初回15分拡大!吉沢亮主演NHK大河ドラマ「青天を衝け」栄一、慶喜に仕官を願い出る!第1話予告動画

2021年02月13日08時00分ドラマ
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初回15分拡大で放送!吉沢亮主演、NHK大河ドラマ「青天を衝け」が幕開け!幕末から昭和初期にかけて激動の時代を駆け抜けた渋沢栄一の半生を描く!2月14日(日)(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)放送の第1話「栄一、目覚める」あらすじ、そして物語の時代背景を紹介!予告動画は番組公式サイトで公開中だ。



2021年度、NHK大河ドラマ「青天を衝け」がついにスタート!幕末を舞台にした大河ドラマは「西郷どん」(2018年)以来3年振りとなるが、「青天を衝け」では幕末に加えて急速に近代国家への変革が行われたその後の日本も描かれる。ドラマの主演を務めるのは今回が初の大河出演となる吉沢亮。制作統括から「芝居がとにかく力強い。」を称されるほど感情がストレートに響いてくる吉沢の演技への期待は高い。武士から官僚、さらに実業家へと転身し続けた偉人を吉沢がどう演じるか、乞うご期待!

そして先日、朝ドラファンに嬉しいお知らせが発表された。栄一と肩を並べた実業家・伍代友厚役をディーン・フジオカが演じることになったのだ。ディーン・フジオカにとって伍代役はNHK連続テレビ小説「あさが来た」(2015年)以来、2度目の挑戦となる。朝ドラ放送当時、「伍代ロス」という言葉が生まれるほど鮮烈な印象を残したディーン・フジオカ。同じ役を演じるにあたり「時を超えた不思議な縁を感じる」としながらも「全身全霊で演じる」と意気込みを語っている。「東の渋沢、西の伍代」と言われた2人を、吉沢亮とディーン・フジオカのイケメン俳優が演じるとあって、その共演が今から楽しみだ。

■尊王攘夷論が活発化、開国を迫られ揺れる日本。
渋沢栄一が生まれた江戸末期は、幕府がオランダや朝鮮を除いて鎖国政策を続けていた。その鎖国下で日本が封建的な支配を続けていた約250年の間に、欧州・米国は近代国家へと変化を遂げていた。また、欧米は大航海時代以降、世界各地に進出して支配領域を拡大すると共にアジア地域の植民地化を進めていた。そして、日本を揺るがす大事件、1853年のペリー来航により外圧にどう対応するべきかというところから尊王攘夷運動が活発化していく。尊王攘夷とは、君主を尊び、外敵を排除するという政治的スローガンであり、多くの若者がこの思想に傾倒していった。

埼玉の富農の家で育った栄一も尊王攘夷に身を投じ、故郷を出ることになる。しかし、攘夷派として倒幕を目指す栄一だったが、逆に幕府に追われる立場に。さらに一橋家家臣となり武士となった栄一は、主君である一橋慶喜が将軍となったことから身分が幕臣に変わっていく。そして慶喜の弟、昭武に随行し、1867年のパリ万博派遣使節の一員として西欧文化に接する機会を手にするのだった。

■栄一を驚かせた近代国家への波
近代化したフランスの街に衝撃を受けた栄一は、フランスの繁栄を支えている「株式会社」という仕組みを知る。会社を作る時に、人々が自分のお金を出し合い、会社がうまくいって利益が出たらそれをみんなで分け合う「株式会社」という仕組みは、実家で御用金を取り立てる幕府のやり方を見てきた栄一にとっては魅力的なものだったに違いない。視察を通し、欧州各国のすさまじい産業の発展や軍事力に驚嘆する栄一は、この時に近代国家の社会の仕組みを学び、列強諸国に近づくためには欧州ですでに進められていた社会構造や経済活動の仕組みなどを早急に取り入らなければと痛感するようになる。

■近代化改革を目指す日本、そして民間企業の発展
パリ万博の視察を終え、帰国した栄一を待っていたのは、幕府が倒され、薩摩・長州藩を中心とする明治新政府の世となっていた日本だった。「富国強兵」「殖産興業」「文明開化」を3大スローガンに掲げ、新政府は諸外国に追いつくための改革に乗り出してく。そんな中、栄一もパリでの経験を買われ、明治新政府から大蔵省への入省を命じられる。「改正掛」を立ち上げ、租税・鉄道・貨幣制度など、次々と改革を推し進めて3年半が過ぎたころ、栄一は民間改革を目指し大蔵省を辞職。その後栄一は日本初の銀行を設立、さらに製紙業、ガス事業、保険など次々と新たな事業を成功させていき、日本経済の発展に尽力していくことになる。

■関連番組
・2月12日(金)総合午後7時57分より「チコちゃんに叱られる!」を放送。ゲストは和久井映見、橋本愛。
・2月13日(土)総合午後2時05分より土曜スタジオパーク「青天を衝け」直前SPを放送。ゲストは吉沢亮。
・2月20日(土)BSP午後9時より「渋沢栄一inパリ万博」を放送。

■第1話「栄一、目覚める」あらすじ
武蔵国血洗島村(現在の埼玉県深谷市)で養蚕と藍玉作りを営む農家の長男として生まれた栄一(子役・小林優仁)。人一倍おしゃべりで強情っぱりな栄一はいつも周囲の大人たちを困らせていた。ある日、罪人が藩の陣屋に送られてきたことを知った栄一は、いとこの喜作(子役・石澤柊斗)らと忍び込み、罪人の顔を見ようと企むのだが・・・。

一方、江戸幕府では第12第将軍・家慶の子、家祥に子供がいないことから、将軍家の跡継ぎ問題に頭を抱えていた。そこで、水戸藩主・徳川斉昭(竹中直人)の息子、七郎麻呂(子役・笠松基生)が次期将軍候補として御三卿の一橋家に迎えられる準備が進められることになる。

NHK大河ドラマ「青天を衝け」は2月14日(日)総合午後8時より(初回15分拡大)、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:大森美香、出演:吉沢亮/小林薫/和久井映見/高良健吾/玉木宏/草彅剛/堤真一/竹中直人ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_seiten」。第1話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「青天を衝け」番組公式サイト

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