逃げ回る以蔵、探す龍馬、追う新選組、そして運命の女との出会い―、大河ドラマ「龍馬伝」第22回「龍という女」が、NHKオンデマンドの見逃し番組サービスに配信されている。視聴料金は315円（税込み）。

龍馬（福山雅治）が航海術を学ぶ大坂の勝塾の元に土佐藩の役人が押しかけ、山内容堂（近藤正臣）が下した帰国命令に従わなければ脱藩者と見なすと告げられる。龍馬が再び脱藩の身となったことを案じた乙女（寺島しのぶ）は、龍馬に5両の金を送る。

なつ（臼田あさ美）のもとに身を隠していた岡田以蔵（佐藤健）は、人斬りをやっていた事実が知られてしまったことを案じ、なつの元を去って京の町を逃げ回る身となる。以蔵の身が心配になったなつは、龍馬を訪ね以蔵を探して欲しいと頼む。

その頃土佐では、捕らわれの身となった武市半平太（大森南朋）ら勤王党員への厳しい尋問が行われていた。叔父である吉田東洋（田中泯）の暗殺犯探しに執念を燃やす後藤象二郎（青木崇高）は、武市の目の前で同志らに激しい拷問を加え、心理的ダメージを与えていた。

以蔵の探し京の町を走り回っていた龍馬は、扇岩という宿に泊まる。その夜、騒々しい物音を聞いた龍馬は、妹を奪い返しに行くと主人ともめる宿屋の女中・お龍（真木よう子）と出会う。妹が連れ去られたのは5両の借金があったためと聞かされた龍馬は、乙女から届けられた金をそのままお龍に手渡す。

再び京の町に出た龍馬は以蔵と再会。そこへ新選組局長・近藤勇（原田泰造）の切っ先が…。


今回最大の見どころは、原田泰造扮する近藤勇と福山扮する龍馬の、一対一の向かい合いだ。ほとんど台詞もなく徐々に迫り来る近藤の不気味な迫力。“恐怖の新選組”を引き立たせる演出は、時代劇ファンを唸らせる。

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