「どうする家康」松山ケンイチが敵に!無敵の一向宗を松本潤が鎮圧へ!第8話ネタバレと第9話予告

2023年02月27日11時15分ドラマ
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2月26日(日)に放送されたNHK大河ドラマ「どうする家康」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)第8話「三河一揆でどうする!」黒幕は松山ケンイチ!松本潤(嵐)に反旗を翻し敵方につく!3月5日放送の第9話「守るべきもの」で一向一揆がついに完結!その解決策とは?NHK公式サイトでは予告動画が公開中だ。



2月26日放送の第8話では、寺への不入の権を犯した家康が家臣から責められる一方、それでも強硬に取り立てる家康に対し民衆が立ち上がった。本證寺中心に徹底抗戦の構えを見せる一向宗。さらに、吉良義昭(矢島健一)から家康の家臣たちに密かに渡される寝返りを促す書状・・・。家臣の中には謀反を起こす者も現れ、みるみるうちに家康は孤立。不安がつのり狼狽する姿が描かれた。かなり手ごわい一向宗だが、本證寺内の捜索を依頼された服部半蔵は、そこで軍師・本多正信(松山ケンイチ)の姿を発見し、一向宗との決着は次回に持ち越された。

そして一向一揆解決編となる3月5日放送の第9話では、家康が一向宗鎮圧に向け本格始動する。対峙するのは家臣でありながら本證寺側の軍師として家康の命を狙う本多正信。家臣を信じるか、切り捨てるか。家康に究極の選択が突きつけられる。一向宗の多い三河の地で、血で血を洗う戦に発展した三河一向一揆がついに完結する。

■家康の成長を繊細に描く吉沢脚本
本多正信の罠にはまり、頭を銃で打たれた家康。幸い命は助かったものの、夢うつつの中で思い出していたのは今川義元(野村萬斎)からの教え「この国の主は民衆」というものだった。「三河を一つの家にしたい」という思いからつけた「家康」と改名したのに、まだまだ未熟な家康。宗教の怖さと民衆の底力を目の当りにし、どのように成長していくのか。脚本・吉沢良太が描く「ナイーブで頼りないプリンス」が必死にもがきサバイバルしていく姿が巧みに描かれた回となった。

家康は今川家の人質となってからは義元と大原雪斎から学問を学び、特に雪斎からは帝王学と兵法を徹底的に叩き込まれたと言われている。第8話の冒頭、家康が論語の「民心無くば立たず」というのも書物を良く読んでいた家康のキャラクターが出ている描写だが、書物から得る知識をまだ自分のものとして動かせない未熟なところがドラマ序盤の面白さの一つだろう。今後、家康が天下を取るほどの戦国武将と成長していくことになると思うが、その様子が1年を通して見られることを楽しみにしたい。

■前回(第8話)ネタバレあらすじ
本證寺から年貢を取り立てようとする家康は本證寺に使者を送るが、事はうまく運ばず、使者は斬り殺されてしまう。あくまで強気の姿勢を見せる家康に対し、一向宗徒が三河各地で一揆を起こし始めた。寺に手出しはしてはいけないと言い聞かせたのに、勝手にその法を犯した家康に対し、家臣たちが不満をぶつけ、家康も思いもよらない事態に困惑するばかりだった。そして、家康の家臣・夏目広次(甲本雅裕)らの家臣の多くは一向宗であり、身内に刃を向けることをためらう声が持ち上がる。

今まで通り、不入の権を認めてはどうかという意見も出るが、石川数正(松重豊)は、それでは三河をまとめることは困難になるとその申し出を退けた。武力で制圧しようとする家康だが、敵方には有能な軍師がいるようで、こちらの計画がすべて裏目に出る結果になってしまう。これに乗じ、吉良義昭(矢島健一)松平昌久(角田晃広)など周囲の領主も寝返る中、夏目広次(甲本雅裕)が謀反を起こした。

そこで家康は服部半蔵(山田孝之)に本證寺に潜入させ、空誓を亡き者に、そして軍師が誰か探らせた。そして苦戦を強いられている本證寺には家康自ら出陣し、寝返った領民たちの気持ちを取り戻そうとした。わずかな手勢を率いて本證寺へやってきた家康。長吉(田村健太郎)の誘導で守りが手薄な場所から攻め入るが、それは家康をおびき寄せる罠だった。家康が気づいた頃には時すでに遅く、屋根の上から狙っていた者に撃たれその場に倒れ込んでしまった。

弾は兜に当たったため、一命は取り留めたが、周囲を敵に囲まれてしまう。地べたに倒れながら、家康は今川義元(野村萬斎)の言葉を思い出していた。義元に「この国の主は誰ぞ」と問われた家康は迷いなく「天子様」と答えるが、義元はこの国の主は民たちで、自分たちは民によって生かされていると説いた。「民に見放された時こそ我らは死ぬのじゃ。」という義元の言葉が今は身に沁みて感じる家康だった。

刃を持った宗徒たちが倒れた家康を囲み、襲おうとしたその瞬間、家康を罠にはめた長吉が覆いかぶさって家康の代わりに刺される。家康が目を覚ますと、城に戻って来ていた。すぐさま長吉の元へ駆け寄る家康に、長吉は自らの裏切りを詫び、息を引き取る前に「裏切り者はまだ近しいご家臣にも・・・」と言い残した。長吉は熱心な一向宗で家康との間に挟まれ思い悩んだのだろうと瀬名は長吉の気持ちを慮った。家康は周りにいる家臣たちにも疑いの眼差しを向け、瀬名(有村架純)を守るため部屋にかくまった。その時、半蔵が報告にやって来て、空誓側についている軍師が本多正信(松山ケンイチ)であることを明かした。

■第9話「守るべきもの」あらすじ
身近な家臣さえ信じられなくなった家康は、引きこもってしまう。そこへ鳥居忠吉(イッセー尾形)が訪ねてきて、たとえ裏切られても信じるか、疑いある者を切り捨てるか二つに一つと言われる。これを受け家康は、ある決意を固める。激戦の末、家康はついに一向宗徒側の軍師と対峙。解決の糸口を探るのだが・・・。

NHK大河ドラマ「どうする家康」第9話は3月5日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:古沢良太、出演:松本潤、岡田准一、有村架純、ムロツヨシ、大森南朋、山田裕貴、杉野遥亮、松重豊、阿部寛ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_ieyasu」。第9話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

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