宴で余興(赤フンダンス!)をやるべく5年ぶりに集まった。久しぶりに出会った彼らは、その余興の後、披露宴と⼆次会の間の妙に長い狭間の時間を持て余しながら、昔の思い出に想いを馳せる。「しかし吉尾、お前ほんとに変わんねぇよな。なんでそんなに変わんねぇの? まあいいか、そんなのどうでも」そう、ぼくたちは認めなかった。友⼈がある日突然、死んでしまったことをー。この微妙な狭間の時間に起こる出来事は見るものの予想を超えていく。
かつて松居監督⾃⾝の実体験をモチーフに書かれた完全オリジナルの舞台劇を、錚々たるメンバーと共に映画化。NHK連続テレビ⼩説「おちょやん」でもメインキャストとして出演する気鋭の演技派俳優らを含め、個性的かつ実⼒派の豪華俳優が勢揃した。

予告編は、⾼校時代から仲間である6⼈が、意気消沈して披露宴の会場を後にする姿から始まる。ウルフルズ の楽曲「それが答えだ!」をバックに、披露宴の余興として全員で⾚フン⾐装を⾝につけたダンスを披露するも⼤スベりしてしまい、招待客から⼀⻫にドン引きされてしまったのだ。「あれやって⼆次会⾏けます?」と、⼤成(藤原季節)は動揺、それに対して「俺ら素人なんだしさ、⼀⽣懸命やったんだからそれで良くない?」と、のほほんと答える吉尾(成田凌)。余興後、披露宴会場の裏⼝にたむろする彼らはこのなんともやるせない2次会が始まるまでの微妙な狭間の時間を持て余し、他愛ないやりとりで時間を潰していた。
その後、切り取られているのは彼らの過去の姿。12年前、⾼校⽣の時に「真剣に掃除してよ!」と清掃委員⻑(前⽥敦⼦)に怒鳴られたことや、カラオケ店で不良に絡まれたり、落ち込んだ時にわざとふざけて変顔していた吉尾の姿だったりしょーもない、でも、とても最⾼に楽しかった仲間たちとの記憶。しかし、映像はその楽しかった過去の思い出から、⼀転して<今>の世界へ。余興の練習をするために皆で集まっていたカラオケボックスで「ずっと気になってたんだけど、もしかして俺って・・」と⾔い出す吉尾と、それを⼤声で遮る仲間たち 。そしてその後、映し出されるのは、卒業して⼤人になった彼らが過ごしてきた吉尾との何気ない時間だった。⼀体、吉尾という存在は、なんなのか?披露宴と⼆次会の間の今と 、過ぎ去った過去の時間が交錯する中、これまで6人それぞれの人⽣に⽴ちはだかり、⽬を背けていた 現実に⽴ち向かっていく様⼦を切り取っている。

主題歌は、松居監督たってのリクエストで実現、本作のためにトータス松本が書き下ろしたウルフルズの新曲「ゾウはネズミ⾊」。松居監督は「ありがとう以上の⾔葉があればいいのにって何度も思いました。間違い続けて、映画『くれなずめ』を作ってよかったです」と熱い感謝を述べ、主演の成田凌も「初めて聴いた時は、⾝体に染み込みながら響ききった感じがして、映画終わった後のエンドロールの⾵景で、曲が⼊るのかって思ったら⿃肌が⽴ちました」と⼤絶賛するこの曲は、ウルフルズ のトータス松本が、劇中で6人が⾚フン姿でダンスを披露する曲「それが答えだ!」の「アンサーソングを意識して作りました」という楽曲。
「あれから約20年経って、「答えとは何か」と⾔えるようになっているかというと全然そんなことはない。⽣活していく上で⾊んなことは学ぶけど、「答え」には辿り着かないということが、昔よりもさらによく分かってきた。だけど「そういうもんなんじゃないの」と思っています」とコメントを寄せている。

ポスタービジュアルは久々の再会を果たした後、カラオケボックスで熱唱する6人の姿を切り取ったもの。
「思い出にするくらいなら忘れてやる」「過去を書き換えろ」という寂しさを強がりで吹き⾶ばそうとする男たちの熱情が感じられる、単なる⻘春ものとは⼀線を画す、インパクトのある熱いビジュアルとなっている。

主題歌へのコメント
▶成田凌
松居監督と2人で「やっぱ主題歌はウルフルズさんがいいよね」「バカなふりして聞いてみたらどうですか?」なんて話していました。ドラマの現場で初めてトータス松本さんとお会いしたときに、「くれなずめ⾒たで」って⾔ってくれて、「どんな曲がいいと思う?」って⾔ってくれたんです。すごくおしゃれで最⾼な返事をしてくれて、とてもテンションが上がってずっと出来上がりを楽しみにしていました。初めて聴いた時は、⾝体に染み込みながら響ききった感じがして、映画終わった後のエンドロールの⾵景で、この曲が⼊るのかと思ったら⿃肌が⽴ちました。
最後に⾯⽩い仕掛けもありますし、主題歌いいし、ほんとちょっとしか出てない人たちがものすごく豪華で最⾼の瞬間を与えてくれます。⾃分の作品にこんなことをいうのは照れくさいけど、期待してもらって良いと思いますので、観てください!

▶松居⼤悟(監督)
「ウルフルズは世界⼀だよ」
普段はモゴモゴしてるくせに、ウルフルズと岡本太郎の話をする時だけまっすぐな瞳で呟くアイツが、なんだか恥ずかしかった。
友だちへの⼿紙みたいな映画だから、そのバンドの曲で、下⼿くそなりに⼀⽣懸命、⾚フンで踊りたかった。体はだらしなくて⼝が半開きだったのは、余裕がなかったからだよ。過去を振り返ってばかりだからこそ、映画の最後にはそのバンドの最新曲が流れたらいいなぁなんて、成田君と夢みたいな未来を夢⾒ていた。
トータスさんは、ウルフルズは、この作品の編集版を⾒て、「書き下ろす」って⾔ってくれたんだ。『ゾウはネズミ⾊』なんてとんでもない名曲、どんだけお前のことわかってるんだよ。聞いた?なに?モゴモゴすんなよ。お前へのラブソングじゃねぇよ調⼦乗んなよ。みんなに⾒られるのはちょっともったいないけど、「やっぱりウルフルズは世界⼀だな」ってなるよ、きっと。本当にありがとうございます。ありがとう以上の⾔葉があればいいのにって何度も思いました。
間違い続けて、映画「くれなずめ」を作ってよかったです。

▶トータス松本(ウルフルズ)
劇中の「それが答えだ!」は、パパイヤ鈴⽊さんが振り付けを担当してくれた曲。PV⽤に皆で歌番組の現場とかでも空き時間に通路でずっと踊りの練習していた当時の思い出が蘇ってきました。映画の登場人物が嬉々としている姿が、若い頃の⾃分達をみているようで、嬉しくもあり、⾃分のことのように恥ずかしく思いました(笑)。主題歌「ゾウはネズミ⾊」はそんな「それが答えだ!」のアンサーソングを意識して作りました。
あれから約 20 年経って、「答えとは何か」と⾔えるようになっているかというと全然そんなことはない。⽣活していく上で⾊んなことは学ぶけど、「答え」には辿り着かないということが、昔よりもさらによく分かってきた。だけど「そういうもんなんじゃないの」と思っています。主題歌でかかる僕らの曲は、映画を観た後味を汚さないようにしないといけないのが⼤事。役者もみんなすごい良いし、ユーモアがあって⾯⽩い映画になっているので、この「ちょっとねじ曲がった⻘春群像劇」を楽しんでください。

『くれなずめ』近日公開!

『くれなずめ』予告映像

監督・脚本:松居大悟
出演:成田凌、若葉竜也、浜野謙太、藤原季節、目次立樹、飯豊まりえ、内田理央、小林喜日、都築拓紀(四千頭身)、城田優、前田敦子、滝藤賢⼀、近藤芳正、岩松了、高良健吾
主題歌:ウルフルズ「ゾウはネズミ⾊」(Getting Better / Victor Entertainment)
配給・宣伝:東京テアトル
制作プロダクション:UNITED PRODUCTIONS
特別協⼒:エレファントハウス
製作:「くれなずめ」製作委員会(UNITED PRODUCTIONS ハピネット 東京テアトル Fly Free Entertainment カラーバード)
©2020「くれなずめ」製作委員会

『くれなずめ』公式サイト公式 Twitter:@kurenazume
◇公式インスタグラム:@kurenazume