君の瞳に吸い込まれそうだ…ダン・スティーヴンスが甘く囁く『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』本予告映像&ポスター解禁

2021年11月09日14時00分映画

『美女と野獣』『ダウントン・アビー』のダン・スティーヴンスが、今度は完璧な恋を仕掛けるアンドロイドに大変身!すでに来年度(2022年度)のアカデミー賞国際長編映画賞・ドイツ代表にも選出されたロマンティック・アンドロイドムービー『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』(1/14公開)から本予告映像とポスターを解禁となった。



ベルリンのペルガモン博物館で、楔形文字の研究に没頭する学者アルマは研究資金を稼ぐため、とある企業が極秘で行う特別な実験に参加することに。そこに現れたのは紺碧の瞳でアルマを熱く見つめるハンサムなトム。初対面にもかかわらず、積極的に口説いてくる彼は、実は、全ドイツ人女性の恋愛データ及び、アルマの性格とニーズに完璧に応えられるようプログラムされた高性能AIアンドロイドだったー!



映像は、研究者のアルマが、ある企業が極秘で⾏うこの特別な実験の被験者として参加、彼⼥の理想のパートナーとしてのあらゆるデータがインプットされた<アンドロイドのトム>と暮らし始めるシーンから始まる。期間は3週間、報酬を⾃⾝の研究に充てる事が⽬的とはいえ、気乗りしないまま彼を⾃宅に連れて帰るが、その不安は的中!「君の瞳に吸い込まれそうだ」と⽢い台詞を囁き、完璧に家事をこなすかと思えば「息抜きして、働きすぎは良くない」とロマンチックな演出とともにアルマに優しい⾔葉をかける“完璧な彼”に、アルマは調⼦が狂ってしまい「気が変になりそう」と動揺、<機械>として接することで距離をおこうとするが、トムはその後も変わらず “アルマを幸せにすること” というただひとつのミッションを成功させるために、献⾝的な努⼒を続ける。そんな中、トムと過ごす時間が増えるうちに、孤独や愛について“⼈間以上に⼈間らしい”⾔葉を発する彼に気づき
「あなたを⼈間だと思ってもいい?」「あなたがいないとただの⼈⽣なの」と、やがて⾃⾝の⼼を開いていくがー。⼈間・アルマとアンドロイド・トムが⾏き着く未来とは?「それを愛と⾔うのでは?」と真っ直ぐに答えるトムの真っ直ぐな⾔葉が胸に響くと同時に、最後、機械らしく!?ショートする彼の姿も捉えた、シニカルでユニークな予告となっている。

ポスターはアルマの横にピッタリと寄り添いながらも、その背後にまるでクローンのように無数に連なるトムの姿を切り取ったもの。⼈間同⼠の恋愛は妥協や擦り合わせの繰り返しで、ままならないことばかりだが、ロボット相⼿なら難しい⼈間関係もストレスゼロ。衝突のない関係は「愛」なのだろうか?それとも「⾼度で繊細なアルゴリズムの結果」なのか?本作のテーマをそのまま体現するかのような 2 ⼈の関係性を切り取ったものとなっている。

アイムなお、11⽉12⽇からは、ムビチケ(1,500円)も発売決定!表⾯はロゴにちょこんと乗ったダン・スティーヴンスの姿が可愛らしく、そして裏⾯はアンドロイドの⼼臓がイメージされたデザインのクリアファイル付き(A5サイズ)。抜群のルックスと穏やかな性格と豊富な知識、ロマンチックなエスコートで難攻不落のアルマに恋を仕掛けるアンドロイド・トムを演じるのは『美⼥と野獣』(17)、『ダウントン・アビー』(10〜15、19)で観客のハート
をつかんだダン・スティーヴンス。英語訛りのドイツ語でリルケの詩を暗唱し、プロのダンサーのようにキレッキレのルンバを披露し、⼦⽝のような瞳で⾒つめ、かと思えば、アルゴリズムがはじき出した⻭の浮くような台詞をドヤ顔で披露、『プリティ・ウーマン』の1シーンを再現して呆れられるなど、数々の⾃信たっぷりのイケメンテクを空振りさせるトムを茶⽬っ気たっぷりに演じて笑いを誘う。

トムに尽くされても素直になれないアルマには、『es[エス]』(01)や『ヒトラーを欺いた⻩⾊い星』(17)など、ドイツで活躍するマレン・エッゲルト。過去の悲しみを⼼にしまい込み、充実した仕事に打ち込みながらも、⽼いゆく⽗の姿に⾃らの孤独を重ねる複雑な現代⼥性アルマを繊細に演じ、ジェンダーレスとなって初の第71回ベルリン国際映画祭で演技部⾨最⾼賞<銀熊賞>を受賞した。

2⼈の実証実験を⾒守る<ワケあり>相談員には、『ありがとう、ト⼆・エルドマン』(16)『約束の宇宙(そら)』(19)のザンドラ・ヒュラー。監督は、超正統派ユダヤ教徒のコミュニティから逃亡する⼥性を描き、プライムタイム・エミー賞を受賞した『アンオーソドックス』(20/Netflixにて配信中)のマリア・シュラーダー。⼥優とし『Aimée & Jaguar』(99/
未公開)でベルリン国際映画祭最優秀⼥優賞に輝いた経験もあり、『エーミールと探偵たち 』(01)、『ソハの地下⽔道』(11)など出演作が⽇本でも公開され⾼評価を獲得、現在は、映画プロデューサーの権⼒を振りかざし、セクハラと性的暴⾏事件を繰り返したハーベイ・ワインスタインの⾏状を暴く『She Said(原題)』(22年公開予定)を撮影中という、今ハリウッドで最も注⽬を集める監督のひとりでもある。

トムの献⾝的でロマンチックなアルゴリズムは、過去の傷から恋愛を遠ざけてきたアルマの⼼を変えることが出来るのか?アルゴリズムがはじき出した居⼼地の良さに⼈間が溺れるーそれは罪なのか?それともー?ミドルエイジクライシスに直⾯する⼥性をアンドロイドが救うラブロマンスであると同時に、そんな危険で哲学的な永遠の問いを新たに投げかける、ちょっぴりビターな傑作ラブロマンスが誕⽣した。

1/14(⾦)新宿ピカデリー、Bunkamura ル・シネマほか全国ロードショー!

■作品概要

監督:マリア・シュラーダー『アンオーソドックス』 出演:ダン・スティーヴンス、マレン・エッゲルト、ザンドラ・フュラー
2021 年|ドイツ映画|ドイツ語|107 分|英題:Iʼm your man |⽇本語字幕:⾦澤荘⼦ 提供:ニューセレクト 配給:アルバトロス・フィルム
映倫:PG-12|(C) 2021, LETTERBOX FILMPRODUKTION, SÜDWESTRUNDFUNK

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