二宮和也のイタリア語と歌声が大評判となった「潜水艦カッペリーニ号の冒険」ネタバレあらすじ!

2022年01月04日09時16分ドラマ
@フジテレビ

嵐の二宮和也が主演を務め、有村架純と共演するフジテレビ新春スペシャルドラマ「潜水艦カッペリーニ号の冒険」が、2022年1月3日に放送された!史実に基づく戦争ものだが、ハッピーに終わった!見逃し動画はFODで配信中だ。



「潜水艦カッペリーニ号の冒険」は、第二次世界大戦中に運命的な出会いを果たすことになる、厳格な日本海軍軍人と陽気なイタリア人たちの国境を超えた友情と恋の物語だ。小学生の頃から第二次世界大戦で日本と同盟を組んだのは、ドイツとイタリアだということは知っている人が多いが、そのイタリアが日本が敗戦する前に、同盟をはずれ、日本と敵対する連合国側に移っていたことを覚えている人は少ない。イタリアが同盟を結んでいる間に日本への物資を輸送するために潜水艦「カッペリーニ号」を派遣してくれたが、長い時間をかけて日本へ着いた頃には全く状況が変わっていた。船員たちは上陸前は未知の国、日本で歓迎されるものとばかり考えていたが、上陸すると自分たちには銃が向けられる。陽気なイタリア人たちも失意に落とされた。

このイタリア人たちを捕虜として扱うのが、厳格な日本海軍少佐・速水洋平だ。実はイタリアへ派遣されていたことがあり、言葉は堪能だ。潜水艦を操る条件として、捕虜の扱いではなく、日本軍人と同じ扱いをすることとした。結果、速水の家でイタリア人3人の面倒を見ることになり、厳格な日本海軍軍人と陽気なイタリア人たちの国境を超えた友情をはぐくんでゆく。

速水を演じたのは、嵐の二宮和也だ。軍服姿を披露するとともに、イタリア語が堪能な役のため、イタリア語での長いセリフや歌も披露した。イタリア語の発音は、出演していたイタリア人も驚くほど完璧だったという。また、嵐の活動休止以降、二宮和也の歌が聞けていなかったファンからは、劇中で3曲が披露されたことに歓喜の声があがっている。

速水の妹・早季子を演じた有村架純は戦時中でも明るさを失わず、イタリア人に対しても公平な態度をとる心優しい小学校の教員役を好演した。速水が好きになる女性を演じたのは、宝塚出身の愛希れいかだ。陽気なイタリア人はオーディションで合格した3人で、現場で二宮和也からも大きな影響を受けたと話している。





■ネタバレあらすじ
1943年9月、太平洋のど真ん中、潜水艦コマンダンテ・カッペリーニ号が日本へ物資輸送のために向かっていた。出発時は日本と同盟を組む枢軸国だったイタリアだが、出航した後、イタリアは連合国側に寝返っていた。乗組員のイタリア人・アベーレ(ペッペ)、シモーネ(ベリッシモ・フランチェスコ)、アンジェロ(パオロ)は渡航中にまさかイタリアが日本の敵国になっていることなどつゆ知らず、日本から大歓迎を受けると期待に胸を膨らましていた。

ところが、長旅を終えようやく日本に到着した3人を待っていたのは鬼の形相をした日本海軍少佐・速水洋平(二宮和也)だった。速水は、“人生は国を守るためにこそある”と信じてやまない超堅物だ。かつて、イタリアに滞在していたが、“食べて、歌って、恋をして”を信条にするイタリア人の軟派な国民性を毛嫌いしていた。実はイタリア語を流ちょうに話せるが、上司である大佐・廣田正(堤真一)から「イタリア語を話せるのは隠しておけ。イタリア人たちが油断してしゃべることを聞き出せ」と命じるのだった。

そんなことも知らず、イタリア人たちは速水の前で、イタリア語で悪口を言いたい放題に話してしまう。全て理解できている速水は、グッと堪えながら知らないふりをする。速水の前で脱走の話まですると、速水は壊れている塀を塞ぎ「残念だったな」とイタリア語で書いた板を立てかけておいた。イタリア人たちはまさか速水が言葉を理解しているとは思いもせず、誰かが密告したと思ってしまう。

尾上大尉(音尾琢真)たちの命令で作業に出ている時に、速水の妹の早季子(有村架純)と同僚の鈴木香苗(愛希れいか)たちにイタリア人が出会った。アベーレ(ペッペ)は早季子に一目ぼれし、速水が香苗に恋していることも見抜いた。

速水はイタリアの潜水艦を改造して日本軍の船として使用することを提案する。しかし、何度やっても船は動かない。そこで、イタリア人たちの捕虜に、船を直して日本軍として戦うものを募る。すると、捕虜生活をなんとか抜け出したいアベーレ、シモーネ(ベリッシモ・フランチェスコ)、アンジェロ(パオロ)が立候補した。実はこっそり部品の一部を抜いて上陸していたのだ。当然のことながら、船は動かせるようになった。日本軍としての扱いのため、捕虜の施設においておけないと廣田から元旅館である速水の家に3人を住まわせるように命令を受ける。しぶしぶ引き受ける速水だったが、家にいた早季子をみてアベーレは喜ぶ。

速水の厳しい態度にへきへきしていた3人は速水が虫が嫌いなことを思い出して、風呂場に大きな蜘蛛をおいておいた。しかし、風呂に入ったのは早季子だ。慌てて風呂場にゆくアベーレは早季子の裸を見てしまう。そこへ速水がやってきて、イタリア語でまくしたてる。

速水はこれ以上家に3人を置いておけないとイタリア領事館に3人を引き取ってほしいと頼むが、日本軍の手助けをしている3人など引き取れないという。仕方なく、速水は「今後、家では歌は歌わない、日本になじめ、妹に手を出すな!」と誓わせて、また家で過ごさせる。3人は日本語をマスターし、日本の防火訓練などにも参加して近所の人とも距離を縮めてゆく。アベーレは阿部さん、シモーネは下根さん、アンジェロは安寿さんと呼ばれていた。

3人は速水が以前乗っていたバイクも直した。早季子は行ってみたいところがあるといって、アベーレを海が見張らせる丘に連れて行った。そして、速水がジェノバに行っていたことも話す。町に戻ってくると、アベーレたちをよく思っていない阿部少佐(今野浩喜)がアベーレを問い詰め、殴り掛かる。アベーレは一切手出ししない。そこに速水がきて、アベーレたちを助ける。アベーレが手を出さなかったのは阿部が怪我をしたら日本軍として攻撃に出られなくなるためだという。

戦況は日本にとって不利になってくる。アベーレたちは速水が香苗を思っている気持ちを知っているので、そのプロポーズを手助けしようとする。しかし、速水が香苗が住んでいる小学校の前で歌を歌う。しかし、用務員から水をかけられてしまう。3階からは香苗ものぞき込むが「見回りをしていただけだ」と速水は強がってしまう。

戦況は更に悪化して、昭和20年夏、カッペリーニ号を出航させることになる。3人も出航すると思っていたが、捕虜として扱われる。しかし、速水が半日だけ好きに過ごさせてあげる。早季子を過ごすアベーレは速水の思いをくみ取っていた。速水は香苗にプロポーズする際に渡そうとしていたネックレスをアベーレに託す。そんな時小学校が空襲に合う。速水が子供をかばって怪我をしてしまう。それでも船に乗って日本を守ろうとするが、アベーレたちに止められた。速水は「生きて帰ってこい」といって送り出す。

昭和20年8月、終戦を迎えた。アベーレ、シモーネ、アンジェロが戻ってきた。実は潜水艦は故障したため、3人は無事だったのだ。速水家に3人は戻った。アベーレは早季子を愛を誓い、戦時中に託されたネックレスをかなえに渡した。香苗から「直接言葉が聞きたい」と言われた速水はイタリア語の歌で愛をうたった。

フジテレビ 1月3日(月)よる9時放送「潜水艦カッペリーニ号の冒険」。出演:二宮和也、有村架純、堤真一、音尾琢真、今野浩喜、愛希れいか、野原壱太、ペッペ、ベリッシモ・フランチェスコ、パオロ、池上彰ほか。番組公式Twitterアカウントは「@Cappellini_cx」。

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