「どうする家康」“阿月”伊藤蒼、命がけの激走に視聴者感涙!第14話ネタバレあらすじと第15話予告動画

2023年04月17日10時54分ドラマ
©NHK

4月16日に放送されたNHK大河ドラマ「どうする家康」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)第14話「金ヶ崎でどうする!」“阿月”伊藤蒼が家康(松本潤/嵐)に危険を知らせるために激走!4月23日放送(総合午後8時15分~)の第15話「姉川でどうする!」に井伊直政役、板垣李光人が登場する。NHK公式サイトでは予告動画が公開中だ。



4月16日放送の第14話では、徳川家康が織田信長(岡田准一)と共に越前に攻め入り、金ヶ崎で朝倉義景と臨戦態勢に入る裏で、浅井長政(大貫勇輔)が謀反を決意した。朝倉、浅井に挟み撃ちにされては織田・徳川連合軍は一貫の終わりという中、お市(北川景子)の伝言を込めた小豆袋は届かず、代わりに侍女の阿月が走る。小谷城から金ヶ崎まで10里(約40キロ)以上を走り抜き、家康にお市の伝言を残し息絶えた。

お市と過ごした思い出の日々を回想しながら必死に走り、儚く散った阿月。お市への恩に報いるため、満身創痍で走りぬいた阿月を演じた伊藤蒼の演技が光り、SNSでは「阿月が走る姿に涙が止まらない」「阿月ちゃんに泣かされました・・・」などの声が寄せられた。長政の謀反を知ったお市が、小豆袋の両端を縫い、信長に危険を知らせたというエピソードの代わりに、ギリシャ神話のマラトンの戦いを思わせる阿月の疾走する姿が感動を呼んだ。

そして15分繰り下げて放送される4月23日放送の第15話では、金ヶ崎の退き口を経て、朝倉・浅井連合軍を織田・徳川連合軍が迎え撃つ姉川の戦いが描かれる。命からがら逃げてきたのに、休む間もなく信長に朝倉討伐を命じられる家康。信長に振り回され辟易していた家康の元に、長政から同盟を求める書状が届くが、果たして家康が出す答えとは?予告には井伊直政(板垣李光人)が“バク宙”する姿も。直政と言えば、女城主・直虎によって育てらえた井伊家の御曹司だが、後に徳川四天王のひとりに数えられる人物の登場に期待がかかる。

■ムロツヨシの怪演から目が離せない
第14話の終盤ラスト5分、金ヶ崎から退陣することを決意した信長から、殿(しんがり)を任された藤吉郎役・ムロツヨシの怪演が強い印象を残し視聴者の間で話題になっている。殿と言えば、軍勢が退くための時間稼ぎとして強くて信頼されている者にしか与えられない役目ながら、待っているのは死闘という過酷な任務だ。藤吉郎演じるムロツヨシは「あ~!あ~こりゃ死んだわ!」と嘆く姿から一転、笑い声を上げながら、これで生き延びればもっと上に行けると貪欲な野心を覗かせた。

さらに、このまま家康が逃げ切れば、信長、つまりは幕府に反旗を翻し、朝倉・浅井についた裏切り者と言いふらすと家康を脅した。絶望から、ニコニコと笑い野望を見せ、最後は抜群の煽りスキルで家康を味方につける戦略家の面も見せた。サイコパスな藤吉郎の言動に家康も「クズじゃな」と一蹴。SNSでは「ムカつくのに目が離せない」「ムロ秀吉の興奮っぷりが怖かった!」など声が持ち上がり、今後の家康V.S秀吉対決に期待が高まった。

■前回(第14話)ネタバレあらすじ
信長率いる幕府軍と共に、朝倉義景討伐のため北上した家康は、手筒山城と金ヶ崎城をあっという間に制圧した。織田軍は、金ヶ崎城に滞在し、軍勢を率いてこちらに向かっていた浅井長政の到着を待った。決戦を前に宴が開かれ、酒井忠次(大森南朋)が十八番のエビすくいを披露しては場を盛り上げ、信長も上機嫌で酒を飲んでいた。

一方、夫・長政の謀反を知ったお市は、家康にこのことを知らせようと小豆を入れた袋の中に、「おひき候へ いち」と書いた手紙を忍ばせ使いの者を金ヶ崎に送ろうとした。だが、程なくしてその者は浅井の家臣に捕らえられてしまう。肩を落とす市を見て、足に自信がある侍女・阿月は、金ヶ崎まで走って伝えに行くと提案するのだが・・・。そんなことを知る由もない信長は、朝倉との一戦を前に、信長は浅井が到着したらすぐに一乗谷を攻め入り、幕府の威光を天下に知らしめるのだと気合が入っていた。

そこへ、朝倉義景の本軍が一乗谷へやって来ると知らせが入った。籠城ではなく進軍する朝倉に家康は一抹の不安を覚える。しかし朝倉義景のことをよく知る明智光秀(酒向芳)は、戦下手の浅倉のことだから血迷ったのだろうと、気に留める様子はなかった。朝倉軍と浅井軍を合わせるとその数およそ2万5千。もし2人が手を組んで、挟み撃ちにするようなことがあれば、逃げ場のない金ヶ崎に留まる信長に勝ち目はない。しかし信長が絶大の信頼を寄せる浅井長政が裏切ることがあるのだろうか。

自陣に戻った石川数正(松重豊)は、信長は愚将・足利義昭(古田新太)を担ぎ上げ、天下を取ろうとしているのではないかと思いを巡らせていた。浅井はそれを食い止めようとして信長を討とうとしているのではないか。家康は数正、忠次を連れ、急いで信長に会いに行き、万が一に備え、軍を引いてはどうかと進言した。しかし、家康の話は浅井長政を辱めたと言って信長は激怒。それでも家康は引くことなく、金ヶ崎からの撤退を強く主張。2人の口論は激しさを増し、家康はついに信長に向かって「あほたわけ!」と叫んでしまう。

戻って来た家康は、信長に暴言を吐いたことを後悔していた。そこへ柴田勝家(吉原光夫)がやって来て、今後も信長についてきて欲しいと頭を下げ、去って行く。その頃、お市に黙って出て来た阿月は、一人金ヶ崎を目指し命懸けで走っていた。故郷・金ヶ崎でかけっこでは負けなかった阿月。貧しかった実家から売りに出された阿月は、行き倒れていたところをお市に救ってもらった恩に報いるために、必死に走り抜き、なんとか浅井が攻める前に金ヶ崎に到着した。そしてなんとか家康の陣に辿り着いた阿月は、お市の「おひき候へ」という言葉を伝えて息絶えた。

10里以上走りぬいた阿月の命を無駄にならないために、家康は再度、信長に早く逃げるよう伝えた。信長はこれがお市からの伝言だと説得されたので、藤吉郎に殿を務めるよう命じ、家康には好きにしろと言い放ちその場を後にした。そして藤吉郎は、家康に揺さぶりをかけて来る。家康が共に戦わなければ、将軍を裏切って浅井朝倉と手を組んだと言いふらすというのだ。藤吉郎の脅しに屈するわけではないが、阿月の死に報いるために共に戦うことを決意し、金ヶ崎で迎え撃ち、信長が逃げる時間を稼ぎ、その後は退き戦に持ち込み、皆で三河に帰ると宣言した。

■第15話「姉川でどうする!」あらすじ
藤吉郎と共に金ヶ崎の激戦を生き延びた家康は、休む間もなく、信長に浅井討伐の先陣を申し付けられる。そんな中、家康は浅井長政から「ともに信長を討ち取ろう」と呼びかける密書を受け取る。姉川を挟んで両軍が向き合い、決戦の時が迫り、家康は信長を裏切るか否かの瀬田際に立たされる。家臣の間でも意見がわかれ、紛糾するところに家康陣へ信長の銃弾が撃ち込まれる!

NHK大河ドラマ「どうする家康」第15話は4月23日(日)総合午後8時15分より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:古沢良太、出演:松本潤、岡田准一、有村架純、ムロツヨシ、大森南朋、山田裕貴、杉野遥亮、松重豊、阿部寛ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_ieyasu」。第15話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

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