宗時の死に騒然!「鎌倉殿の13人」第6話、頼朝は敵の包囲網から抜け出せるか?第5話ネタバレあらすじ

2022年02月07日10時02分ドラマ
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平家包囲網を脱出できるか?頼朝(大泉洋)のピンチが続く!NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)2月13日(日)放送の第6話「悪い知らせ」あらすじ、前回第5話「兄との約束」のネタバレあらすじを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信。



2月6日放送の第5話では、源頼朝(大泉洋)の軍が山木兼隆(木原勝利)と堤信遠(吉見一豊)の首をとって初戦を勝利で飾るが、大庭景親(國村準)の大軍を前に大敗を喫し早くも苦戦を強いられた。負けたことを責める頼朝と北条時政(坂東彌十郎)の間に生じた亀裂。さらに頼朝のわがままで北条館に置いて来たご本尊を取りに向かった宗時(片岡愛之助)がまさかの闇討ちを食らい、第5話目にして悲しい退場となった。“源氏や平家などどうでもいい。坂東武者の世を作る。そのてっぺんに北条が立つ”という熱い思いを義時(小栗旬)だけに打ち明けてこの世を去った宗時にネットも騒然。「まさかこんな早く退場するとは!」「兄上!思った以上に辛過ぎる」と大きな反響を呼んだ。

さらに、ネットでは宗時役の片岡愛之助がアニメ「鬼滅の刃」に出てくる火柱・煉獄杏寿郎をイメージした役作りをしたということが話題となっている。煉獄杏寿郎というキャラクターは正義感と使命感、人を想う熱い心を持つ生粋の剣士。確かに、最後まで坂東武者としての責務を全うし、心を燃やし続けた宗時の生き様、愛之助が放つまっすぐなオーラは“煉獄さん”そのものだったかもしれない。残念ながら第5話で退場となった宗時だが、この先は義時が兄の熱い思いを胸に最後まで駆け抜けることとなるだろう。

そして2 月13日放送の第6話では、甲斐源氏の棟梁・武田信義役で八嶋智人が登場する。三谷作品では欠かせない俳優のひとりである八嶋が、時政・義時親子を巧みに揺さぶる。一方、頼朝勢に三善義澄親子が合流するも、平家の包囲網に囲まれ絶体絶命のピンチが続く。今のところ鎌倉幕府を開きそうにないほど頼りない頼朝軍だが、果たして勝利の兆しは見えるのか?亡き兄の思いを胸に、義時が決意を新たにする第6話も見逃せない。

■実は13人のひとり、梶原景時
第5話で描かれた石橋山の合戦で、頼朝討伐に燃える大庭景親のブレーン的働きを見せ頼朝を追い詰めた梶原景時。この武将、初めは敵方の大庭側につくが、石橋山の山中で頼朝を見つけるも情を持って逃がしたため、後に頼朝を支える重臣13人のひとりとなる。

景時は歌舞伎の『梶原平三誉石切』という演目をはじめ、様々な演目で度々登場し、その人柄は大悪人と言われることも多く、“悲劇の武将”と言われる人物。歴史では無骨な坂東武者の中では珍しく和歌を好む教養の持ち主で、後に源義経と対立した人物として知られている。歌舞伎でも景時役を演じた経験を持つ中村獅童が、三谷大河で今後どんな過程を経て鎌倉殿の13人になっていくのか、今後の活躍に注目したい。

■前回(第5話)ネタバレあらすじ
ついに挙兵した頼朝勢は、山木兼隆と堤信遠を討ち、初戦を勝利で飾った。これにより頼朝は坂東の政を行うことを宣言する。しかし、これに激怒した大庭景親は家臣の梶原景時の助言により、東へ向かうと予想される頼朝勢を迎え撃つために3000の兵を従え出陣した。このことはすぐに北条が知ることになるが、大庭軍を挟み撃ちにするため一気に鎌倉を目指すことになった。その頃、伊東祐親(浅野和之)は、頼朝軍の中心人物である宗時を打ち取れば北条は崩れると考え、善児(梶原善)に宗時を暗殺するよう指示を出していた。

8月20日、頼朝は鎌倉へ向けて北条館を出発した。一方、義時は頼朝の命により政子(小池栄子)達をかくまうため伊豆山権現に向かった。女人禁制であったため、政子たちは寺女として身分を隠し生活することとなった。その頃、頼朝は雨で鎌倉へ向かえず23日に石橋山の山中に陣を構え、時を同じくして大庭軍も石橋山のふもとに陣を構えた。三浦が北条に寝返ったことを知った梶原景時(中村獅童)は、朝になり水かさが減れば大庭軍が不利になるため、今こそ攻め時だと大庭に進言。大庭の軍勢3000に対し、北条は300。大庭も勝機があると見込んで出陣を命じるのであった。

一方、頼朝は援軍が来ないのであればいったん兵を引きたいと考えていたが、宗時は山中の狭い場所に誘い込めば少人数が有利だと考えていた。相手を挑発し、山中に誘い込む役を買って出た時政だったが、逆に大庭の挑発に乗ってしまい誤って出陣の号令を出してしまう。平場での勝負に少数の軍勢では勝ち目はなく、激しい戦いの末に頼朝軍は大敗を喫してしまった。新田忠常(高岸宏行/ティモンディ)から敗北の知らせを聞いた政子は、頼朝や家族の無事を祈り、芽依(宮澤エマ)とりく(宮沢りえ)と共に仏に向かい読経をするのだった。

その頃、頼朝たちは山中へ逃げ込んでいた。北条家に向かって悪態をつく頼朝に時政も苛立ちを覚えていた。宗時は甲斐の武田に助けを求めようと提案するも、頼朝は難色を示した。武田信義は甲斐源氏の流れで頼朝の挙兵に乗じて源氏の棟梁を名乗り、あちらも挙兵していたのだ。しかし安達盛長(野添義弘)の説得もあり、仕方なく武田に助けを求めることを承諾。そして小さな観音様を取り出し、「こんなことなら、ご本尊を持ってくるべきだった」と本尊を持ってくるように指示を出す。本尊は北条館にあるが、今は伊東の兵が取り囲んで危険な状態。しかし宗時は自分が取りに行くと言って北条館に向かった。

翌朝、義時と時政は武田に援軍を求めるため甲斐へ向かった。道中、時政は頼朝のことを大将の器ではないと考えていた。頼朝の首をみやげに大庭に頭を下げれば命は助かるかもしれないとする父に対し、義時は仲間割れをしている場合ではない、それでは協力してくれた人々を危険に晒すことになると説得するのだった。義時の心には出発前に兄、宗時から言われたある約束があった。宗時は、「平家とか源氏とかどうでもいい。坂東武者の世を作る。そのてっぺんに北条が立つ。そのためには源氏の力、頼朝の力が必要だ」と言って、それまでは辛抱しようと話していたのだ。

しかしその頃、北条館の近くまで戻っていた宗時は、伊東祐親によって放たれた善児に首を刺され殺されてしまう。頼朝の挙兵を誰よりも望み、北条をけん引してきた宗時だったが、夢半ばでこの世を去った。

■第6話「悪い知らせ」あらすじ
大庭景親率いる平家方に大敗を喫した源頼朝勢。この合戦で宗時はじめ有力な坂東武者が戦死してしまった。敵の追撃から必死に逃れるため、頼朝は従者の安達盛長らとともに石橋山山中に身を潜めていた。一方、兄・宗時との約束に決意を新たにした義時は、再起を図るべく父・時政とともに甲斐を治める武田信義(八嶋智人)のもとを訪ねるのだが・・・。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第6話は2月13日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:三谷幸喜、出演:小栗旬/大泉洋/小池栄子/新垣結衣/片岡愛之助/浅野和之/坂東彌十郎/宮沢りえ/西田敏行ほか。番組公式Twitterアカウントは「@ nhk_kamakura13」。第6話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」番組公式サイト

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