『にじいろトリップ~少女は虹を渡る~』9/25公開決定&予告映像解禁

2021年08月05日10時00分映画

離婚秒読みの両親の復縁を願う小学5年生の少女の切なる思いをミュージカル仕立てで描き出し、第16回大阪アジアン映画祭で高評価を得た、いまおかしんじ監督最新作『にじいろトリップ~少女は虹を渡る~』が、9月25日(土)より公開決定、ポスタービジュアルや、予告編映像も解禁となった。

『にじいろトリップ~少女は虹を渡る~』は、雨のキャンプ場を舞台に、両親の復縁を願う少女の気持ちを歌にして届ける、ミュージカル仕立ての切なくも愛おしい 39 分の短編映画。2020年度「映画芸術」日本映画ベスト1に選出された『れいこいるか』のいまおかしんじ監督が、新たなる傑作を生みだした。



主役の少女を演じるのは、本作が初主演作となる櫻井佑音(さくらいゆうね)。テレビ東京系「THE カラオケ★バトル」に出演する実力を持ち、3 月には待望のファーストミニアルバム「My Precious」がリリースされたその歌声を、ミュージカル仕立ての本作で惜しみなく披露。気持ちを歌にして届ける少女を好演し、先に公開された大阪アジアン映画祭では絶賛が相次いだ。

にじいろ

母親役には、平田オリザ主宰の劇団「青年団」に所属し、舞台から映画まで幅広く活躍する「22 年目の告白 私が殺人犯です」(17)、「娼年」(18)の荻野友里。父親役には、園子温監督作「恋の罪」(11)で映画デビューを果たし、高橋ヨシキ監督作「激怒 RAGEAHOLIC」の公開を控える小林竜樹。関西弁が印象に残る子役の歳内王太、いまおか作品に欠かせない「れいこいるか」(20)の西山真来、佐藤宏、「まんが島」(17)「すずしい木陰」(20)の監督としても活躍する守屋文雄が共演。

にじいろ

撮影時11歳の櫻井佑音が主演に決まると、監督は、子供から少女になりつつある時期は、この瞬間しかないと考え「今、撮らなきゃ、もう機会はない」と、2020 年 4 月、新型コロナウイルスの感染に細心の注意を払いながら撮影。櫻井佑音の歌声を生かして突然ミュージカル仕立てになる展開も「ぼそぼそとセリフを話すよりも、生き生きとしていて、あの瞬間を切り取ることができたのではと、ミュージカル仕立ての設定にしたことに満足している」と監督は振り返っている。

■あらすじ
虹に願いを―。
小学 5 年生の晴花は、両親(信孝と久美子)とキャンプ場にやってくる。離婚間近の二人は、険悪な雰囲気になる。翌朝、晴花は一人、森に出かけていく。願い事を叶えてくれるという滝を目指す。途中、同い年の男の子・大地と出会い、大地の道案内で、仲違いしながらも滝にたどり着く。晴花は願う。家族 3 人やり直せますように。森の中、急な腹痛に襲われる晴花は、倒れているところを発見される。助けられた晴花の目の前でまた両親の言い争
いが始まる。晴花は、その場を逃げ出す。追いかけてきた久美子と二人、話をする。「ごめんね、ちゃんとしたお母さんになれなくて」。晴花は久美子を抱きしめる――。

★9月25日(土)より新宿K’sシネマにて公開、以降全国順次公開

にじいろトリップ~少女は虹を渡る~
■キャスト
櫻井佑音/荻野友里/小林竜樹/歳内王太/西山真来/小川朝子/守屋文雄/佐藤宏/サニー(犬)/櫻井拓也(写真)
■スタッフ
製作:アイドル文化振興会/製作協力:国映株式会社/企画:朝倉庄助/プロデューサー:坂本礼/監督:いまおかしんじ/脚本:宍戸英紀/音楽:宇波拓/撮影:田宮健彦/録音:弥栄裕樹/編集:蛭田智子/助監督:阿部友馬/ヘアメイク:三浦真奈美/振付け:中野裕理/メイキング:鎌田義孝/制作応援:女池充/仕上げ:田巻源太/ダビングエンジニア:石原美里/ダビングコーディネイト:古谷敬太/劇中曲演奏:谷口雄(ピアノ)・千葉広樹(ベース)・イトケン(ドラム)・大城真(録音)/エンディング曲「それはいつも今日」作詞:RIKE・作曲:Karry・歌:櫻井佑音
配給:ブロードウェイ/2021年/カラー/39分/DCP/5.1ch/(C)国映株式会社

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