12月9日早朝よりフィギュアスケートのグランプリファイナルが開催され、男子ショート、ペアショートが行われた。男子ショートは予想通り宇野昌磨がトップ、山本草太が続き、ペア競技での悲願の優勝を目指すりくりゅうこと三浦璃来＆木原龍一もショートをトップで終えた！9日夜8時30分からテレビ朝日でその模様が放送される。関連動画がテレビ朝日フィギュアグランプリシリーズ特設サイトに公開されている。



GPシリーズの成績上位6名のみが出場し、世界一の座を争うグランプリファイナルが12月9日からイタリア・トリノで開催された。初日はシニア男子ショート、シニアペアショート、ジュニア男子ショート、ジュニア女子ショート、ジュニアペアショートが行われた。日本勢がどの競技も上位に入り、特にプレッシャーをはねのけて、男子ショートで宇野昌磨、ペアで三浦璃来＆木原龍一、ジュニア女子で島田麻央がトップをとった。

シニア男子ショートは日本勢が4名でている。優勝候補の筆頭である宇野昌磨がラストで滑り、ノーミスの演技で99.99点をマークして、ショートをトップで終えた。冒頭の4回転フリップ、つづく4回転トーループ＋ダブルトーループ、3回転アクセルのすべてに加点をもらうジャンプを見せつけた。さらにランビエールコーチに磨きをかけてもらっているスピンもレベル4をとり、圧倒的な存在感を見せつけた。

2位には、宇野昌磨のリンクメイトでもある山本草太が94.86点で入った。宇野とはジュニアグランプリで表彰台に上ったこともある山本だが、その後のけがでずっと低迷していたが、昨年から樋口美穂子、山田満知子コーチにつき、今季覚醒を果たした。3位には三浦佳生が87.07点で入り込んだ。コンビネーションジャンプが転倒してしまったが、以降、引きずることなく演技を終えたが、悔しそうな表情を見せた。佐藤駿は冒頭の4回転ルッツで転倒してしまい、76.62点で6位にとどまっている。スケーティングやスピンには定評があり、フリーで一つでも順位を上げたい。宇野のライバルであるアメリカのイリア・マリニンだが、得意のジャンプすべてにミスがでてしまい80.10の5位、地元イタリアのダニエル・グラスルは大声援の中、一つのジャンプのミスが出てしまい87.07点で4位に入っている。

そして、ペアでもりくりゅうこと三浦璃来＆木原龍一が78.08点でショートトップにたった。2021年世界選手権銀メダルながら、北京オリンピックの上位が出ていないからという心無い言葉も多く投げられたが、ついに今年、グランプリで2勝、ファイナルのショートでトップとその実力を世界に知らしめている。2位のアメリカのクリニエム＆フリーザー組との差は僅差であるもののフリーでもこの好調さを維持して優勝を目指したい。

放送や配信はないもののジュニアの男女シングル、ペアのショートが行われた。女子シングルの優勝候補の筆頭に挙げられている島田麻央は重圧をはねのけ、見事にノーミスで69.66点をたたき出し、1位となった。中井亜美が4位、吉田陽菜が６位となっている。男子シングルでは中村俊介が3位、吉岡希が5位、片伊勢武アミンが6位、村上遥奈＆森口澄士組はミスもあり5位となっている。

テレ朝動画では有料でのライブ配信を実施している。フィギュアスケートファンにはリアルで見れることや臨場感から好評を得ている。詳細はテレビ朝日フィギュアグランプリシリーズ特設サイトにて紹介されている。

■グランプリファイナル・トリノ大会　テレ朝地上波放送スケジュール
12月9日　20:30～男子ショート、ペアショート
12月10日　20:00～女子ショート、男子フリー、ペアフリー
12月11日　21:55～女子フリー、エキシビション

■グランプリファイナル・トリノ大会　テレ朝動画配信スケジュール（有料）
12月10日　1:35～ペアフリー、3:50～アイスダンスリズム、5:05～女子ショート、21:30～男子フリー
12月11日　3:40～アイスダンスフリー、5:00～女子フリー、22:00～エキシビション

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