モデル出身で俳優としても活躍するキム・ヨングァンが主演を務めるNetflixオリジナルドラマ「サムバディ」が、来月18日に配信される。この作品でキム・ヨングァンは猟奇的な殺人鬼を演じるという。これまでのイメージとは180度ちがった姿を見せるキム・ヨングァンの演技に注目だ。

「サムバディ」は、ソーシャルコネクティングアプリ“サムバディ”を媒介に起こった殺人事件と、その開発者の女性と周りの友人たちが謎の男と出会い、次第に事件に巻き込まれて行く様子を描いた犯罪スリラーだ。



タイトルの「サムバディ」は、ドラマの中に登場するソーシャルコネクティングアプリの名称で、いわゆるマッチングアプリのことを指す。韓国でも出会い系アプリやマッチングアプリはよく活用されており、その一方でアプリを通じた性犯罪や詐欺行為が深刻な社会問題ともなっている。



主演を務めるキム・ヨングァンが演じるのは、冷酷な殺人鬼ソン・ユノだ。表向きはハンサムなルックスと誠実そうな見た目で好感を集める建築デザイナーだが、その実態は世の中のすべての物事に憎悪を抱く男。公開された予告動画では、「みんなを殺したい」とささやくキム・ヨングァンの姿が登場し、その猟奇的な姿に思わず鳥肌が立った。キム・ヨングァンといえば、「ピノキオ」や「ウチに住むオトコ」「初対面だけど愛してます」など、ラブコメ演技に定評があることで知られている。また昨年放送された「こんにちは？私だよ！」では、10歳年上のチェ・ガンヒと息を合わせ、キュートな姿を披露した。そんなキム・ヨングァンが本作では猟奇的な連続殺人犯に豹変。これまでの爽やかで愛くるしいイメージから、ガラッとイメージチェンジをはかったキム・ヨングァンの演技に注目だ。
Netflixシリーズ『サムバディ』11月18日(金)より独占配信！

キム・ヨングァン演じるユノに惹かれる女性ソムを演じるのは、2016年にミスコリアに出場した経験を持つ女優カン・ヘリムだ。カン・ヘリムは2019年から2020年まで、恋愛バラエティ「恋愛のおせっかい」で再現VTRの女優を務め話題となった。「恋愛のおせっかい」は、視聴者から寄せられたさまざまな恋愛相談をミニドラマで再現する番組だ。ほかには、JTBCドラマ「故意はオン・エアー中！～Live On～」にも出演している。カン・ヘリムが演じるキム・ソムは、ドラマに登場するマッチングアプリ“サムバディ”の開発者で、人物紹介を見るとアスペルガー症候群と書いてある。アスペルガー症候群とは発達障害の一つで、コミュニケーション及び対人関係における障害のことだ。予告動画では殺人鬼のユノと出会ったソムが「やっと見つけた」と、その出会いを喜ぶシーンが描かれた。果たしてソムがここまでユノに惹かれる理由とは、一体何なのだろうか。

Netflixシリーズ『サムバディ』11月18日(金)より独占配信！

ソムを取り囲む友人たちとして、「ミスター・サンシャイン」「ザ・キング：永遠の君主」や「九尾狐伝～不滅の愛～」のキム・ヨンジ、そして500倍の激しい競争率を勝ち抜いたキム・スヨンが登場。キム・スヨンが演じるギウンは、過去の事故で下半身麻痺を患うサイバー捜査隊の警察という役どころだ。そして、そんなギウンの捜査に協力する巫女のモクウォンを、「ミスター・サンシャイン」で衝撃のデビューを果たしたキム・ヨンジが演じる。

演出を担当したのは、映画『ウンギョ 青い蜜』『4等』『沈黙、愛』などを手掛けたチョン・ジウ監督。2019年にはキム・ゴウンとチョン・ヘインが主演を務めた「ユ・ヨルの音楽アルバム」が公開され、話題を呼んだ。チョン・ジウ監督はこれまで多くの映画作品をヒットに導いてきたが、ドラマ演出は本作が初めてだという。マッチングアプリを媒介とした犯罪をテーマに、どのような世界観を披露してくれるのか楽しみだ。さらに「ウォンテッド～彼らの願い～」や「私だけに見える探偵」「殺人者の買い物リスト」のハン・ジワン作家が脚本を手掛ける。

制作はドラマ「わかっていても」「こんにちは？私だよ！」「初対面だけど愛してます」のBeyond J。本作は第27回釜山国際映画祭の“オンスクリーン”セクションの公式招待作に選定され、8部作の内3部が上映された。

ドラマ「サムバディ」はNetflixで11月18日から独占配信される。

■作品概要
演出：チョン・ジウ
脚本：チョン・ジウ、ハン・ジワン
制作：Beyond J
配信日：2022年11月18日（金）Netflix
原題：썸바디（サムバディ）

■キャスト
ソン・ユノ役：キム・ヨングァン
キム・ソム役：カン・ヘリム
イム・モクウォン役：キム・ヨンジ
ヨン・ギウン役：キム・スヨン
他


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