「どうする家康」“きっと大丈夫”甲本雅裕の勇姿に視聴者“神回”の声!第18話ネタバレと第19話予告

2023年05月15日14時20分ドラマ
©NHK

NHK大河ドラマ「どうする家康」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)5月14日に放送された第18話「真・三方ヶ原合戦」“家康”松本潤(嵐)に向けられた“きっと大丈夫”甲本雅裕のセリフに視聴者が感涙。5月21日放送の第19話「お手付きしてどうする!」で“お万”松井玲奈が登場!NHK公式サイトでは予告動画が公開中だ。



5月14日放送の第18話では、三方ヶ原で勝利をおさめた武田信玄(阿部寛)のもとに金茶美具足をまとった遺体が運ばれ、“家康の討ち死”が広まった。瀬名(有村架純)が動揺しながらも家中を差配していく中、戦場では家康が家臣に助けられ生き延びていた真実が描かれた。中でも甲本雅裕演じる夏目広次、波岡一喜演じる本多忠真が武士らしく己の死に場所を選ぶ潔さが涙を誘い「神回」として話題を集めている。

最も注目を集めたのは、武田の追手から家康を救出した夏目広次だ。かつて2度にわたり家康を危険に晒してしまった公開から“家康を守り抜く”と決意し、名前を「吉信」から「広次」に変えていたことが明かされた広次の過去。なかなか家康に名前を覚えてもらえなかった広次の謎が解け、家臣として使命を成し遂げるため、家康に成り代わり金茶美具足をまとった。笑顔を見せながら戦場に向かう姿に視聴者は感涙し、ネットでは「乱世の儚い命は涙なしでは観られない」「俳優さんたちの素晴らしい演技に心が震えている」など称賛の声が寄せられた。

そして5月21日放送の第19話では、西に進軍する武田軍が突如行先を変更し、周囲を驚かせる。信玄が死んだと噂が聞こえてくる中、戦のショックから立ち直れない家康は、優しいお万に心を許していく様子が描かれる。松井玲奈が家康第2の側室・お万として登場。お手付きとなったお万と正室・瀬名の女対決に注目です。

■“きっと大丈夫”に嵐ファン歓喜
夏目広次が幼く弱虫な家康にかけた言葉「若は、きっと大丈夫」。そして、死に際にかけた「殿は、きっと大丈夫」が2006年にリリースされた嵐の楽曲『きっと大丈夫』とリンクするとファンの間で話題になっている。ポップな曲調が印象的な『きっと大丈夫』だが、“世間は甘くない なめてたらすぐにボロが出る”や“当たり前が出来てない 簡単でもわかったふりはもうやめよう”と厳しくも前向きな歌詞が織り込まれる応援歌だ。

「どうする家康」では殿・家康を中心に個性豊かな家臣団が見どころだが、第18話では夏目広次や本多忠真など初期から殿を支えた忠臣がこの世を去った。歌詞にある通り、いつも一緒にいた仲間に別れを告げ、明日へ踏み出す家康へのエールともとれるこのセリフに、ファンからは「曲名でもあるけどその意味も入ってたりするのかな」「“きっと大丈夫”がこんな泣ける台詞になるなんて」といった声が寄せられた。

■前回(第18話)ネタバレあらすじ
徳川軍は武田軍の戦略にハマり大敗を喫し、三方ヶ原の凄惨な現場を見た井伊虎松は、荷台に乗せられた金茶美具足を目の当りにする。その頃、信長は岐阜城から徳川大敗の知らせを受ける。信玄の圧倒的な強さに戦場を離れ駆け付けた木下藤吉郎(ムロツヨシ)も家康の負けに肩を落とした。一方、足利義昭は信玄の勝利を聞くと大いに喜び、これからは信長ではなく信玄に付くことを決意。そして、信玄の元に家康と思われる金色の鎧を被った首が届けられ、それを見た信玄は笑みを浮かべた。

時を遡ること半日。三方ヶ原で徳川軍を待ち伏せていた武田軍を前に、家康は全軍撤退の号令を出すが、攻めて来た武田軍に多くの兵を失っていた。徳川軍が散り散りになる中、家康の消息だけがわからなかった。一方、戦場では本多忠勝(山田裕貴)は危ないところを叔父の本多忠真(波岡一喜)に助けられる。「お前の死に場所はここではない。殿を守れ。お前の大好きな殿を。」と言って忠勝を逃がそうとする忠真。自分の死に場所を選らんだ忠真は、涙を流す甥を送り出すと、赤備えの武田軍に向かっていった。

その頃、家康は少ない手勢で武田の追手から必死に逃げていた。家の軒下に隠れ、彼らが通り過ぎるのを待っていると、そこに留守を任せていたはずの夏目広次(甲本雅裕)が助けに現れた。広次によると、周りには敵兵がうようよいて、家康の首を狙っていた。「殿、具足をお脱ぎくだされ。」と広次が口を開き、意図を察した家臣たちが家康から速やかに具足を脱がし、広次に装着していった。広次が自分の身代わりになろうとしていることを理解した家康だったが、忠勝らに押さえつけられ身動きがとれない。

「やめろ!夏目!ならん夏目吉信!」と叫ぶ家康は、広次が幼いころよく遊んでくれた夏目吉信であることを思い出した。弱虫な竹千代をいつも優しく励ましてくれた吉信は、幼い家康を織田に奪われた失態から、名前を変えて再び松平に仕えていたのだった。その為、家康はいつまでも夏目広次の名前が覚えられずにいたのだった。金茶美具足を付けた吉信は「夏目吉信、ようやく殿のお役に立てます。殿は、きっと大丈夫。」と言い残し、家康が止めるのも聞かず敵に攻めかかって行った。

一方、酒井忠次(大森南朋)が命からがら浜松城に逃げ帰って来たが、そこへ武田勝頼(眞栄田豪敦)が兵を率いて攻めてくる。しかし、多くの兵を失った徳川軍に勝機はなかった。そこで忠次は、石川数正(松重豊)に「数正、兵法三十六計はどうじゃろう」と提案。門を開け、かがり火をたくよう指示を出した。この戦法を怪しんだ勝頼は、すぐに信玄に報告。すると信玄たちは笑顔を見せ、それは「空上の計」だと教えてくれた。あえて城門を開け放ち、なにかあるのではないかと敵を惑わすという、諸葛孔明がとった戦術だった。信玄は、故事を学ぶ徳川軍に免じて、ここは兵を引けと指示を出した。

三方ヶ原の戦で、家康は大事な家臣を亡くし、多くの兵を失った。家臣の皆が自分のできることを粛々と行う中、ショックを引きずる家康は、泣きながら「必ず立て直すぞ。家康は生きている。そう言いふらせ。」と忠次と数正に命じる。一方、信玄との戦を控えた信長の元に、武田軍が突如方向を変え、甲斐に引き返したと知らせが入る。

■第19話「お手付きしてどうする!」あらすじ
武田軍が突然撤退し、信玄は勝頼に全てを託すことになる。かたや、信長は武田に寝返った将軍・足利義昭(古田新太)を京から追放する。その頃、家康は信玄との激戦で大きな犠牲を払ったショックから立ち直れないでいた。そんな中、美しい侍女・お万に介抱され彼女に惹かれていく。それを知った瀬名は浜松を訪れてみると・・・。

NHK大河ドラマ「どうする家康」第19話は5月21日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:古沢良太、出演:松本潤、岡田准一、有村架純、ムロツヨシ、大森南朋、山田裕貴、杉野遥亮、松重豊、阿部寛ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_ieyasu」。第19話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「どうする家康」番組公式サイト
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