エース・妻夫木聡は金の亡者・柄本明を救うのか?「Get Ready!」第1話ネタバレと第2話予告

2023年01月09日10時52分ドラマ
@TBS

エース(妻夫木聡)とジョーカー(藤原竜也)は裏口入学で富を得ている大学の理事長(柄本明)をどうするのか?「Get Ready!」(毎週日曜、よる9時、TBS)は1月15日に第2話を放送する。予告動画が番組公式サイトで公開されている。



異色のヒューマンドラマ、ダークな医療エンタテインメント「Get Ready!」の第1話が2023年1月8日に放送された。高視聴率を獲るドラマの多い日用劇場であり、妻夫木聡と藤原竜也の共演という話題を呼んでいるドラマであり、主要キャストが番宣のために勢力的に各番組に出演していただけに気になる初回視聴率だが、発表は祝日開けの10日になる。

第1話はドラマの主要人物の紹介にも時間が使われた。闇医者チームの執刀医・エース(妻夫木聡)は表の顔はパティシエであり、店にやってくる嶋崎水面(當真あみ)には「女性になれていないの?」と揶揄われるような態度をとる。一方で、闇医者として仲間や患者の前に立つと感情を捨てたクールな顔に変わる。

そのエースの手術について交渉するのはジョーカー(藤原竜也)なのだが、なんだかとても「弱気」なのだ。交渉する患者にも強くでれず、エースの一言の前に伏してしまう。そんなジョーカーをもどかしく見る凄腕オペナースのクイーン(松下奈緒)は「金」さえもらえればいいと言い切る姿が格好いい。万能ハッカーのスペード(日向亘)を含め、第1話ではそれぞれが抱える過去にまでは触れられていないが、どうしてこの闇医者チームを作ったのか?ジョーカーがエースの言うままになるのはどうしてなのかは15日に放送される第2話以降で明らかになる。

第1話で話題となったのは、患者役の池松壮亮だ。元々は日本の中小企業のもつ技術を守りたいという立派な目的があったものの、M&Aを繰り返し、投資業をひろげるうちにその目標を失い、金の亡者になっていた。自分が死に瀕したところで初心を取り戻す。余命短い時のメークもあるのだが、本当に「今にも死にそう」に見える演技、エースの手術により取り戻した命を使って企業を助けた時の表情などネットでは絶賛の声が聞かれた。

第2話は裏口入学で莫大な富を得ている城和大学の理事長・坊城(柄本明)の命を救うかどうかになるのだが、坊城の「金のない‘理想’は無意味」という言葉に激しく反応するエース。いったいその言葉にどんなことを思っているのか?また、ジョーカーに関連する千秋(市川由衣)も登場する。

■第1話ネタバレあらすじ
パティシエの波佐間永介(妻夫木聡)の裏の顔は法外な報酬と引き換えに違法なオペをする闇医者チームの執刀医・エースだ。世界でもまれな手術の腕をもち、日本では許されていない薬も使う。医師の間では噂となっている凄腕を持っている。

ある日、副総理の羽場(伊武雅刀)が脳神経を断裂し大学病院に運ばれた。一命は取り留めたものの、院長の剣持(鹿賀丈史)から「二度と歩くことができない」と言われ、憤慨する。そんな羽場の前に、交渉人のジョーカー(藤原竜也)が現れた。エースの手術の交渉が決まりそうになったが、エースが難色を示す。エースは政治家のせいで非正規雇用者が増えていることや給料があがらないことをいい、そのくせに羽場の親族の経営する会社は利益をあげているという。そして「お前に生き延びる価値はあるのか?」といった後、その価値はないといって、手術を断った。

その様子を、闇医者チームのメンバーである凄腕オペナースのクイーン(松下奈緒)と若き万能ハッカーのスペード(日向亘)がモニターで見守っていた。クイーンは金がとれるのにとくやしそうだ。

羽場は警察や剣持を呼びつける。そしてエースたちの逮捕を急務とした。

闇医者チームの次なるターゲットとなったのは投資家の渋谷(池松壮亮)。渋谷は、突然の余命宣告を受け人生に絶望していた。もともとは中小企業を救うために始めた投資だが、徐々にその性格は変わっていき、今では金のためだけに投資を行っている。一緒に投資を始めた才津明(入江甚儀)のこともあっさりと切り捨てるほどになっていた。病院での診断は特発性間質性肺炎で、余命は半年といわれ、移動式の酸素吸入器がないと歩けないほどだ。

そんな渋谷の総資産は800億円。渋谷は慈善団体に1億の寄付をしているものの、エースは助ける価値はないという。エースたちにも断られた渋谷はホームレスの斎藤(田中要次)に再会する。斎藤の会社を乗っ取った渋谷に斎藤は「今度あったら殺してやろうと思っていた」という。渋谷の犠牲になったのは斎藤だけではない。一家心中や自殺者もいるという。渋谷は自暴自棄になり廃屋で首をつるが、ロープが切れてしまった。

渋谷が目を覚ますとそこには才津やジョーカー、エースがいる。才津と昔話をした渋谷は残りの人生や持っているお金を使って初心に返り、中小企業を助けようとし始めた。そしてその仕事をしている最中に再度倒れてしまう。クイーンとスペードが駆けつけ、蘇生させた。エースは最後まで難色を示すも、仲間にたきつけられて「Get Ready!」といって手術を始めた。手術は成功し、エースは渋谷から100億の金を謝礼にもらうという。700億の割引となったことにクイーンたちは落胆したが、渋谷が再生させた斎藤の会社は活気を取り戻していた。

■第2話あらすじ
ジョーカー(藤原竜也)と深く関わる、千秋(市川由衣)が、一人息子を城和大学附属小学校に裏口入学させるため、2億円を用意しろと訪ねて来る。

城和大学の理事長・坊城(柄本明)は裏口入学で莫大な富を得ていた者の、副理事長で息子の康之(三浦貴大)にその座を降ろされた上、ガンで余命数か月と宣告される。

手術代は2億以上は払えないいい、「金のない‘理想’は無意味」と語る坊城理事長にはなにか隠された秘密がある。エース(妻夫木聡)は、果たして坊城の命を救うのか!?

1月スタート、「Get Ready!」。出演:妻夫木聡、藤原竜也、松下奈緒、日向亘、當真あみほか。番組公式Twitterアカウントは「@getready_tbs」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

TBS日曜劇場「Get Ready!」番組公式サイト

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