詐欺グループの張り込みのために喫茶店の店員までする？右京（水谷豊）と亘（冠城亘）のにこやかなエプロン姿にもご注目！2021年12月22日（水）よる9時からテレビ朝日「相棒season20」第10話「紅茶のおいしい喫茶店」を放送！予告動画は番組公式サイトで公開されている。



杉下右京（水谷豊）と冠城亘（反町隆史）がどこにも属さないことを活かして活躍する「相棒season20」の第9話が12月15日に放送された。第9話は、20年前の殺人事件の被害者の生まれ変わりと言い出した若者の出生の秘密が切なく描かれたが、ラストはその若者に右京と亘が優しい声をかける暖かいシーンで締めくくられた。

生まれ変わりを言い出した若者を演じたのは、現在22歳の今井悠貴だ。切ない感情や思いのたけをぶつけるシーンなど演技力が光った。実は、今井は3歳のころから子役として演技をしている「ベテラン」なのだ。演じた役柄でも、自分を別の人物として育てていた両親に怒ることもないいい人だった。

12月22日に放送される第10話「紅茶のおいしい喫茶店」は、右京と亘が詐欺グループの張り込みのために、喫茶店の店員姿になる。右京といえば、紅茶を連想する人も多いほど、部屋でも常に紅茶を飲んでいる右京だが、紅茶のうんちくを語って、客の瑞枝（麻丘めぐみ）と打ち解ける。当然、なにか事件に絡んでいるわけだが、詐欺と関係があるのか？そして、亘がミスをしてしまう。尾行対象だった男を見失うと、その男性が殺されてしまうのだ。亘のピンチを救うのはもちろん、右京と思われる。

■前回：第9話ネタバレあらすじ
特命係の右京（水谷豊）と亘（反町隆史）は、20年前に都内スーパーで起きた刺殺事件の押収品を返却するため、被害者の妻・関田園子（中込佐知子）を訪ねた。その事件の犯人はまだ捕まっていない。園子は最近までチラシを配って情報を集めていたというが、そのさなか、「自分は被害者の生まれ変わりだ」と主張する、見知らぬ若い男・吉岡翼（今井悠貴）が現れた。吉岡は、被害者が搬送され、死亡したその日に同じ病院で生まれた。更に驚くことに“殺されたときの記憶”も残っているといっている。

前世の記憶を持っているということに興味を持った右京は、独自の検証を開始する。吉岡を連れて現場を訪れ、当時の捜査資料と彼の証言を照らし合わせる。事件関係者しか知らない情報を吉岡は知っていた。第一発見者の矢神淳一（岸博之）に話を聞いていると、更に被害者の関田昌平（渡邉翔）が「タイヨウ」と叫んだということも思い出す。そして、その声が翼の父親だと思い出す。父・博幸（画大）に「事件に関係があるのか？」と言いだす。翼は父親が事件に関係があり、そのために親戚付き合いもないのだという。5歳のころまでは写真さえない翼は父への不信感を募らせた。両親である博幸と直美（ともさと衣）に話をきいた右京は部屋に飾ってあった1枚の写真に眼をつけた。それはお正月にホールケーキを前にして写した写真だ。

その翼が刺された。翼は犯人の顔を見ていないというが、凶器は特殊な形状をしたナイフだった。さらに電気工事で使うものとわかり、園子に返却した遺品の中に入っていたものだと右京は思い出した。翼を刺したのは、園子だった。園子は、生まれ変わりならわかるだろうと、昌平の遺品をもってきてせまった。園子は殺される日、夫婦喧嘩をしたままだったことをずっと後悔していた。翼が本当に生まれ変わりならと会いに行ったのだが、翼は遺品をみせても何も言わなかった。追い詰められて園子は翼を刺したのだ。

博幸が事件当日都内スーパーで買い物をしたレシートから、おむつのサイズがLだとわかった。博幸は生まれてくる翼のために買ったといったが、話が合わない。右京が両親だけに話を聞くと、翼の出生の秘密がわかった。翼自身は実はその時3歳だった。翼の本当の名前は「太陽」だ。太陽の父親はひどい暴力をふるい、直美は妊娠したまま逃げ出したのだ。その後博幸をであったが、そのまま子供を産めば、元の夫の子供になってします。そのため、無戸籍のまま太陽を3歳まで育てた。事件の日に直美が生んだ「翼」は生後すぐに死んでしまった。しかし両親は「太陽」を「翼」として育てることにした。死体遺棄は時効がすぎているが、戸籍は問題がある。右京はそれを直すように諭した。

昌平を殺したのは、第一発見者である矢神純一の息子・友彦（栗原卓也）だった。中学生だった智彦は迷子となっていた「太陽」と遊んでいた。しかしそれをみた昌平は勘違いして警察を呼びそうになった。パニックになった智彦が昌平を刺したのだった。

翼は実際の年齢よりも3歳若い状態で高校記録を出していたため、その記録は取り消しとなったが、自分が何者かわかって活き活きとしていた。右京はホールケーキの写真から、太陽の実の誕生日がお正月だったと言い当てた。そして、太陽に暖かい声をかけて励ました。

■第10話あらすじ
杉下右京（水谷豊）と冠城亘（反町隆史）は、角田（山西惇）からの頼みで、仮想通貨の儲け話を持ち掛けるロマンス詐欺のグループの張り込みを手伝う。金の保管場所とみられる家具店を見張ることになった右京と亘は、目の前の喫茶店に目をつけ、オーナーの真鍋（酒井敏也）に事情を話し、店番をする代わりに、捜査への協力を持ち掛ける。

接客する右京は、瑞枝（麻丘めぐみ）という紅茶好きの女性と知り合い、うんちくを傾けながら意気投合する。右京は瑞枝がふと寂しげな表情を見せたこと気づく。

そんな中、問題の家具店に出入りしていた男女が、喫茶店にやってくる。亘は、店を出た2人の尾行を試みるが、タイミング悪く客に捕まり、見失ってしまった。その後、特命係に戻った右京に、思わぬ情報がもたらされる。亘が取り逃がしてしまった男が、転落死体で見つかったという。

テレビ朝日10月13日スタート「相棒 season20」。出演：水谷豊／反町隆史／森口瑤子／川原和久／山中崇史／篠原ゆき子／山西惇／浅利陽介／田中隆三／神保悟志／小野了／片桐竜次／杉本哲太／仲間由紀恵／石坂浩二ほか。番組公式Twitterアカウントは「@AibouNow」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

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