「青天を衝け」初回視聴率20.0%好発進!第2話ペリー来航に幕府困惑!第1話ネタバレあらすじと予告動画

2021年02月20日09時45分ドラマ
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吉沢亮主演、NHK大河ドラマ「青天を衝け」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)ペリー来航に揺れる幕府!栄一は広い世界を夢見て江戸への憧れを募らせる!2月21日(日)放送の第2話「栄一、踊る」あらすじ、2月14放送の第1話「栄一、目覚める」のネタバレあらすじ、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信。



なんと徳川家康(北大路欣也)のナビゲーションで始まった大河ドラマ「青天を衝け」。15分拡大で放送された初回の視聴率(世帯)は20.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と2013年の「八重の桜」の21.4%(同)以来、8年ぶりに20%の大台に乗せ、好スタートを切った。

2月14日放送の第1話では、目をキラキラさせた渋沢栄一(吉沢亮)と徳川慶喜(草彅剛)の劇的な出会いから、2人の幼少期が中心に物語が進んだ。その中でも栄一の子供時代を演じる小林優仁の生き生きとした姿が印象的で「少年栄一がかわいすぎる」と視聴者の視線を釘付けにした。また栄一の歌に合わせ蚕がダンスをするユニークな演出や、クセの強い徳川斉昭(竹中直人)や、落ち武者風情が色気をそそる高島秋帆(玉木宏)の登場など見どころ満載の初回となった。

2月21日放送の第2話では、一橋家に入った慶喜(子役・笠松基生)は、将軍・家慶(吉幾三)から実子のように可愛がられる。第1話でも慶喜の幼少期を演じ注目を集めた笠松。端正な顔立ちで佇まいもどこか気品を漂わせる笠松に「すでに将軍の顔!」「慶喜が美少年過ぎる!」と視聴者もメロメロの様子。一方でわんぱく少年栄一は、父から商売の手ほどきを受けるほど成長し、いつしか江戸への憧れを募らせていく。そしてついに黒船到来!ペリーの襲来に揺れる幕府は一体どんな手を打つのか?時代が揺れ動く中、栄一を中心とした青春群像劇に期待が膨らむ。

■幕末の砲術家・高島秋帆
第1話で登場した砲術家・高島秋帆。大河ドラマでは渋沢栄一に影響を与えた人物として描かれる予定だが、果たして高島秋帆とはどういう人物だったのか?

長崎で生まれた高島秋帆は、日本砲術と西洋砲術の格差に愕然とし、出島のオランダ人からオランダ語や砲術を学び、天保5年(1834年)に高島流砲術を完成させた。その後、アヘン戦争で中国がイギリスに敗れたことを知ると、幕府に対し近代化を訴える『天保上書』という意見書を提出。その後、幕府から砲術家として重宝されるようになった秋帆だったが、「密貿易をして私腹を肥やしている」と訴えられたり、その頃任されていた長崎会所(長崎税関の全身にあたるもの)の運営責任を問われた為に捕らえられ、栄一のいる岡部藩に幽閉されることになった。

しかし、嘉永6年(1853年)、ペリー来航による社会情勢の変化により赦免され出獄し、幽閉中に書き上げた開国と通商を促す『嘉永上書』を幕府に提出した。そして幕府お抱えの砲術指導者として尽力したとされている。史実では幽閉中の秋帆と少年栄一が出会ったことは定かではないが、いち早く日本の近代化を提唱した人物との出会いは栄一にとって大きな夢を持つきっかけとなったはず。今後、栄一が成長するにあたり、秋帆がどのような影響を与えていくのか楽しみにしたい。

■前回(第1話)ネタバレあらすじ
文久4年(1864年)京都、渋沢栄一(吉沢亮)といとこの渋沢喜作(高良健吾)は、馬を走らせる徳川慶喜(草彅剛)の前に躍り出た。2人を無視して通り過ぎる慶喜の背後から「徳川の世は尽きた。もし天下に何かあり、あなた様が大事な役目をしたいのなら、自分たちを取り立てて欲しい」と願い出た栄一。家臣の平岡円四郎(堤真一)の仕業と思った慶喜は若者2人を屋敷に呼ぶように命じ、栄一たちは幕臣になるチャンスを得るのだった。

時はさかのぼり天保15年(1844年)武蔵国の血洗島。栄一の父・市右衛門(小林薫)は農業や養蚕の他にも大きな収入源となる藍玉作りも営んでおり、農民として、藍玉作りの職人として、またそれを売る商人として忙しく働いていた。

そして4歳になる息子の栄一(子役:小林優仁)は、人一倍わんぱくでおしゃべりに育ち、いとこの喜作(子役:石澤柊斗)と一緒に広い畑を駆け回って遊んでいた。ある日、岡部に行く両親について行きたいと駄々をこねた栄一だったが、まだ小さいからと連れて行ってはもらえず、その仕返しに蚕場に隠れて周りを心配させる。父から大目玉を食らった栄一は、母・ゑい(和久井映見)からは自分だけでなく周りが嬉しいことをするよう教えられた。

その頃、限られた国としか国交を結んでいなかった日本に、多くの外国船が国交を求め訪れていた。水戸では、水戸藩主斉昭(竹中直人)が外敵の侵入に備え軍事訓練を始めていた。その息子・七郎麻呂(笠松基生)は聡明で武芸にも長け、斉昭から厳しく育てられていた。ある日、幕府は斉昭が大砲を用いて周囲を騒がせたとし、隠居、謹慎を申し付けた。過激な思想を持つ斉昭は幕府から警戒される存在となっていた。

6歳になった栄一は、父から読み書きを習うようになり、『三字経』から「人の上に立つものは皆上といい、上は下の者を守るつとめがある」と教わった。勉強の後、近所の子供たちと遊んでいた栄一の前を罪人を連れた代官たちが通っていった。ある日、栄一は近所の子供たちと川原で遊んでいると、千代(子役:岩﨑愛子)が父の形見である櫛を川に落としてしまう。櫛を探して歩いていると、幽閉されているはずの男が櫛を渡してくれた。駆けつけた役人に見つかった”高島秋帆”という男はまた牢屋へ連れて行かれてしまった。

この頃、江戸幕府は外敵を恐れるだけでなく、第12第将軍・家慶(吉幾三)の息子の家祥(渡辺大知)に子がいなかった為、跡継ぎ問題も抱えていた。御三家のひとつ、一橋家でも跡継ぎがないまま当主・慶壽が亡くなり、家の存続が危ぶまれていた。そんな中、七郎麻呂を一橋の跡取りに推挙する話が持ち上がった。はじめ反対していた斉昭だったが、老中・阿部正弘(大谷亮平)に「上様の思し召しだ」と言われると、その話を快諾した。斉昭は息子が一橋家に入れば水戸藩から初となる征夷大将軍が生まれると大いに喜んだ。

一方、栄一は喜作らと共に岡部藩の陣屋に忍び込み罪人を見に行く計画を立てていた。夜中、家を抜け出した子供たちは、陣屋に着くも役人に見つかってしまう。逃げ惑う中で、栄一は高島秋帆が閉じ込められている牢屋にたどりつき、いろいろな話をすることができた。秋帆は長崎出身の砲術家で、シーボルトやスチュルレルからナポレオンの話を聞き、肥後や薩摩、江戸でも砲術を学んだと語った。そして「もうすぐ日の本は終わる。誰かが守らなくては」と話す秋帆の言葉を聞いて、栄一はこの国を自分が守ると告げるのだった。そして、一橋家に入った七郎麻呂は、将軍の”慶”の字を取り、徳川慶喜となった。

■第2話「栄一、踊る」あらすじ
栄一は、父・市郎右衛門から藍の商いを、いとこ・新五郎(田辺誠一)から読書を習いはじめた。しかし栄一にとては村祭りで獅子舞を舞う事が一番の楽しみだった。そんな中、楽しみにしていた村祭りが大人の事情で中止が決定。がっかりする栄一だったが、ある計画を思いつくのだった・・・。

一方、一橋家の養子に入った七郎麻呂は、慶喜と名前を改め、将軍・家慶から実子のように可愛がられていた。そして隠居の身の斉昭は息子を頼みの綱として政界に返り咲こうとする。跡継ぎ問題を抱える江戸幕府だったが、アメリカ艦隊に乗ってペリー(モーリー・ロバートソン)が日本にやってくると知らせを受ける。

NHK大河ドラマ「青天を衝け」第2話は2月21日(日)総合よる8時よりBSプレミアム、BS4Kよる6時より放送。脚本:大森美香、出演:吉沢亮/小林薫/和久井映見/高良健吾/玉木宏/草彅剛/堤真一/竹中直人ほか番組公式Twitterアカウントは「@nhk_seiten」。第2話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「青天を衝け」番組公式サイト

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