「遺留捜査season7」故・渡辺裕之さんの演技に涙!上川隆也と甲本雅裕の剣道も話題に!第7話ネタバレと第8話予告

2022年08月26日09時44分ドラマ
@テレビ朝日

8月25日に「遺留捜査season7」第7話が放送され、過去に犯罪をおかした杉崎涼介(一ノ瀬颯)と真摯に向き合う不動産会社を営む細野茂雄(渡辺裕之)の姿が描かれた!テレビ朝日 2022年9月1日(木)よる8時から放送される第8話は、人助けしたことで人生が狂ったボクサーの姿が描かれる。PR動画は番組公式サイトで公開されている。



「木曜ミステリー」のラストを飾る「遺留捜査season7」の第7話が8月25日に放送された。第7話で被害者として登場した不動産会社を営む細野茂雄を演じたのは、2022年5月に亡くなった渡辺裕之さんだ。妻であり俳優の原日出子も放送の数日前から「主人が4月半ばに本当に頑張って京都で撮影したドラマ」であることを紹介していた。

遺留捜査@テレビ朝日渡辺裕之さんが演じたのは、幼い娘を不良少年のバイク事故によって殺された父親・細野茂雄だ。細野が住む近所に少年の更生施設ができるというが、娘の事故を思うとどうしても賛成できない。そのバイクのハンドルを握っていた犯人は全く反省の色もないからだ。しかし、同乗していた涼介(一ノ瀬颯)は事故の後、生活を悔い改め、設計士としての人生を歩んでいた。更生施設をめぐって二人は再会してしまう。怒りを抑えて凌介ととことん話す細野だったが、反対運動の副会長の欲のために殺されることになってしまった。

また、第7話で話題となったのは、糸村(上川隆也)に連れられて村木(甲本雅裕)が剣道場で剣を交えることになったシーンだ。村木があっさりと倒されてしまうが、実際の腕前はどうなのか?実は、上川隆也も甲本雅裕も剣道経験者だ。上川は子供の頃剣道場に通っていて、今では時代劇に行かしている。さらに、甲本雅裕は高校で国体に出場し、大学では団体でベスト8に入ったことのある猛者だ。

9月1日に放送される第8話は、人助けをしたことで怪我を負い、ボクサーの夢をあきらめざるをえなかった青年と犯人の話となる。7年前に怪我を負ってしまった元ボクサー役は、数々の舞台や映画で活躍する「カメレオン俳優」との異名を持つ玉城裕規、犯人は名バイプレーヤの徳井優だ。

玉城裕規はミステリアスな雰囲気と変幻自在の演技が話題で、糸村役の上川隆也とは舞台「魔界転生」で2018年に共演の経験もある。現場に残されていた透明な糸は、ボクサーと犯人をどうつなげるのか?


■前回:第7話ネタバレあらすじ
不動産会社を営む細野茂雄(渡辺裕之)が事務所で殺害されているのが見つかった。細野が暮らす高級住宅街に、罪を犯した少年少女が更生のために通う“児童自立支援センター”の建設計画があり、反対派の急先鋒である細野は住民説明会で差別的な発言を口にし、批判を浴びていたのだ。

臨場した糸村聡(上川隆也)は、細野の左手の爪だけが短く切られていることに気づく。また、糸村は着衣のポケットからは通常のものとはちょっと違う形の爪切りが見つけた。爪切りの調査を村木(甲本雅裕)に頼む。

糸村たちは、被害者と対立していたセンター建設推進派のメンバーを捜査する。建設会社の営業本部長・黒沢辰夫や、若き建築士・杉崎涼介(一ノ瀬颯)などに事情を聴くが、誰も爪切りのことはわからないと話す。反対派で細野の次の役割だった副会長を尋ねると、細野に非行少年たちを憎む、悲しい理由があった事実が浮上した。それは、公園で遊んでいた娘を無免許運転のオートバイにひかれ、亡くしてしまったのだ。運転していたのは未成年で、事件後も全く反省することはなかった。そんなことがあったから、細野は施設に大反対だったのだ。

雨宮宏(永井大)と沖田悟(戸塚純貴)がオートバイを運転していた男性に事情聴取のために出向く。男性は警察だとわかると慌てて逃げ出した。実は、男性は今は詐欺の出し子として詐欺に手を染めていたのだ。その時、神崎(栗山千明)は男性の手首のタトゥーに目を付けた。前日にあった建築士の杉崎も同じ場所にタトゥーを消したような痕があったからだ。写真をみせると、杉崎の旧姓は今井、オートバイ事故の際に同乗していた男性だということがわかった。

杉崎を調べると細野が殺された日にも細野の事務所に言っていたことがわかる。しかし、杉崎は犯行を否認する。杉崎は細野の娘の事故の後、改心して不良仲間と縁を切り、建築士の勉強をして今に至る。更生センターができないと本当の意味で立ち直ったことにならないと思い、細野を説得していたという。

そんな時、遺留品だった爪切りは巻き爪専用の爪切りであること、細野は行きつけの喫茶店で爪を切っていたこと、さらに杉崎と会う前には必ず爪を切っていたことが分かった。そして、細野の妻の証言により、殺される前日、細野は更生センターの反対運動から身を引くことを決めたという。「本当に立ち直ろうとしている人物もいる」と話していたのだ。

細野を殺した犯人は副会長だった。実はセンターの建築候補地の近くに立てられるマンションの資産価値が下がらないようにと、不動産会社から賄賂を受け取り、反対運動に参加していたのだ。反対運動のアイコンでもある細野が辞めると一気に運動が縮小してしまうことを恐れて、細野に話にいったが、細野の態度が変わらないため殺してしまった。

糸村と神崎は杉崎に会いにゆく。細野が爪を短くきっていたのは「アンガーマネジメント」のためだったこと。細野は杉崎がバイク事故の時の「今井」だと知っていた。それで怒りを抑えながら話せるように左手の爪をより深く切っていた。剣道の指導者である細野は握力が強いためだ。そして、「本当に立ち直ろうとしている人物もいる」と細野がはなしていたことを聞き、涙を流した。

■第8話あらすじ
アパートの一室で、住人の男性・楠見武(徳井優)が絞殺されているのが見つかった。臨場した糸村聡(上川隆也)は、楠見が手に透明の糸のようなものを握っていることに気づく。

まもなく、楠見の指紋が、7年前の未解決強盗事件の容疑者のものと一致したのだ。当時、捜査を担当していた特別捜査対策室メンバー・雨宮宏(永井大)によると、盗難に会った家の主婦がショックで死亡、その後、盗品が売りに出されることもなければ有力な容疑者が浮かぶこともなく、事件は迷宮入りしたという。

雨宮は、宮平瞬(玉城裕規)のことを思い出す。宮平は7年前の事件の際、瞬はジョギング中に悲鳴を聞いて被害者宅に助けに入り、犯人ともみあいになり負傷してしまい、そのケガにより彼はチャンスを失い、ボクサーとしての夢をあきらめていた。

奇しくも、楠見は瞬が働く焼き鳥店の常連客だったという新事実が発覚する。雨宮から楠見が強盗犯だったと聞かされた瞬は驚きの表情を浮かべるものの、とっくに事件のことなど忘れていたと吹っ切れた様子で話すが…!?

テレビ朝日 2022年7月14日スタート。毎週木曜日よる8時放送、「遺留捜査season7」。出演:上川隆也、栗山千明、戸田恵子、永井大、戸塚純貴、甲本雅裕、宮﨑香蓮ほか。番組公式Twitterアカウントは「@iryusousa_tva」。

テレビ朝日「遺留捜査season7」番組公式サイト

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