イ・ジェフンが“復讐代行人”になったのは悪人は報いを受けるという痛快なストーリー!

2023年01月25日11時00分ドラマ

韓国ドラマ「復讐代行人~模範タクシー~」で社会的弱者に代わって悪人を懲らしめるダークヒーローを演じたイ・ジェフンのインタビューが到着したので、全文ご紹介!公式サイトで予告動画が公開中だ。



「復讐代行人~模範タクシー~」は、謎めいたタクシー運転手が犯罪被害者たちの復讐を代行して無念を晴らす、ハラハラドキドキな痛快アクションで魅せるダークヒーローを描く痛快アクションだ。

■本作に出演を決めた理由を教えてください。

イ・ジェフン:様々な理由がありますが、悪人は報いを受けるというストーリーが痛快で気に入りました。それから、パク・ジュンウ監督は以前からドキュメンタリー番組などを多数手がけていて、社会的弱者と被害者たちの視線で見られる方だと思ったので、出演を決めました。

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■キム・ドギというキャラクターに魅力を感じたのは具体的にどんな部分ですか?

イ・ジェフン:キム・ドギというキャラクター自体が、辛い記憶とトラウマを持っているのですが、それを克服するために被害者に代わって復讐するという役が、今まで描かれたことのない人物だと思い、魅力を感じました。そして、特殊部隊の出身なので悪者たちにも引けを取らず、ハードなアクションで対峙できる姿や優れた運転の実力を持っている部分がカッコよく見えました。あまりにも非現実的なキャラクターなので、人々から「こんな人は現実には存在しないだろう」と思われるほど魅力的な人物を演じることができてとても光栄でした。
キム・ドギは冷たくて近寄りがたい面もありますが、事件を解決するにあたって別の人物に変装をするので、とても面白いキャラクターなんです。そのような見どころもあるので、キム・ドギというキャラクターを演じるのは難しかったけれど、とても楽しく撮影できました。

■本作は同名のWeb漫画をドラマ化した作品ということで、Web漫画を実写化するにあたって何かプレッシャーはありましたか?また、どのように準備をして撮影に臨まれたのでしょうか?

イ・ジェフン:最近、Web漫画が原作のドラマや映画などが増えていて興味を持たれる方も多いと思います。「模範タクシー」もとても面白いWeb漫画ですし、多くの原作ファンの方から愛されていたので、うまく演じられるかプレッシャーもありましたが、関係者全員が熱意と誠意に溢れていたので、きっと良い作品になると期待しながら演じました。事前の準備は、演技に関する点は自分で悩んだり、監督と相談したりしましたが、アクションシーンにおいてはアクションチームとの話し合いに時間をかけました。アクションの息を合わせるのに、かなり時間がかかりました。特に高難度のカーチェイスシーンは、車が180度ドリフトするシーンを撮るために、何度も撮り直しました。道路も通行止めにして、安全な状況で撮影したのですが、僕はアクション監督ほどの運転の実力はないので、やる気はあっても実力が追いつかず、苦戦しました。それでもいい画になったので満足しています。

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■演じられたキム・ドギとご自身との似ている点はありますか?逆にキム・ドギとちょっと違うなという部分はありますか?

イ・ジェフン:キム・ドギというキャラクター自体が、非現実的すぎる人物だと思います。特殊部隊出身で、ケンカも強くて、特殊任務を行う肝と勇気も備わっています。僕には考えられない要素です。それに、エピソードごとに新しいキャラクターに変装するとき、個人的にキム・ドギの能力とはかけ離れているように思いました。そこで、過去のシーンで「本当は、演劇学科に行きたかったんだけど、陸軍士官学校に進路を変えたんだ」というセリフをアドリブで追加しました。本来は役者になりたかったけれど、母のために、あるいは自分の未来のためにそういった選択をしたというシーンが、演じるための装置として必要だと思ったからです。だから、「キム・ドギは役者になりたかった」という部分が、似ていると思います。僕も役者として様々な人物を演じるので、そのような部分をキム・ドギという人物に重ねました。

■ムジゲタクシーの仲間を演じたキム・ウィソンさんやピョ・イェジンさんと共演してみていかがでしたでしょうか?

イ・ジェフン:ムジゲ運輸の人々は、作戦を立てて復讐を遂行するメンバーなのですが、場の空気はとても和やかでした。辛いことがあっても彼らとの共演シーンはとても気楽で楽しかったです。
キム・ウィソンさんは、相手を楽しませてくれて、笑わせてくれる方です。撮影の間、とても頼りになりました。ペ・ユラムさん、チャン・ヒョクジンさんとは、コミカルなシーンが多かったので、見ているだけでおかしくて笑いを堪えるのに苦労しました。キム・ドギとしてシリアスな演技をしているので、お二人を見て笑いを堪えるのが本当に大変でした。ピョ・イェジンさんは、撮影時間がタイトで集中しなければいけない瞬間が多くて大変だったはずなのに、素晴らしい演技を見せてくれたので感謝しています。共演する俳優陣が素晴らしかったので、多くの方々から愛される作品になったのだと思います。

■監督を担うのは、ドキュメンタリー番組でプロデューサーを務めたパク・ジュンウ監督ですが、ドキュメンタリー番組出身監督と言うことで、何か撮影に差はあるのでしょうか?

イ・ジェフン:僕がこの作品を選んだ理由の一つはパク・ジュンウ監督です。このドラマはフィクションですが、実際の事件をモチーフにしているので、被害者の方々の気持ちを考えると、単に娯楽として軽く扱ってはいけないという気持ちが強くありました。パク・ジュンウ監督は、そういった部分を常に真剣に考えてくれて、信頼できる監督だったので出演を決めました。撮影に関しても監督が真摯に向き合ってくれたので、視聴者たちの共感を得られる内容になったのだと思います。

■台本を読んでいく中で、演じるのを楽しみにしていたシーンはありましたか?

イ・ジェフン:楽しみだったシーンは、カーチェイスのシーンです。撮影の準備も大変ですし、安全に考慮しなければいけません。通常は何度も撮り直す場合が多いので、撮影時間も長く、制作費も増えてしまいます。このような心配要素が多いシーンだったのですが、アクションチームの準備が完璧だったので、ほぼ1~2テイクで痛快なアクションシーンを撮ることができました。ドラマでここまでのカーチェイスシーンは中々見られないのでぜひおすすめしたいシーンです。

■キム・ドギは復讐を遂げるために危険を顧みず突き進みます。ジェフンさんにとって自分を突き動かすものがあるとしたら何でしょうか?

イ・ジェフン:演技をする瞬間だと思います。誰よりも情熱的で、欲張りで、うまくやりたいという気持ちが大きいので、その瞬間は何も考えられません。より良い姿をお見せすることで、視聴者の方々に満足してほしいという気持ちが大きいです。

■アドリブが入ったシーンはありましたか?それはどんなシーンですか?

イ・ジェフン:変装して別のキャラクターを演じるシーンでは、自由に演じようと努力しました。先生に変装するシーンでは、校内暴力の加害者の子に1000ウォンを渡しながら、ハンバーガーを買って来い、あと追加でコーラも…と言うシーンは僕のアドリブでした。加害者をもっと苛めることで、視聴者がスカッとするのではと思い、そのようなシーンを追加しました。

■監督もさぞ喜んだのではないですか?

イ・ジェフン:はい、とても良いとおっしゃってくださいました。それ以降も、様々なアドリブを入れました。中国人に変装したときは、見た目や豪快な性格を表現できるようアドリブを多く入れました。笑ったり叫んだり食事をしたり、そういう人物を演じたことがなかったのですが、とても面白くて愉快だったのでいろいろな表現を取り入れてみました。

■作品自体が痛快なストーリーなので、役を演じながらもスカッとされたと思います。

イ・ジェフン:そうですね。だからこそ逆に、加害者役を演じた方々に申し訳なかったです。キム・ドギが拳を使って成敗するので、アクションシーンを撮るのも辛かっただろうに、皆さん状況を受け入れてくれて、悪者はこんなふうにボコボコにされなきゃ!と自らお手本を見せてくれたのでスカッとするシーンが完成できたのだと思っています。共演者の方々の演技が本当に素晴らしかったので、ただただ感謝しかありません。

■続々と作品に出演してらっしゃいますが、ジェフンさんの健康管理方法やストレス解消方法など何か秘訣があれば教えてください。

イ・ジェフン:最近外出を控えなければいけないので出前を利用する頻度が多くなって、気づいたことがあるんです。元々辛いものを食べると汗をかくのであまり好きじゃなかったのですが、何度か食べてみたら、意外とストレスが解消されたんです。なので、僕は最近日常でのストレスを、辛い食べ物で解消しています。健康を考えたら良い方法ではないと思いますが、ストレスを発散するために、辛いものを食べることをおすすめします!

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■日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。

イ・ジェフン:皆さん、こんにちは。今回は「復讐代行人~模範タクシー~」でご挨拶することになりました。痛快でスカッとするストーリーになっているので、たくさんの方に見ていただきたいと思っています。僕の演じるキム・ドギというキャラクターにも注目してください。本当に面白くて素晴らしい作品になっています。自分の作品を褒めるのは照れくさいですが、この作品を面白いと思ってくださったら、嬉しいです。たくさんの声援と関心、そして愛情をお願いします。では、またお会いしましょう!

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