佐藤浩市の最期に視聴者絶句!「鎌倉殿の13人」第16話、軍略家義経が始動!第15話ネタバレあらすじ

2022年04月18日09時22分ドラマ
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エネルギッシュな菅田“義経”ついに見参!木曾義仲(青木崇高)討伐に燃える!NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)4月24日(日)放送の第16話「伝説の幕開け」あらすじ、前回第15話「足固めの儀式」のネタバレあらすじを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信中。



4月17日放送の第15話では源頼朝(大泉洋)への不満を募らせる御家人たちニセの儀式「足固めの儀式」を利用し頼朝の嫡男・万寿を拘束、頼朝追放の計画を企てた。争いを避けたい北条義時(小栗旬)が奔走するも、頼朝の本当の狙いは上総広常(佐藤浩市)の抹殺。鎌倉の足固めのため、見せしめとして御家人たちの前で首謀者の上総広常を成敗した。

以前から広常の統率力を恐れていた頼朝が、謀反話が持ち上がるとわざと広常を反頼朝の元へ送り込み、そして責任を負わせ亡き者にする。まんまんと頼朝の手のひらで踊らされた義時の無念がそのまま視聴者へと伝わりTwitterでは「辛すぎる回 」「言葉も出ない回だった・・・」「ちょっと心の整理がつかないな」などの声があがった。万寿の「足固めの儀式 」をするはずが、実質ナンバー2の見せしめの死により御家人たちの結束を強めた頼朝の独裁が色濃く出た神回となった。

そして4月24日放送の第16話では、ついに木曽義仲と源義経が激突。源氏同士で争いたくないと主張する義仲に対し、義経の予想を超える軍略が・・・。稀代の天才武将、義経が義仲追討と、平家軍を率いる平宗盛(小泉孝太郎)討伐に燃える!

■上総広常誅殺の裏側
鎌倉時代初期のことが記された『愚管抄』によると、寿永2年(1183年)謀反を疑われた上総広常は、頼朝の命を受けた梶原景時に鎌倉御所内で暗殺されたと記されている。景時と双六に興じていた最中、盤を飛び越えてきた景時に斬られた広常。広常の鎧から見つかった祈願書には謀反に関しては記されておらず、代わりに頼朝の大願成就を願う思いが綴られていた。これを見た頼朝は、殺したことを後悔し、広常の親族を赦免したとされている。

この頃の鎌倉は、頼朝をトップとする独立した革命政府が東国にあるようなもの。しかし、「寿永二年十月宣旨」で頼朝は朝廷から東国の支配権を公認される。そのため頼朝にとって最大の脅威となる広常が、権力確立の妨げになると思われての謀殺に繋がったといえる。

京に上る準備のために文筆を学び、義時の良き理解者であった上総広常。「武衛」と頼朝を慕う広常の祈願書は頼朝を支えたい気持ちに溢れていた。第15話はそんな広常を魅力的に描いた三谷脚本と佐藤浩一の秀逸さが光る回となった。

■前回(第15話)ネタバレあらすじ
木曽義仲追討のため、京へ向け向け出発した義経たちは近江まで進軍していた。義仲は義経が迫っていると知ると、後白河法皇(西田敏行)を拘束し、京に籠る作戦をとる。一刻も早く京へ向かいたい頼朝だったが、御家人たちの間では頼朝追放の計画が遂行していた。三浦館に集まった御家人たちは頼朝を鎌倉から追い出すために、嫡男・万寿を略奪しようと作戦を練る。文覚(市川猿之助)は「足固めの儀式」という儀式をでっち上げ、万寿を鶴岡八幡宮にて拘束する計画を持ち掛けた。

一方、義時は足固めの儀式と同日に三浦館で大がかりな鹿狩りが予定されていることが引っ掛かっていた。義時に頼まれ三浦館での様子を見に行った比企能員(佐藤二朗)。千葉常胤(岡本信人)らが義仲の嫡男・義高(市川染五郎)を担ぎ上げ、頼朝を追い出す計画を知ると寝返り、御所に帰って謀反はないと伝える。一方、鶴岡八幡宮で儀式の準備を行う文覚の言動を怪しいと感じた義時は、鹿狩りを欠席した土肥実平(阿南健治)を問い詰め、土肥から謀反の企てがあることを知る。急いで御所に戻りそのことを大江広元(栗原英雄)たちに伝えた。

謀反を知って憤る頼朝だったが、広常と義時が協力して御家人たちを説得するよう命じ、武装を解けば許すと明言した。そして儀式当日、武装した和田義盛(横田栄司)や畠山重忠(中川大志)らが政子(小池栄子)らを取り囲んだ。そこへ駆けつけた義時は今こそ坂東武者が一丸となって戦う時であり、そのためには頼朝が必要だと説得。和田たちは武装を解いた。義時は三浦館に向かい、企てが失敗した責任を負い自害しようとする千葉を止め、兵を退けば許すという頼朝の意向を伝えた。広常はそれを聞いて「そうと決まれば解散だ」と言ってその場は丸く収まった。

その晩、頼朝は広常を労い酒の席をもうけた。広常は、御家人は所詮使い捨ての駒だと話し、頼朝に「お前さんは己の道を行けばいい。法皇様だって目じゃねぇや」と笑顔を見せた。一方、政子は謀反を企てた三浦義澄(佐藤B作)と岡崎義実(たかお鷹)に対し、頼朝への不満をわかってやれなかったことを詫び、今後何かあればいつでも言って欲しいと伝えた。

その頃、御所では頼朝に謀反を企てた御家人の名前が書かれた一覧表が渡された。義時は寛大な裁きを求めたが、広元はそれに反論。一切の咎めがないのは示しがつかないと、一人を見せしめに殺すことを提案し、それを上総広常にしようと言い出した。それを聞いて焦る義時だったが、どんどん話が進んでいくのを見て、頼朝と広元の間では初めからそのつもりだったと知り愕然とする。そして頼朝の冷徹で残酷な一面を思い知らされるのだった。

翌朝、皆が御所に集まり穏やかに過ごす中、梶原景時(中村獅童)が広常を誘ってすごろくに興じていると、突如、景時が刀を抜いて広常に斬りかかった。謀反の企てをした大悪人のために成敗すると宣言した景時は、広常を襲い、死にゆく広常を頼朝は冷たい目で見ていた。義時は泣きながら駆け寄ろうとするが、頼朝に止められ手出しができず立ちすくむ。広常が絶命すると、頼朝は「今こそ天下草創の時。わしに逆らう者は何人も許さん。肝に銘じよ。」と宣言し、御家人たちはそれにひれ伏した。この年、八重は義時との間に男子を出産。後の北条泰時が誕生した。

■第16話「伝説の幕開け」あらすじ
御家人たちをまとめ上げた頼朝は、弟・範頼を総大将。梶原景時を軍奉行とした本軍を派兵する。八重に見送られた義時も戦へ向かい、先発隊の義経と合流。後白河法皇を捕らえて京に立てこもる木曽義仲、福原を拠点に復権を狙う平宗盛(小泉孝太郎)に対し、鎌倉方は義経の天才的軍略が開花。畠山重忠らが戦場を華々しく駆け、壮絶な争奪戦を繰り広げる

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第16話は4月24日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:三谷幸喜、出演:小栗旬/大泉洋/中村獅童/小池栄子/青木崇高/新垣結衣/佐藤浩市/西田敏行ほか。番組公式Twitterアカウントは「@ nhk_kamakura13」。第16話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」番組公式サイト

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