「どうする家康」松本潤の覚醒シーンに家臣団も感激!第2話、松嶋菜々子が登場!ネタバレと第3話予告

2023年01月16日12時00分ドラマ
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1月日15(日)に放送されたNHK大河ドラマ「どうする家康」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)第2話、“白兎”が“虎”に進化?覚醒する松本潤(嵐)、頼もしい主君の姿に家臣が沸いた。1月22日(日)放送の第3話「三河平定戦」で於方役・松嶋菜々子が厳しい教えを息子に説く!NHK公式サイトでは予告動画が公開中だ。



1月15日放送の第2話は、織田信長率いる軍勢に包囲され、絶体絶命の元康だったが、信長は何故か兵を引いていく。元康は幼少の頃に織田家で過ごした辛い人質時代を回顧。信長も元康を「俺の白兎」と呼び、獲物を狙う狼のごとく様子を伺う姿が注目を集めた。また、ラストには元康の母・於方が兎年に生まれた竹千代(元康)を“寅年”として干支をサバ読みしたことが明かされ、“白兎”の伏線回収にネットが盛り上がりを見せ、Twitterトレンド1位を獲得した。

そんな弱虫・元康は、逃げ込んだ大樹寺で切腹まで追い詰められる。しかし「厭離穢土欣求浄土(おんりえどごんぐじょうど)」という言葉の本当の意味を知り、「地獄なようなこの世を浄土の世界に」することを目指し、未来に生きる希望を繋いだ元康。「わしが守るんじゃ!」と雄叫びを上げ、今まで見たことない頼もしい元康の姿に、家臣団のみならず、視聴者も「カッコいい!」「覚悟を決めた人はかっこいいよ・・・」と好感触を見せた。

そして1月22日放送の第3話では三河を平定するために岡崎へ凱旋し、そこで生き別れの母・於方(松嶋菜々子)と再会する。ドラマ「花より男子」シリーズで共演経験のある松本潤と松嶋菜々子が、今度は親子として共演。「花男」では身勝手な弟・道明寺司を厳しく育てる姉・椿を演じた松嶋菜々子だが、予告では「家臣と国のためならば、己の妻や子ごとき平気で打ち捨てなされ!」と説く場面も。厳しくも元康を支える母・於方の活躍にも注目です。

■家康の切腹グセ
桶狭間の戦いで今川義元を失った元康(家康)が、逃げ込んだ大樹寺で切腹しようとして、登誉上人に止められた逸話が残っている。家康といえば、武田信玄の三方ヶ原の戦い、本能寺の変、関ケ原の戦いなど様々な戦況を潜り抜けてきた武将。「たぬきオヤジ」と揶揄され、チャンスを確実にものにしてきた能力に長け、最後は天下人にまで上り詰める。そんな家康だが、ピンチになると、消極的になり、すぐに切腹すると言い出す人物だったというから驚きだ。

桶狭間の後も、本能寺の変でも、大阪の陣でも「切腹する」と言っては本多忠勝はじめ家臣たちに止められたという。ここで切腹されていれば江戸幕府も存在しなかったと思うと歴史というのは面白いものだ。「もう少し頑張れば、生き残れるかも」「もう少し踏ん張れば、天下人・・・」と思って切腹を選ばなかったのかもしれないが、今後もこうした家康の「困ったら切腹グセ」が登場するはずなので、こちらも注目したい。

■前回(第2話)ネタバレあらすじ
今川が破れ、進軍する織田軍が大高城を目指してやってくる。元康は虎の年、寅の刻に生まれた武神の化身と言われたが、今の元康に勇敢な獅子の片鱗は見えない。織田信長に怯える元康は石川数正(松重豊)から「ここで織田と戦うか、ここを捨て逃げるか」と詰め寄られ、他の家臣たちも思い思いのことを口にするので全く気持ちが定まらなかった。織田軍2000人に対し、こちらは三河の兵のみの上、手負いもいるため戦えるのは120人ほど。元康が迷いあぐねている間に信長軍は大高城まで来てしまった。

元康が信長に怯えるのには、幼少の頃に織田家での人質暮らしでの暮らしがトラウマとなっていたからだった。元康の父・松平宏忠は宿敵・織田信秀(藤岡弘)の侵攻に悩まされ、降伏を余儀なくされた際、竹千代を信頼できる戸田宗光に預けた。しかし戸田は織田方に寝返り竹千代の家臣は皆殺しにされてしまった。こうして人質となり織田家にやってきた竹千代は、そこで信長と出会う。「白い子兎のようじゃ。たべてしまおうか。」と高笑いする信長に恐怖を覚えた竹千代だった。

その後、織田信秀は松平広忠に今川と手を切るよう要求するが、広忠は竹千代を見捨ててしまう。竹千代の首がはねられようとしたその時、救ってくれたのは信長だった。「生かしておけば使い道もある」と言う信長と共に、竹千代の辛い人質生活が始まった。毎日信長に投げ飛ばされ、痛めつけられた地獄の日々。元康が小さい頃の人質生活を思い出していると、なぜか織田軍は何もすることなく引き上げて行った。理由はどうあれ、生き延びた元康は駿府へ帰りたいと願ったが、そんな折に岡崎城の城代の山田が討ち死にしたと知らせが入る。誰もいなくなった岡崎が攻められたら・・・。岡崎に家族を残してきた家臣たちに不安がよぎり、鳥居忠吉(イッセー尾形)が岡崎に帰ることを願い出た。

元康と鳥居忠吉を含む家臣たちの間で対立する中、元康たちが三河方面の矢作川付近で休んでいると、一族である松平昌久(角田晃広)の騙し討ちに遭い、鳥居忠吉が銃に打たれ重傷を負ってしまう。元康たちは命からがら大樹寺に逃げ込んだ。登誉上人(里見浩太朗)のお陰で昌久は大樹寺を攻撃することはなかったが、寺を囲み臨戦態勢を取る。自分の選択で家臣を危ない目に遭わせたことに責任を感じた元康は、先祖の墓の前で自害しようと試みた。そこへ本多忠勝がやって来る。命を預けられる主君に仕えたいと思う忠勝にとって、元康はそこまでの器ではなかった。元康が死ぬというなら介錯をすると願い出たのだった。

「厭離穢土欣求浄土(おんりえどごんぐじょうど)」。扉に書かれた言葉を読んだ元康は、汚れたこの世を離れ、極楽浄土へ行けという教えを胸に忠勝に介錯を頼んだ。「厭離穢土・・・」と唱えながら目をつぶる元康は、信長に何度も投げられながらも食らいついた過去を思い出し、ふつふつと生きる希望が沸き上がって来た。その様子を見守っていた数正と酒井忠次(大森南朋)は、襖の隙から同じく様子を伺っていた人物を発見する。隠れていた榊原康政(杉野遥亮)は「厭離穢土欣求浄土」とは、あの世へ行けという意味ではなく、汚れたこの世こそ、浄土することを目指せという意味だと訂正し、その場を立ち去った。

「汚れたこの世を浄土に・・・」康政の言葉を聞いた元康は、昌久の前に歩み出た。そして、「我らこれより、本領岡崎に入る」と宣言。そして、自分を殺せば岡崎で自分を待つ千の兵が攻め込み、今川氏政を敵に回すことになると脅した。その言葉で昌久は軍を引き退散。人が変わって頼もしくなった元康の姿に家臣たちも驚いた。そして「三河を平定して必ず守ってみせる」と話す元康に、家臣たちが奮い立った。しかし当の元康は、どうしたらいいのか暗中模索していた。

■第3話「三河平定戦」あらすじ
故郷、岡崎に戻った元康は、打倒信長を決意するものの、弱小である松平軍に勝ち目はない。一方、今川氏真(溝端淳平)は援軍をこさず、本多忠勝らは、織田に寝返るべきだと言いはじめる始末。駿府に瀬名を残す元康は、今川を裏切ることはできないと苦悩する。そんな中、伯父の水野信元(寺島進)が岡崎城に元康の母・於方を連れてくる。元康は16年前に行き別れた母と再会を果たすのだが・・・。

NHK大河ドラマ「どうする家康」第3話は1月22日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:古沢良太、出演:松本潤、岡田准一、有村架純、ムロツヨシ、大森南朋、山田裕貴、杉野遥亮、松重豊、阿部寛ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_ieyasu」。第3話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

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