フィギュア第6戦「フィンランド大会」三原舞依が自己ベストでSP2位、紀平梨花の片手側転復活!

2022年11月26日08時46分スポーツ
@テレビ朝日

11月25日よりフィギュアスケートのグランプリシリーズ最終戦となる第6戦「フィンランド大会」が開催され、男女ともにSPを終えた。三原舞依2位、佐藤駿、河辺愛菜が3位、復活の紀平梨花は6位!関連動画がテレビ朝日フィギュアグランプリシリーズ特設サイトに公開されている。



6カ国を転戦するGPシリーズの成績上位6名のみが「GPファイナル」に進出し世界一の座を争うグランプリシリーズの最終戦となる第6戦がフィンランドで11月25日から行われた。1日目は男女シングルともにショートプログラムが行われた。女子では実力的にイギリス大会を制している日本の三原舞依とフランス大会を制しているベルギーのルナ・ヘンドリックスの一騎打ちと予想されていた。結果は「やってきたことがすべて出来た」と喜ぶ三原舞依が73.58点、一つのジャンプが減点になったもののほぼ完璧な演技のヘンドリックスが74.88点という結果となった。3位には北京オリンピックに出場した河辺愛菜が笑顔で67.03点を出して入り、今季復活の紀平梨花は片手側転を入れたステップも華麗に披露し6位に入り、26日のフリーでは日本選手が全員後半に出場することとなった。

男子はフランスのケヴィン・エイモズが88.96点、アメリカのマリニンが85.57点、日本の佐藤駿が81.59点で3位につけた。今シーズンで引退を発表しているカナダのキーガン・メッシングが4位、シニア転向1シーズン目の壷井達也が5位、本田ルーカス剛史が10位となった。

海外でも非常に人気が高い三原舞依はショートでは「戦場のメリークリスマス」で舞う。イギリス大会で音楽の冒頭が何音か欠けたために、連続ジャンプが後半と見なされず1.1倍にならないというアクシデントがあったが、今大会はそのようなアクシデントもなく、2回転アクセル、3回転フリップ、3回転ルッツ+3回転トーループを決め、スピンステップもすべてレベル4で演技を終えた。振付師のデービット・ウィルソンから「舞依の人生を込めてほしい」と言われていたといい、本人が「ステップのところからすごく涙があふれてきて」と振り返る演技となった。

3位には河辺愛菜が入った。ビリーアイリッシュの音楽に合わせて滑り出した。ジャンプに軽いミスがあったものの演技後悔しさで泣いたフランス大会とは違い、満足いく滑りで67.03点を取った。日本のエース・紀平梨花はまだまだジャンプは足をかばいながらになるものの、ステップでは紀平の身体能力の高さを示せる片手側転を入れることもでき6位にはいった。

男子の佐藤駿は2つ目のジャンプで転倒があったものの冒頭の4回転トーループに2回転トーループをつけることに成功させていた。ラストの3回転半は美しく決め、81.59点と2大会連続での表彰台を目指す3位に入った。今季シニアにあがった壷井達也とグランプリ初出場の本田ルーカス剛史はそれぞれ5位、10位にはいった。4回転半ジャンパーのイリア・マリニンはやや調子を落としているようで3回転半で手をついてしまい、2位にとどまっている。フランスのケヴィン・エイモズが独創的な動きを見せて1位となった。今季をもって引退を発表しているカナダのキーガン・メッシングは会場にいる人はもちろん、画面の前のこちら側も思わず笑顔になるような演技を見せ、4位にはいった。

地上波ではテレビ朝日で録画放送される。また、テレ朝動画では有料でのライブ配信を実施している。フィギュアスケートファンにはリアルで見れることや臨場感から好評を得ている。詳細はテレビ朝日フィギュアグランプリシリーズ特設サイトにて紹介されている。

■グランプリ第6戦・フィンランド大会 地上波放送スケジュール
11月26日 深夜2:40~ 男女フリー

■グランプリ第6戦・フィンランド大会 テレ朝動画配信スケジュール(有料)
11月26日 19:45~ ペアフリー、女子フリー、男子フリー、アイスダンスフリー
11月27日 21:00~ エキシビション

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