杉咲花「おちょやん」第10週「役者辞めたらあかん!」一座は鶴亀家庭劇としてスタート!初日の幕が上がるももう不安!予告動画

2021年02月05日10時00分ドラマ
@NHK

NHK朝ドラ「おちょやん」、第10週「役者辞めたらあかん!」では、一平(成田凌)が座長の一座が「鶴亀家庭劇」として初日を迎える!新しい笑いを作りたい一平に対抗するのは今まで通りの笑いの須賀廼家千之助(星田英利)だ!波乱だらけの幕開けに千代(杉咲花)はどうする?!NHK朝の連続テレビ小説「おちょやん」第10週「役者辞めたらあかん!」(2月8日~2月12日)のあらすじと見どころをご紹介!予告動画は番組公式サイトで公開されている。



2月1日から放送された第9週、一平(成田凌)が座長を務めることに不満を持つ須賀廼家千之助(星田英利)を一座に入れるために、千代(杉咲花)が全力で笑いを取ろうと頑張る姿が「かわいらしい」と評判になった。ニワトリとネコの形態模写、目を見開き口を尖らせながら、両手をヒラヒラさせて「タコ入道〜タコ入道〜」など、顔芸にネットが揺れた。

2月8日から放送される第10週「役者辞めたらあかん!」では、ついに一座の幕が上がる。しかし、一平の思惑とは違い千之助はアドリブ満載で力づくでの笑いを演じる。一座は喜劇出身者以外も多く、千之助に対する波風がたってゆく。そんな中、一座を取りまとめるために千代の奮闘が始まる。もともとの師匠である山村千鳥(若村麻由美)から、誰よりも役を愛せという金言をもらい、俳優陣がそれぞれ自分の役の中で成長する。

「おちょやん」で朝ドラ史上、もっとも「くず」な父親を演じていると評判のトータス松本が、朝ドラ受けの「あさイチ」に1月29日にゲスト出演した。世間の人からどう思われているかと心配になるほど、ひどい役だと本人も悩んで演じているという。「テルヲ憎んでトータス憎まず」という応援メッセージも届いていて、トータス松本も「ありがたい」とうなずいていた。

「おちょやん」のモデルとなっている浪花千栄子は、松竹家庭劇に25歳で参加している。一平のモデルである渋谷天外が作った松竹家庭劇は、それまでの喜劇に昭和初期の現代風俗を取り入れ、その名のとおり「ホームドラマ的な新鮮さ」をアピールしたものであったという。今度、ドラマの中でも劇中劇などが楽しみとなる。

【第9週(2021/2/1-2/5)ネタバレあらすじ】
昭和3年夏、竹井千代(杉咲花)は、京都の鶴亀撮影所を離れ、新しい喜劇の一座に参加するため、4年ぶりに道頓堀に戻ってきた。道頓堀は4年の間にずいぶんと変わっていた。芝居茶屋は衰退し始め、富川菊(いしのようこ)が女将を務めていた芝居茶屋「福富」はジャズ喫茶に代わっていた。千代はシズ(篠原涼子)たちと再会し、芝居茶屋「岡安」に居候させてもらうことになった。「岡安」は変わらず芝居茶屋を続けていたが、大口の客は離れていき、経営は苦しくなっていた。

千代が参加する一座に集まったのは、旧天海一座の面々や歌舞伎、新派、歌劇団など出身が様々だった。その中で、鶴亀株式会社から座長に指名されたのは、天海一平(成田凌)だった。しかし、不安が募る座員たちは、一番の実力者である須賀廼家千之助(星田英利)が参加しないことを知り不安を覚え、次々と辞めると言い出してしまう。座員が集まらなければ、喜劇一座を立ち上げられない。千代にとっては、女優を続けられない一大事だ。そこで千代は、千之助を劇団に連れてくると宣言し、意気込み、千之助の元へ向かった。千之助は箸にも棒にもひっかけぬ態度だったが、何度もすがる千代をみて「自分を笑かしたら、一座に加わる」という。千代はなぞかけやタコの物まね、猫のものまね、鶏の物まねと挑戦するも、千之助はにやりともしない。

一方、一平は旧天海一座の天晴を訪ね、説得するもうまくいかない。さらに鶴亀の大山社長(中村鴈治郎)が「一座の初公演が失敗したら即解散し、二度と道頓堀を歩かせない」と追い打ちをかける。そんな中、一平の脚本を読んだ天晴が戻ってきた。次は徳利の説得だと勢いづく。徳利は万太郎一座に鞍(くら)替えしていたのだ。しかし、万太郎一座での扱いは雑用係だ。古いメンバーは万太郎にどうして徳利をとったのかと聞かれるが、「おもろいから」としか万太郎は答えない。そんな中、万太郎一座に溶け込めていない徳利に好物のビールや肴でもてなし、戻ることを納得させた。

旧天海一座の4人が揃(そろ)い協力して千之助を劇団に引っ張り込もうと期待した矢先、一平が漆原に「自分の喜劇に女形は要らない」と言い出した。それには、万太郎一座に対抗するための新しい喜劇を作るには、古くさい女形の役者は要らないと言う一平なりの考えがあった。それは、芝居茶屋を最後まで守ろうとする「岡安」のシズとは真逆の考えだ。新しくしなければ衰退してしまうと考えたのだ。しかしそんな考えを受け入れることができない漆原。一平以外の劇団は考えられず、他の誘いを断り、道頓堀を出る決心をする。

ところが、自分の女形仲間が一平に仕返しをする現場に遭遇する。仲裁に入るも、一平の悪態に今までの憤りが爆発し。我を忘れて殴り掛かってしまう。

千之助は、もともと万太郎と同じ一座にいて人気も二分していたが、万太郎に出てゆくように言われた過去がある。その時声をかけてくれたのが一平の父親である天海だった。千之助は一平を助けるか悩んでいた。そんな千之助の元には、千代だけでなく、天晴、徳利も説得にきていた。しかし、千之助は笑わない。そこへ一平がやってきて頭を下げた。その怪我をした顔をみて千之助は笑いこける。そして、一平の一座に入ることとなった。

一平たちの一座は「鶴亀家庭劇」と命名し、家族みんなで楽しめるものにしたいという一平の要望が伝えられたが、そこに待ったをかけたのは千之助だった。一平の脚本を却下し、自分の本にしろというのだった。

【第10週(2021/2/8-2/12)あらすじ】
■第46話(月)
千代(杉咲花)の新しい喜劇の一座は、一平(成田凌)を座長とする「鶴亀家庭劇」として船出をした。しかし、旗揚げ公演の稽古初日、一平の書いた台本は千之助(星田英利)に却下される。その上、代わりに千之助が書いた「手違い話」という台本で、しかも主役は千之助がやると言い出す始末…。さらに旧天海一座以外の劇団メンバーは、新派、歌舞伎、歌劇団の寄せ集めの役者だった。喜劇未経験の者たちでの芝居に不安は尽きない…

■第47話(火)
千代(杉咲花)の新しい喜劇の一座「鶴亀家庭劇」の旗揚げ公演のトリの演目は千之助(星田英利)を主役とする「手違い話」に決まった。千之助、一平(成田凌)以外は新派、歌舞伎、歌劇団の役者で喜劇は未経験の者ばかり。それもあってか稽古を重ねてもしっくりこない。そして役者たちの思いがバラバラのまま、舞台の初日を迎える。当然、観客の笑いはイマイチ。すると一平の不安が的中する。千之助の企(たくら)みがあらわになる

■第48話(水)
旗揚げ公演の初日。「手違い話」は序盤、観客の反応が薄かったが、主役の千之助(星田英利)が台本に無いアドリブを連発。何とか笑いに繋げたのだった。千代(杉咲花)は千之助の力に感心するも、喜劇未経験の役者たちは戸惑い、反発するばかり。特に、新派出身でプライドの高い、高峰ルリ子(明日海りお)は喜劇なんてやるんじゃなかったと出て行ってしまう。千代はルリ子に嫌われていたが、戻るよう説得するために会いにいく…

■第49話(木)
出て行った高峰ルリ子(明日海りお)を舞台の出番までに戻るよう説得に来た千代(杉咲花)と一平(成田凌)は、ルリ子の過去を知り、気持ちをぶつけ合うことで和解する。他の小山田や香里とも、アドリブで笑いを仕掛る千之助(星田英利)に動揺せず、自分の芝居に集中しようと団結していく。その矢先、千之助に喧嘩を売られた千代は、千之助よりも「手違い話」で笑いを取ると宣言。座長の地位を賭けた大勝負の幕が上がった…

■第50話(金)
千之助(星田英利)よりも舞台で笑いを取ると宣言した千代(杉咲花)だが、2日目以降も千之助の変幻自在のアドリブに歯が立たず、千之助1人勝ちの様相。打つ手が無いまま、翌日に千秋楽を迎えた夜、師匠の山村千鳥(若村麻由美)から、誰よりも役を愛せという金言を賜る。これを機に、ルリ子(明日海りお)、小山田、香里と自分の役への想像力を極限まで膨らましていく。翌朝、千秋楽の舞台袖。役が乗り移った皆の姿があった…

【作】八津弘幸
【出演】杉咲花、成田凌、篠原涼子、名倉潤、星田英利、中村鴈治郎、明日海りお、板尾創路他
【語り】桂吉弥
【音楽】サキタハヂメ
Twitter公式アカウント「@asadora_bk_nhk」

「おちょやん」番組公式サイト
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 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時30分~11時45分[再]
   (土)午前9時30分~11時[1週間分]

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