Netflix「愛と、利と」第5-6話:すれ違うユ・ヨンソクとムン・ガヨン…。別れ、そして出会い、対照的な2組のエンディングに注目!ネタバレと見どころ

2023年01月06日13時46分ドラマ
画像出典:JTBC「사랑의 이해」公式サイトより

今週韓国JTBCで放送され、Netflixにて同日配信中のドラマ「愛と、利と」の第5-6話では、またしてもすれ違うユ・ヨンソクとムン・ガヨンの姿が描かれた。そして、2人が選んだのはまったく別の相手だった。警備のチョン・ガラムと付き合うことにしたムン・ガヨン。一方のユ・ヨンソクは、自分に想いを寄せるクム・セロクに心を許していく。そんな2組が迎えた衝撃のエンディングとは?気になるあらすじと見どころを紹介していこう。



「愛と、利と」は、それぞれちがった「利害」を持つ4人の男女が出会い、本当の“愛”の意味を「理解」していく姿を描いたロマンスドラマだ。迷い揺れ動いて、ときには逃げ出したくなるような、決して美しいだけではない愛の物語。

■キャスト
ハ・サンス役:ユ・ヨンソク
アン・スヨン役:ムン・ガヨン
パク・ミギョン役:クム・セロク
チョン・ジョンヒョン役:チョン・ガラム
ソ・ギョンピル役:ムン・テユ


■第5話あらすじ
警察官になるという夢を抱え、田舎から上京してきたジョンヒョン。警備の仕事に就いて稼いだ給料の大半は、田舎の両親の仕送りへと消える日々。それでもジョンヒョンは、それなりの幸せな人生を送っていた。そして、出勤初日に職員からおつかいを頼まれたジョンヒョンをフォローしたのは、他でもないスヨンだった。さらにスヨンと家が近所だと知ったジョンヒョンは、そんな彼女に好意を抱いていく。

スヨンを抱きしめたサンスは、あの日もしも約束を守っていれば、自分たちは付き合っていたかと尋ねた。スヨンがなにかを言おうとした瞬間、サンスは他の店舗の職員に呼ばれてしまう。その後、改めてスヨンと話そうと彼女に近づくサンスだったが、ジョンヒョンと通話中だと知って引き返した。帰りのバスの中で、どうして昨日はそのまま帰ったのかと聞くスヨン。そして、勤務が終わったら会わないかとサンスを誘う。研修の間中、連絡がつかなかったサンスを心配するミギョン。そんなミギョンに対し、相変わらず敬語を使うギョンピル。2人の間に、なにやら意味深な空気が流れる。

研修からもどったサンスとスヨン。どこかぎこちなさそうにするサンスを見て、ミギョンは自分が告白したせいだとスヨンに話した。付き合っているのかと聞かれ、返事を待っているところだとミギョン。退勤時間になると、支店長がスヨンを接待に誘う。スヨンからキャンセルのメッセージが届くと、大丈夫だとサンスは返す。支店長と一緒に接待の席に向かったスヨンは、提案書を差し出した。一瞬でその場の空気が悪くなると、すかさず酒をつぐよう促す接待相手。断るスヨンを見かねて、支店長が代わりに酒をつぐ。帰り際、頑なに断るスヨンに無理矢理タクシー代を渡す支店長。家に帰ったスヨンは、先ほどもらった現金をおもむろに箱へしまった。

翌日、またしても支店長から接待に誘われると、皆の前でそれをキッパリと断るスヨン。商談ではなく酒をつぐだけの場は不快だというスヨンにカッとなった支店長は、スヨンに長いこと放置されたままの文書倉庫の整理を命じた。月曜までに廃棄処理まで終わらせるようにと支店長。歯を食いしばって作業を行うスヨン。身支度を終えたジョンヒョンが手伝うと声をかけるも、スヨンはそれを断る。つづいてサンスもやってくるが、同じく突き返すスヨン。しばらくして、スヨンはデスクの上に置かれた差し入れに気付く。実はサンスが帰り際に置いて行ったものだったが、ちょうどジョンヒョンからメッセージが届き、スヨンはジョンヒョンからだと勘違いしてしまう。同じく弁当を買って母親のサロンへ向かうサンス。一人で弁当を食べるサンスを見て、母は結婚というのは愛だけでできるものではないと語った。

週末、サンスは支店長に連れられて接待ゴルフへ。提案書に目を通してもらおうと悪戦苦闘する支店長だったが、パク代表は「今日はゴルフだけにしておこう」と一言。ラウンドの相手に選ばれたサンスは、精一杯勝負に挑む。その一方で、時折アドバイスをしてくれるサンスを気に入った様子のパク代表。帰り際、パク代表は今度は提案書を持ってくるようにとサンスに言った。そんななか、サンスと共通の友人の結婚式に行く約束をしていたミギョンが、ゴルフ場へ迎えに来る。そっけなく挨拶するミギョンを見て驚くサンスだったが、なんとパク代表はミギョンの父親だという。

結婚式場で新婦の陰口を叩く友人を見て、一言物申すミギョン。そんなミギョンに向かって、友人は親の七光りのくせにと悪態をついた。気を悪くしたミギョンは一人で席を立つ。残されたサンスは、「何を言いたいのかはわかるが、ミギョンも一生懸命頑張ってる。ミギョンに謝るべきだ」とフォローした。その後、ミギョンに付き合って屋台で酒を飲むサンス。「認められたかっただけ」と語るミギョンをサンスは自分なりの言葉で励ます。車の中で眠ってしまったミギョンが起きるのを待って、買ってきた酔い覚ましのドリンクを渡すサンス。サンスに対するミギョンの想いは、ますます大きくなる一方だった。

銀行では、支店長の不倫疑惑が浮上する。若い女性と一緒に写った写真を見て、相手がスヨンではないかと疑う女性職員たち。そんなこととも知らず、その日も倉庫で書類の整理に追われるスヨン。サンスが手伝おうとするも、スヨンは頑なにそれを断る。そんななか、書類で指を切ってしまうスヨン。一人で何でもしようとして傷を負うスヨンを見て、他にも方法はあったのではとサンスは憤った。しかし、自分には他に選択肢はなかったとふたたびサンスを突き放すスヨン。

会議の席で、支店長はスヨンを決して手伝ってはいけないと話す。これには他の職員たちも不満を口にするが、意見を求められたサンスはスヨンが決めたことだからという。その様子を、会議室の外で聞いてしまうスヨン。実はサンスの言葉には続きがあったが、スヨンはそれを聞かずにその場を離れてしまう。なんとか作業を終えて帰路についたスヨンのもとへ、母親から電話がかかってくる。悩んだ末に母と会うことにしたスヨンは、父親を許すことを強要しないでくれと告げる。過去、弟の携帯を拾ったという連絡を受けてその相手に会いに行ったスヨンは、そこで数カ月間音信不通だった父と再会。父が母ではなく別の女性と一緒にいるのを見て、スヨンは嫌悪感をあらわにした。そして、そんなスヨンに追い打ちをかけるかのように届いた弟の訃報…。

バスを降り、雨に打たれながら家に帰るスヨン。そんなスヨンの前に、ジョンヒョンが現れる。倉庫整理のせいで傷だらけになったスヨンのために、絆創膏を差し出すジョンヒョン。どうしてこんな風によくしてくれるのかと聞くスヨンに、ジョンヒョンは「彼氏になれるよう努力中です」と答えた。少し考えてから、「しましょう、それ」とジョンヒョンの告白に応じるスヨン。

翌日、突然銀行に監査チームがやってくる。てっきり支店長の不倫疑惑が問題になったのかと噂する職員ら。そんななか、監査チームに呼ばれたのはドゥシクとウンジョンだった。しばらくして、店舗に現れた支店長は鬼の形相でスヨンに迫り…。次の瞬間、サンスがスヨンをかばうようにして支店長の前に躍り出る。

■第4話あらすじ
高卒でKCU銀行に入社して以来、常にキャリアの差を痛感させられてきたスヨン。今回の一件を黙って見過ごすわけにはいかないと考えたスヨンは、自らの権限を守る為、人事課へと向かう。不当な業務を押し付けられたとして、支店長を告発するスヨン。これによって、本部から監査チームがやってきたのだ。

今回の監査がスヨンによるものだと知った支店長は、怒り心頭。今にも飛び掛かりそうな勢いでスヨンに迫る支店長を見て、サンスが間に入る。その後、改めて支店長室に呼び出されたスヨンは、デスクに置いてあった紙袋を持って部屋に入る。これまでいくら実績を挙げようと、誰よりも低い評価を受けることに納得がいかなかったと話すスヨン。そして、接待の度に無理矢理渡してきたタクシー代を返し、スヨンは支店長に正式な謝罪を求めるのだった。

お昼休みに銀行を抜け出したミギョンは、スヨンから彼氏ができたと聞いて驚く。瞬間、先ほどのサンスの姿がミギョンの頭をよぎった。そんな彼女の様子を察してか、すかさず相手はジョンヒョンだと明かし、ミギョンを安心させるスヨン。一方、息子に贈るネクタイを選びにデパートへ行ったジョンイムは、そこで友人から怒鳴られるミソンの姿を目にする。仲裁に入ってくれたジョンイムに感謝したミソンは、代わりにネクタイをプレゼント。そして、これからは友達になろうとミソン。

その夜、資料を探しに倉庫へ向かったサンスは、作業中のスヨンと顔を合わせる。すると、誰もいないと思ったギョンピルが倉庫の明かりを消して、ドアをロックしてしまう。暗闇でスヨンと二人きりになったサンスは、支店長の件で軽率なことを言ってしまったと謝罪。同じくスヨンも、約束を守らなかったサンスにきつく当たったことを謝った。以前サンスが投げかけた質問に対して、「私たちは結局上手くいかなかったと思う。あまりにも違いすぎるから」とスヨン。そして、サンスには自分の望むものを埋めてくれる相手に出会って欲しいと、スヨンは二人の関係に線を引く。

翌日、会議の場でスヨンに対し、正式に謝罪の言葉を述べる支店長。これには驚きを隠せない一同だったが、実はドゥシクとウンジョンが監査チームのインタビューで、スヨンを庇う発言をしていたことが明らかになる。さらに決定打となったのは、サンスが独自に調べた支店長の公金横領だった。しかし、サンスの活躍は親友のギョンピルが気付いただけで、他の職員たちはスヨンも含め誰も知らない事実だった。同僚たちへ感謝の気持ちを込めて、コーヒーを買いに行くスヨン。その帰り、ジョンヒョンと仲良さげに話すスヨンの姿を見て、サンスは自分とスヨンの関係が本当に終わったと知る。

順調に交際を続けるスヨンは、試験の日の朝、ジョンヒョンを家に呼んで朝食を振舞う。おかげで試験を無事に終えたジョンヒョンだったが、そこへ一本の電話が。一方、なかなか連絡のないジョンヒョンを心配するスヨン。翌朝になっても、ジョンヒョンからの返事はなかった。銀行に出勤したスヨンは、ジョンヒョンが休暇を取ったと聞いてますます不安を募らせる。そんななか、支店長に会いに来たといって銀行に現れた一人の女性。なんとそれは、支店長の本妻だった。これまで銀行の職員たちが奥様だと思っていたのは、他でもない不倫相手の方だったのだ。不貞行為が明るみに出た支店長は、そそくさと店舗を後にした。

その夜、サンスを誘って漢江でランニングデートを楽しむミギョン。途中でつまずいて転んでしまったミギョンは、足を怪我してしまう。そんなミギョンを心配するサンスだったが、当のミギョンは転んだ拍子に500ウォン硬貨を拾ったと大喜び。ミギョンが拾ったのは98年に作られた硬貨で、この世に8000個しかない非常に貴重なものだという。そんな貴重な硬貨をあげる代わりに、自分と付き合わないかとミギョン。するとサンスは、まだ100%ではないが大丈夫かと聞く。「1%だけちょうだい。残りは私が埋めるから」こうして2人は交際をスタートさせる。

一方、やっとのことでジョンヒョンと連絡がついたスヨンもまた、漢江沿いでジョンヒョンと会っていた。体調を崩していただけだと聞き、ほっと安堵するスヨン。するとジョンヒョンは、思いつめた表情でスヨンに別れを切り出し…。

■見どころ、感想
対照的な結末を迎えたスヨンとサンス。スヨンへの想いにけじめをつけようと考えたサンスは、自分に対して真っすぐな想いを寄せるミギョンに次第に惹かれていく。「100%でなくていい、1%だけくれれば後は自分が埋める」というミギョンに、こちらまでドキッとさせられた。そんななか、一つ気にかかるのがミギョンとギョンピルの関係性だ。ギョンピルはミギョンに対して、どこか不信感?嫌悪感?を抱いているように見える。彼らの過去に何があったのか、そしてその過去が今のミギョンとサンスの関係にどんな影響をもたらすのか、注目したい。

一方、順調に思われたスヨンとジョンヒョンだったが、突然告げられたジョンヒョンからの別れ…。試験場でかかってきた電話の内容とは、一体。こんなにアッサリとジョンヒョンが別れを切り出すとは思っていなかったので、またしてもスヨンが心に傷を負ってしまうのではないかと心配だ。

第6話のエンディングは、漢江という同じ場所でまったく相反する結末を迎えた2組のカップルの姿が描かれた。バックに流れたのは、シンガーソングライターのキョンソが歌うOST「Wonder Why」。キョンソの透き通った歌声と感性的なメロディーがドラマを盛り上げる。第5話の視聴率は2.8%、つづく第6話は3.0%を記録した。(ニールセンコリア、全国調べ)

ユ・ヨンソク主演「愛と、利と」は、11日(水)に第7話が放送される。日本でもNetflixで絶賛配信中だ。

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