オルガ・キュリレンコ、『バニシング:未解決事件』の医師役で子どものころ夢が叶った?メッセージ映像解禁

2022年05月11日17時00分映画

ドゥニ・デルクール監督最新作『バニシング:未解決事件』(5月13日)より、ユ・ヨンソクとW主演を務めたオルガ・キュリレンコからのメッセージ映像が解禁となった。



世界的な法医学者&刑事がソウルに潜む巨大な陰謀に挑むアクション・サスペンス『バニシング:未解決事件』。

韓仏合同制作映画となる本作への参加を決めた点について「脚本がとても面白かったし、臓器売買という、これまで経験のない重大なテーマにも魅かれました」と語る。また、演じるアリスの法医学者という役柄も気に入っていたそうで、「子どものころは医師になりたいと思っていた」という告白も。医学への憧れは未だ消えないそうで、キャリア初の医師役・アリスとして手術や医療行為をすることを心から楽しんだ様子。

バニシング

この映画ならではの新たな挑戦については、「まずは韓国での撮影がチャレンジでした」とのこと。今回が初めての渡韓した彼女は当初は言葉の点でも苦労があったそうだが、「最大の困難は撮影が2020年だったこと」と語る。新型コロナウィルスの影響で、入国後2週間の隔離期間があったことで、身動きの取れない時間を過ごしていたという。「ただそのおかげで、のちの撮影がとても楽しかった」とも。

また、タッグを組む刑事ジノを演じたユ・ヨンソクとの印象深いシーンについては、橋の上でお互いの過去を話し合うシーンをチョイス。「緊迫感のあるシーンですが、感動的でもあります。あの瞬間に二人の距離が近くなり、特別な絆が生まれます」と述べる。また、エンディングもお気に入りとのこと。こちらはぜひ、本編で確認してほしい。
   
最後に日本の観客に向けたメッセージをお願いすると、「この映画はスリラー、アクション、ロマンスも含めた多彩な要素が、複雑に絡み合って進みます。楽しんでくれたら嬉しいです。」と締めてくれた。医師、そして法医学者として高い見識と技術を持つアリス。彼女の遺体に向き合う姿から感じられる職業意識や、事件解決に共に挑むジノとお互いを知る中で見せる柔和な表情は、俳優オルガ・キュリレンコの新たな一面とも言える。ぜひ映画館の大スクリーンで、彼女のチャレンジを見届けてほしい。



■あらすじ
仕事のためソウルを訪れたフランスの法医学者アリスは、刑事ジンホからある殺人事件への協力を求められる。やがて背後に臓器売買が関わっていることを知ったアリスは、未だ彼女を苦しめるある過去と、新たな恐怖に直面することになる。

予告動画は、空港で臓器を搬入するシーンと、正体不明の物体が手術室に運ばれる姿が登場する。一気に視線を引き付けた。続いて川辺で変死体が発見され、「消えた人たち」というキャッチコピーと共に意識を失った人を車に乗せる事件の核心人物運び屋(チェ・ムソン)が登場する。前代未聞の事件は何なのか?

■映画情報
監督:ドゥニ・デルクール『譜めくりの女』
出演:オルガ・キュリレンコ『007 慰めの報酬』、ユ・ヨンソク「賢い医師生活」、イェ・ジウォン
2021/フランス、韓国/韓国語、フランス語、英語/カラー/88分  原題:Vanishing
配給ファインフィルムズ
© 2021 The French Connection

★5月13日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋他にてロードショー

映画公式サイト
予告動画