政子激怒にネット反響!「鎌倉殿の13人」第13話に木曾義仲役青木崇高が登場!第12話ネタバレあらすじ

2022年03月28日10時30分ドラマ
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木曾義仲役で青木崇高が登場!ライバル出現に頼朝(大泉洋)がとった行動とは?NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)4月3日(日)放送の第13話「幼なじみの絆」あらすじ、前回第12話「亀の前事件」のネタバレあらすじを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信中。



待望の男児誕生に沸き立つ鎌倉。しかし3月27日放送の第12話では、政子(小池栄子)が亀(江口のりこ)の館を焼き壊す「亀の前事件」が描かれネットで大反響を呼んだ。りく(宮沢りえ)のいじわるで頼朝の浮気を知った政子は怒り心頭怒。りくの勧めで「後妻打ち」を決行するも、義経(菅田将暉)加勢で“ちょっと壊すだけ”のつもりが大惨事に。倒壊した家を前に「恐ろしすぎる。ここまでするか?」と唖然とする大泉“頼朝”が笑いを誘いつつも、実行役の牧宗親(山崎一)の髷を切るという厳しい処分を容赦なく断行。祐親(浅野和之)殺害に続き、怒らせたら怖いというイメージを植え付けた。

しかし、そんな頼朝も太刀打ちできなかったのが政子とりくだった。政子は「女子同士でつまらぬ争いをしてしまったこと、恥ずかしく思います。」としながらも、「肝心なのは夫の裏切り」と切り出し、さらに義母・りくが「咎めるべきは夫のふしだら」と詰め寄った。女たちに追い込まれて逆切れする頼朝、さらに頼朝を怒鳴りつける時政(坂東彌十郎)と、家族会議は大いに揉める結果となった。ネットでは「頼朝が全て悪い!」と政子擁護の声が高まる中、宮沢りえ演じるりくの、いたずらっ子のようにウィンクするチャーミングな姿や、家族思いの時政の人間臭いところが好感を呼んだ。

そして4月3日放送の第13話では、頼朝のライバルとなる木曽義仲役の青木崇高、さらに義仲の嫡男で、頼朝のもとに人質として預けられる義高役を市川染五郎が演じる。頼朝、義仲そして武田信義(八嶋智人)の、源氏の棟梁の座をかけた争いがどんな展開を見せるのか注目したい。そして、八重(新垣結衣)を一途に思う義時が再度アタック、長年の思いは八重に届くのか?

■嫉妬にかられた妻同士の争い
亀の前事件で描かれた、前妻が後妻の家を壊すという衝撃的な「後妻打ち(うわなりうち)」。「うわなり」とは時代と共に意味は変化していったが、主に後妻や妾を指し、日本の中世から江戸時代まで存在した風習のひとつ。夫が妻と離縁し、後妻と結婚する時、前妻は後妻の家を襲うことは一定のルールのもと許されていたという。

そのルールもユニークで、まず前妻から後妻へ使者を通して「襲いますよ」という事前通告がされる。そこには日時、どんな武器を使うかを相手に伝えられるというのだ。そして前妻は親類や友人を誘って後妻宅に押しかけ大暴れする。その武器も様々で、江戸時代の絵師・歌川広重の「住吉う八なり打の図」では、しゃもじやほうき、ざるなど生活用品が登場し、コミカルに描かれている。

こうして前妻の恨みは後妻の家で大暴れして発散され、恨みを残さないことが「後妻打ち」というもの。それにしても嫉妬にかられた妻同士の解決策として、相手宅を襲うという方法で恨みを晴らす風習があったとは驚かされる。

■前回(第12話)ネタバレあらすじ
義時(小栗旬)は、八重に祐親が自害したと伝えた。しかし、八重は父が自害したとは思えなかった。納得がいかない様子の八重を思い、義時は自分の領地となった江間に帰るよう勧めるのだった。その後、阿野全成(新納慎也)と実依(宮澤エマ)が結婚。政子の出産も近くなっていた。そして頼朝は、朝廷に詳しく、政に精通した人材を求め、京にいる三善康信(小林隆)が推挙した大江広元(栗原英雄)らを鎌倉に呼び寄せた。また、新たに生まれる子の乳母夫を、比企能員(佐藤二朗)に就かせた。その為、政子は比企館に移り住むことになった。

寿永元年8月、政子は後の二代将軍、頼家となる万寿を出産した。その頃、義時は頼朝が別邸を持っていることを知らされ、しかもそこに亀を住まわせていることに驚いた。頼朝は、乳母夫に時政を推挙しなかったことを気にしていたが、一つの家に力が集まるのを避けるためやむを得なかったと言い訳し、義時も納得した。しかし、亀が八重の存在を知っていて嫌がらせをしたことを察して腹を立てた。

義時は江間にいる八重に会いに行き、亀との間にあったことを聞きだそうとするが、八重は話そうとせず、そればかりか鎌倉に帰りたいと言い出した。八重は祐親が頼朝に殺されたと知りながらも頼朝の側にいたいと願うのだった。

一方、万寿の体が弱いことを聞いた実依は、全成にそのことを打ち明けた。全成は親の不徳が子に災いをもたらしていると言って、頼朝が浮気をしていることを実依に話してしまう。それはすぐに時政やりくが知ることになり、さらにりくはそのことを政子に告げ口してしまう。怒り狂う政子に、都では妾を持つことはよくあることと前置きをしながらも、りくは後妻打ちで仕返しをしようと提案するのだった。

政子が亀の館を少し壊して、頼朝に灸を据えようと作戦を立てるりくは、実行役を兄・牧宗親に頼んだ。一方、政子が頼朝の浮気を知ったことを聞いた義時は、姉が何かやらかすのではないかと察して、三浦義村(山本耕史)と共に急いで亀を安全な場所に避難させた。そして義経に館の警護を頼むのだった。義経が館の前で見張っていると、牧宗親がやって来て、「政子の頼みで少しだけ家を壊す」と言うので、義経は納得して牧を通した。しかし、牧に手伝って欲しいと言われた義経は派手に館を壊してしまうのだった。

翌朝、焼けて倒壊した亀の館を見て頼朝は呆然としていた。すぐに会議が開かれ、犯人捜しが始まった。義経と牧宗親が呼ばれ、火をつけた義経は謹慎、牧は髷を切られる厳しい処分を受けた。これにりくは激怒し、頼朝のもとへ抗議しに向かった。そもそも頼朝の女癖が悪いと非難するりくは、御台所として励む政子がかわいそうだと擁護した。そこへ政子が現われ、りくと共に頼朝への怒りをぶつけた。責められた頼朝は開き直り、「身の程を知れ」と言い返してしまう。すると今度は時政が「わしの大事な身内に、ようもそんな口を叩いてくれたな!」と怒り出し、伊豆に帰ると言い残し部屋を出て行ってしまった。

その晩、義時は上総広常の館を訪れ、広常に愚痴をこぼした。その頃、一部始終を見ていた大江は、鎌倉殿に忠義を尽くす義時を手放してはならないと頼朝に忠言するのだった。

■第13話「幼なじみの絆」あらすじ
政子が男児を出産し、頼朝の嫡男誕生に沸く鎌倉。しかし、頼朝の浮気が大騒動を引き起こし、激怒した時政は伊豆へ戻ってしまう。これを好機と捉えた比企能員は、義経らに接近する。そんな中、義時は八重のことを一途に思い、鎌倉と江間を往復する日々を送っていた。一方、平家に敗北した源行家(杉本哲太)は再起を図り木曾義仲(青木崇高)を頼るのだが・・・。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第13話は4月3日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:三谷幸喜、出演:小栗旬/大泉洋/菅田将暉/小池栄子/新垣結衣/坂東彌十郎/宮沢りえ/佐藤浩市ほか。番組公式Twitterアカウントは「@ nhk_kamakura13」。第13話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」番組公式サイト

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