グランプリシリーズ「NHK杯」1日目。山本草太1位、宇野昌磨2位!三浦璃来&木原龍一も高得点で1位を獲得!

2022年11月18日20時40分スポーツ
NHK番組サイトより

11月18日よりフィギュアスケートのグランプリシリーズ第5戦「日本大会・NHK杯」が開催され、ペアの三浦璃来&木原龍一、男子の山本草太が首位!宇野昌磨、坂本花織が2位、住吉りをんが3位でフリーに挑む!演技動画がNHK杯特設サイトに公開されている。



6カ国を転戦するGPシリーズの成績上位6名のみが「GPファイナル」に進出し世界一の座を争うグランプリシリーズの第5戦がついに札幌にやってきた。大勢の観客の中、競技はペアショート、女子シングルショート、アイスダンスリズム、男子ショートの順で行われた。

昨年の世界選手権2位、今季のグランプリの2戦目カナダ大会での優勝という輝かしい成績を収めている三浦璃来&木原龍一が自己ベストを大幅に更新して1位となった。ジャンプはすべて成功し、スピン、ステップ、デススパイラルでレベル4を獲得し、78.25点という世界歴代5位の高得点を獲得した。

つづいて行われた女子ショートでは最終滑走となった坂本花織がジャンプで減点などがあったもののなんとか堪えて68.07点で2位にはいった。後半の3回転+3回転のコンビネーションはアメリカ大会では3回転+2回転となったところ、なんとか意地を見せて3回転をつけた。冒頭のダブルアクセルは女子選手とは思えないほどの高さと幅を出した。そして住吉りをんが坂本と0.06という僅差で3位に入った。ショートでは4回転は封印しているものの公開練習でも成功させている。フリーでは必ず4回転に挑むと思われる。渡辺果倫は冒頭で3回転半に挑むも転倒してしまった。後半の3回転ループが1回転となってしまう痛いミスもあり、9位になっている。日本勢を押さえてトップにたったのは韓国のキム・イェリムだ。170センチの長身をいかした滑りとジャンプはすべて大きな加点をもらう出来で72.22と一人70点代をマークした。4位はアメリカのオードリー・シン、5位にアメリカのスター・アンドリュース、6位が韓国のチ・ソヨンとなっている。

続いて行われたアイスダンスには小松原美里&ティムコレト、村元哉中&高橋大輔が登場した。試合に向けて来日した際、衣装の入ったスーツケースがロストバゲージになるアクシデントがあったものの本番には間に合って華麗な衣装で小松原美里&ティムコレトが滑った。66.65点をマークし、8位となった。ベルサーチ風の衣装が海外でも話題となっている村元哉中&高橋大輔は最初から盛り上がるラテンのリズムに乗って演技をした。演技後会場が総立ちになり人気の高さを見せた。解説の宮本賢二が思わず「かっこいい」と発言するほどだった。75.10をマークし、5位につけた。

初日のラストを飾った男子シングルは、6番滑走の山本草太は4回転トーループ、4回転サルコウを含むジャンプをすべて決め、演技後満足そうな表情を浮かべ、小さなガッツポーズをとった。自己ベストとなる96.49点でショート首位となった。8番滑走の友野一希は2つめの4回転サルコウが転倒となってしまい点数を伸ばせなかった。それでも友野の信条である「観客を楽しませる」ステップでは会場を十分に盛り上げ、4位につけた。12人のラストに滑った宇野昌磨。コンビネーションの前半の4回転トーループで転倒してしまい、コンビネーションジャンプの点数がもらえなかったが、4回転フリップ、3回転半、スピン、ステップでの加点を得て、91.66点で2位となった。

第4戦までのポイントランキングなどはテレビ朝日フィギュアグランプリシリーズ特設サイトで確認が可能になっている。

■グランプリ第5戦・日本大会・NHK杯 地上波放送スケジュール
11月19日 午後1:50~ 女子フリー
11月19日 午後6:05~ アイスダンスフリー
11月19日 午後7:30~ 男子フリー
11月20日 午後1:05~ エキシビション

■グランプリ第5戦・日本大会・NHK杯 BS放送スケジュール
11月19日 午後0:00~ ペアフリー
11月19日 午後4:50~ アイスダンスフリー

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