「競争の番人」小勝負(坂口健太郎)をかばった本庄(寺島しのぶ)の目的は?第8話ネタバレと第9話予告

2022年08月30日10時04分ドラマ
@フジテレビ

フジテレビ・月9「競争の番人」の第8話が8月29日に放送され、小勝負(坂口健太郎)と藤堂清正(小日向文世)の因縁が判明!そこに本庄(寺島しのぶ)も絡んでいた!9月5日(月)よる9時から放送される第9話で、白熊(杏)が追っていた事件と小勝負が襲われた事件が重なり始める。予告動画が番組公式サイトで公開されている。



新川帆立原作の「競争の番人」の第8話は8月29日に放送された。8月22日に放送された第7話が白熊(杏)の回だとすると、第9話は、小勝負(坂口健太郎)の回だ。小勝負がとびきり優秀な成績ながら、小さな公正取引委員会に就職したのは、ひとえに、父・誠(高橋努)の敵をとるためだ。その相手は、国交省事務次官の藤堂清正(小日向文世)だ。公取に入って、藤堂が仕切っている建設談合の証拠をつかもうとしていた。調べるうちに判明したのは、勉が自殺する原因となった『小勝負建設』も参加していた談合を当時調べていたのは本庄(寺島しのぶ)だということだ。本庄の後をつけていると、本庄と藤堂が仲良さげに会食している姿も発見し、小勝負の疑惑は一気に本庄へむかうのだが、ドラマのラスト、小勝負が誰かに襲われた際、かばって怪我をしたのは本庄だった。本庄の本当の目的はいったい何で、藤堂とはどういう関係なのか?9月5日に放送される第9話では、さらに解明されてゆく。

第1話で軽く姿を見せるも、小勝負とのかかわりがわからなかった藤堂が一気にクローズアップされた。演じる小日向文世の冷たい視線に視聴者も圧倒された。勉の葬儀に来た際に「人が一人死んだくらい問題ないでしょう」と冷たく言い切って、追いすがる小勝負をかるく振り切ってゆくシーンは演技力が光るシーンとなった。

小勝負がずっと言っていた「弱くても戦います」は父親が小勝負に話していた言葉だ。父親の敵を獲るために小勝負は立ち向かうが、さらに手荒い手段を相手は使ってくる。もちろん、藤堂が直接手を下すことはない。どこまで追い詰められるのか?

第8話では登場が少なかった白熊だが、白熊が公取に異動させられることになった事件の犯人と小勝負、本庄を襲った犯人が同一という話から、第9話では「刑事」時代の恨みも晴らすべく、小勝負とともに戦うこととなる。

■前回:第8話ネタバレあらすじ
小勝負勉(坂口健太郎)は緑川瑛子(大西礼芳)に呼び出された。緑川は小勝負に、検察の保管庫で見つけた15年ほど前の死体検案書を見せる。その死体検案書には『ラクター建設』や本庄聡子(寺島しのぶ)の名がある。それは小勝負の父親の遺体検案書だ。

15年前、本庄は公取の四国支所にいた。建設工事の談合疑惑を調査するが、ゼネコン大手の一角『ラクター建設』の関与が疑われるが有力な情報は得られずにいた。

本庄は同僚の三島徹(今井悠貴)とともに、『ラクター建設』の木下健一(石井正則)から話を聞く。本庄は木下が目を話した隙に周囲を見回す。すると、本庄は『ラクター建設』のような大手が相手にしそうにない小さな建設会社『小勝負建設』の調査資料を発見する。談合を取り仕切っていたのは四国局長の藤堂(小日向文世)だが、しっぽを出すことはない。

本庄と三島は『小勝負建設』の社長の誠(高橋努)から話を聞く。事務所に置いてあるスケジュール表は空白だらけで、仕事がないことは本庄と三島の目にも明らかだった。そんな時、誠が参加していた工事が入札から漏れたと連絡が入った。誠は落胆し、妻の朋子(遠藤久美子)も途方に暮れてしまう。心配する息子の勉(市原匠悟)になんとかなると安心させ、勉も「弱くたって戦わなきゃ」と返す。この勉こそ、後のダイロクの小勝負だ。

そんな時、木下が誠に入札談合の誘いをかけてきた。談合は悪いことだをもちろんわかっている。しかし、このまま仕事がない状態が続けば、小勝負建設もつぶれてしまう。銀行からの借入金の返済の督促も届き、ついに勉は談合に参加することを決めた。その途端、仕事が入りだす。

談合の調査をしていた本庄は、勉の事務所で「入札から漏れた」と話していた工事に小勝負建設が参加していることを聞き、勉に話を聞きに行った。明らかに前回とは違う態度をとる勉。

小勝負が書いた設計図を勉は一緒に眺める。「この国はブレーキが壊れた列車だ」と勉が言うと、「誰かがブレーキを止めなきゃね」と小勝負が言った。その言葉を聞いた勉は談合について認めた。息子に誇れる自分でいたかったのだ。ラクター建設が調べられ、開発工事はすべてストップしてしまい、小勝負建設は裏切者と呼ばれて契約はすべて切られた。周りの人からの攻撃も激しく、勉は心を病んで自殺してしまった。

小勝負は父親の敵をとるために、公取に入った。父親の葬儀の際にやってきた藤堂は人が一人死ぬくらいどうでもいいと言い放ったのだ。小勝負は本庄に助けを求めるが、本庄はこの件を知らないと言い張る。

そのころ、藤堂は東京湾の大規模再開発プロジェクトを進めていた。藤堂の元に集まった大手4社にそれぞれ振り分けるという。競争は無駄だといった。その再開発プロジェクトの入札に参加している中堅建設会社『小津建設』に白熊(杏)が下請けいじめについてヒアリングに向かう。社長・小津耕介(竹財輝之助)と妻の環(前田亜季)は談合によって自由な競争が阻まれていると話す。

公正取引委員会第一審査がラクター建設に立ち入り調査に入るが、すぐに上からの命令で中止となった。誰から公取の情報を漏らしたのだ。その日、小勝負は本庄をつけていると本庄は藤堂を会食していた。翌日、小勝負は本庄に裏切っていると詰め寄るが、本庄は「あなたに藤堂は捕まえられない」という。

小勝負の元に国交省を名乗る人物から電話が入り、待ち合わせの場所に向かうと、小勝負は襲われた。それをすんでのところでかばったのは本庄だった。小勝負の身代わりとなり怪我を負った。


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■第9話あらすじ
談合疑惑で『ラクター建設』などへの立入検査は急遽中止になってしまう。父、誠(高橋努)の死の延長にある談合疑惑に小勝負勉(坂口健太郎)は独自で調査を進めた。そんな小勝負を本庄聡子(寺島しのぶ)は止めようとする。そんな時、小勝負は「談合の件で」と国交省の者と名乗る人物に電話で呼び出された。小勝負は、刃物を持った人物に襲われる。すると、小勝負を身を挺してかばった本庄が刺されてしまった。

この件で、小勝負は勝手に調査をしたとして謹慎処分になってしまう。また、殺人未遂事件として警察が動き出したため、公正取引委員会は談合についても警察の捜査が済んでからということになった。結局、調査は止まってしまう。

そんな時、白熊(杏)に恋人の大森徹也(黒羽麻璃央)から情報が入る。それは、本庄と藤堂のつながり、そして本庄を刺した犯人が白熊が公取に異動となるきっかけとなった事件の犯人と同一人物の可能性もあるということだった。

小勝負が調べていたのは『ラクター建設』、白熊の情報を合わせると、ダイロクメンバーは、藤堂と本庄の繋がりに疑念を持つ。一方、謹慎処分になった小勝負は、本庄の所持品から手帳と怪しげな鍵を見つけて…。

フジテレビ7月11日スタート、月9「競争の番人」。出演:杏、坂口健太郎、寺島しのぶ、小池栄子、大倉孝二、加藤清史郎、小日向文世ほか。番組公式Twitterアカウントは「@kyoso_fujitv」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

フジテレビ・月9「競争の番人」番組公式サイト

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