NHK土曜ドラマ 芦田愛菜主演「エンディング・カット」大切な人の死に、残された家族は何ができるのか?

2022年03月17日16時00分ドラマ
@NHK

令和元年度文化庁芸術祭ラジオ部門大賞の同名作品で声を担当した芦田愛菜、佐藤隆太、広末涼子がテレビドラマでも熱演!「エンディング・カット」2022年3月19日(土)よる9時からNHK総合で放送!PR動画、インタビュー動画は番組公式サイトで公開されている。



3月19日(土)よる9時からNHK総合で放送される土曜ドラマ「エンディング・カット」は、2019年2月2日にNHK-FMでオーディオドラマとして放送された作品を映像化したものだ。オーディオドラマに声の出演をした芦田愛菜、佐藤隆太、広末涼子がそのままテレビドラマでも家族として出演する。エンディング・カットとは、納棺師の技術を持つ理美容師が、遺族の声に耳を傾けながら故人の髪をカットやカラーなどヘアーセットすることで、実在する職業だ。約2時間のエンディングカットは、遺族と故人との最期の別れの時間を生み出す。

主演を務めるの芦田愛菜は、主人公の高校生と同世代となり共感できる部分が多いといい、インタビューでも「もし自分だったらと想像して、大切に演じさせていただきました」と話している。オーディオドラマ内でもあった「父の職業である亡くなった方の髪を切っているところを結がお願いして見せてもらうシーン」シーンが思い入れがあるシーンと話している。

エンディングカット@NHKエンディング・カットを行う父親役は佐藤隆太が務める。オーディオドラマと同じメンバーでテレビドラマ化できることを喜んでいるといい、エンディング・カットという仕事について「ご家族の方が故人様としっかり向き合ってお別れを出来る時間を提供することが本質だ」と感じているという。病気の母親役の広末涼子は、自分の出番がない日でも現場に向かいたくなるほど作品に引っ張られているという。死を取り扱うものの、悲しいだけではなく、心温まるドラマとなっている。

挿入歌は、中村佳穂が歌う「circle」(詞・作曲 小田朋美 石若駿)。元々小田と石若の楽曲のファンだと言う中村は、「デモを聞いたときに、この曲のことを大事にしていることが伝わってきてすごく感動しました。お二人のバーストに私が携わることができて嬉しく思います。」とコメント。また冒頭の「ずっと前から~」の部分はフリーテンポで、芦田愛菜の演技と小田朋美の演奏にあわせて唄うことで、「三人でセッションしている気分になりました。」と挿入歌の完成に満足の様子。

誰もが避けては通れない“大切な人の死”に、残された家族は何ができるのか ――明日の放送が楽しみだ。

■あらすじ
迫田結(芦田愛菜)は美大進学を目指す高校三年生。両親が経営する小さな美容室の一人娘だ。最近、父の和俊(佐藤隆太)の様子がおかしい。店を母の七海(広末涼子)に任せて、自分は出張カットばかりしているのだ。不審に思った結は父を尾行するが、たどり着いたのは葬儀場だった。和俊は「エンディングカット」という、ご遺体の髪を切る仕事をしていたのだ。

NHK総合3月19日(土)よる9時放送「エンディング・カット」。出演:芦田愛菜、佐藤隆太、広末涼子、マイコ、鶴見辰吾、池津祥子、田畑志真、玉置玲央、鈴木宗太郎ほか。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

NHK 総合「エンディング・カット」番組公式サイト