「青天を衝け」第11話ついに惇忠が立ち上がる!慶喜は再び表舞台へ!第10話ネタバレあらすじと予告動画

2021年04月24日08時00分ドラマ
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吉沢亮主演、NHK大河ドラマ「青天を衝け」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)草莽の志士になる決意をした栄一は、攘夷を貫こうとする尾高惇忠(田辺誠一)と共に横浜の外国人居留地の焼き討ちを計画する4月25日(日)放送の第11話「横濱焼き討ち計画」あらすじ、前回第10話「栄一、志士になる」のネタバレあらすじを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信。



4月18日放送の第10話では和宮降嫁に反対する攘夷派が過激化していく中、期待を背負う長七郎(満島真之介)が老中暗殺計画に加わるも惇忠に止められ涙を飲んだ。そして江戸で百姓であることを馬鹿にされキレる栄一だったが、後ろ盾はなくとも日の本を想う心のみで動くという河野顕三(河野顕三)の言葉に感化され「俺も今日この日から草莽の志士になる!」と決意。一方、皇女和宮(深川麻衣)は江戸に入り、将軍・家茂(磯村勇斗)と対面を果たした。“野蛮な武蔵の国の武家”と言って嫁入りを拒んでいた和宮だが、誠実な家茂にときめく姿が可愛らしく、初々しい恋の始まりにほっこりさせられた。

そして4月25日放送の第11話では、自ら攘夷の口火を切ろうとする惇忠が横濱焼き討ち計画を発案。栄一はこれに賛同し、仲間集めに奔走する。攘夷の声が高まる中、一ツ橋慶喜(草彅剛)を将軍擁立する動きが再燃し、再び歴史の表舞台へ。しかし当の慶喜は「攘夷が可能かと本気で思われているのか」と返し至って冷静な態度を貫く。

■福山翔大、草莽の志士・河野役で強烈な印象を残す
第3話で隻眼ながら老中・安藤信正(岩瀬亮)襲撃に参加し命を落とした河野顕三。真剣に怯む栄一を見て百姓であることを馬鹿にしつつも、国を想い草莽の志士として儚く散った河野を演じたのが若手注目俳優の一人、福山翔大だ。福山は今年公開された映画『花束みたいな恋をした』や『ブレイブ 群青戦記』と話題作の出演が続き、現在は日本テレビで放送中の「恋はDeepに」にも出演している。

「青天を衝け」では1話限りの出演ながら、福山は見事な殺陣を披露し、強烈なインパクトを残した。公式Instagramで公開された安藤襲撃の迫力あるリハーサルシーンも話題になり、「隻眼の志士・河野が男前すぎ」「片目しか見えてないのに気迫がすごい」と視聴者の注目を集め大いにドラマを盛り上げた。福山が演じた河野の様に、「青天を衝け」では山崎銀之丞演じる大橋訥庵や田辺誠一演じる尾高惇忠など、よくある「幕末ドラマ」ではあまりスポットが当たらない人物が丁寧に描かれているところも魅力の一つ。これからもドラマを通してあまり知られていない志士たちとの出会いを期待したい。



■前回(第10話)ネタバレあらすじ
栄一は、江戸へ行って世の中を見てきたいと父・市郎右衛門(小林薫)に頼み込み、仕事の少ない一か月だけだという条件で江戸行きを許してもらった。その頃、井伊直弼(岸谷五朗)が攘夷派の志士に暗殺され、代わりに老中・安藤信正が政務を執り行うことになった。安藤は朝廷と幕府の関係改善のために天皇の妹、和宮を将軍家に迎える降嫁を進めていた。

幕府が開国に踏み切ってから、江戸では物価が上昇し、人々の生活を圧迫していた。栄一は8年前に来た時からすっかり様変わりした江戸に驚きつつ、先に江戸に入った喜作(高良健吾)に連れられ大橋訥庵のいる思誠塾にやって来た。訥庵の弟子、河野顕三から江戸が荒廃したのも異人を入れた天罰だと言うのを聞いて、栄一は「天罰なんか起こしてないで、神風を吹かせて異人も病も吹き飛ばしたらいい」と言ってのけ周囲の反感を買ってしまった。すると訥庵は自分たちの手で神風を起こすのだと言って集まった塾生を扇動するのだった。

また、河野は国を思う気持ちだけで動く者を「草莽の志士」と呼び、その言葉に感銘を受けた栄一は自分も草莽の志士になると決意するのだった。栄一は喜作に人を斬る稽古をしているところに連れてこられた。長七郎から真剣を渡された栄一だったが河野からは「百姓は桑や鋤で土でも掘っているのが似合いだ」と馬鹿にされてしまい、躍起になって刀を振り回し周りに止められてしまうのだった。

そして約束の一か月を過ぎた頃、栄一が江戸から帰って来た。栄一が帰ってきたことに安堵の表情を浮かべる市郎右衛門だったが、栄一は心残りがあるようだった。その時の栄一は、河野から言われたことを思い返しながらも頭の中は混乱していた。そしてこの頃から、血洗島には惇忠を頼り志士や脱藩浪士たちが立ち寄るようになっていた。

和宮降嫁のための花嫁行列のコースには中山道が選ばれた。そして総勢3万人を超え全長50キロに及ぶ前代未聞の花嫁行列の世話をするのは、街道沿いにある百姓たちだった。岡部藩から人手を出すよう言われていた市郎右衛門だったが、それを聞いた栄一は「百姓とは何とむなしいものか」と憤慨するのだった。そんな中、千代はお腹に子どもを宿していることがわかり、渋沢家は明るいニュースに喜び、千代は子供のおかげで栄一の笑顔が見られて安心した。そして千代は、国を案じる栄一や惇忠も尊いが、市郎右衛門が村を守ろうと思う気持ちも負けない尊いものだと告げるのだった。

そして江戸では天璋院となった篤君(上白石萌音)が徳川の為に尽力することを将軍・家茂に誓い、和宮を迎える準備を整えていた。和宮の行列は11月15日江戸に到着し、和宮と家茂は対面した。それを聞いた訥庵は安藤を討つことを決意し、その役目を長七郎に託した。

長七郎は血洗島に戻り、惇忠と栄一、喜作に安藤を討った後、自分も切腹すると話した。しかし惇忠は、安藤一人殺しても急に幕府が攘夷に傾くことはないと言い、自分たちが立ち上がる時が来たと決意した。長七郎は惇忠に説得され、そのまま上州に身を隠すことになった。

大橋訥庵は慶喜に共に決起するよう書状を送ったが、慶喜がそれに応じることはなく、安藤暗殺は実行された。安藤は背中を僅かに斬られたのみにとどまり、襲い掛かった河野含む6名は護衛に斬り捨てられた。訥庵も捕まり、幕府は計画に関わった志士たちの捕縛に乗り込んだ。栄一と喜作は長七郎を上州に逃がして良かったと安心した。しかしその夜、長七郎を深谷宿で見かけたと知らせが入り、栄一は急いで長七郎の後を追うのだった。

■第11話「横濱焼き討ち計画」あらすじ
栄一と千代の間に待望の第一子が誕生するが、すぐに亡くなってしまい、渋沢家には暗い空気が立ち込める。そんな中、惇忠は自らの手で攘夷の口火を切ろうと横濱の外国人居留地の焼き討ちを発案する。それに共感した栄一は、武器や仲間を集め始める

一方、謹慎と解かれた慶喜は、将軍・家茂の後見職になるが、島津久光(池田成志)らから一刻も早く攘夷を決行するよう迫られるのだが・・・。

NHK大河ドラマ「青天を衝け」第11話は4月25日(日)総合よる8時よりBSプレミアム、BS4Kよる6時より放送。脚本:大森美香、出演:吉沢亮/小林薫/和久井映見/橋本愛/高良健吾/草彅剛/堤真一/要潤/平泉成/北大路欣也ほか番組公式Twitterアカウントは「@nhk_seiten」。第11話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「青天を衝け」番組公式サイト

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