ディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」の「スター」にて独占配信中の「最悪の悪」。第5話と第6話では、仲間の裏切りやいよいよベールを脱いだ中国・日本との三国の麻薬ビジネスを通してジュンモがより深く組織の内部に潜入していく様子が描かれた。早速気になるあらすじをチェックしてみよう。
●【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】

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「最悪の悪」は、世の中全体が浮かれていたバブルの時代、1990年代の韓国を舞台に、江南、中国、日本の麻薬密売トライアングルを潜入捜査するために、田舎の刑事パク・ジュンモ（チ・チャンウク）がギャングに扮し、犯罪組織に潜入するというスリリングな物語だ。

■第5話あらすじ
敵組織から襲撃を受けたギチョル（ウィ・ハジュン）とジュンモ（チ・チャンウク）。ソ部長（イ・シンギ）の加勢でどうにか修羅場をくぐり抜けるが、ジュンモはギチョルをかばって重傷を負ってしまう。「釣り（取引）」に行くことを知っていた仲間内に裏切り者がいることに気づいたギチョルはソ部長に仲間を調べさせる。夫を危険に巻き込んだ無謀な潜入捜査に反発した妻ウィジョン（イム・セミ）だったが、目を覚ましたジュンモははからずもギチョルの信頼を得ることに成功していた。

親分金本（キ・グクソ）からは取引に現れなかった責任を問われ、裏切り者を始末すると宣言して部下を事務所に集めるよう指示したギチョル。ギョンジン（チェ・ソンヒョク）が裏切り者だと気づいたジュンモは秘密裏にドヒョン刑事（チ・スンヒョン）に情報を流すが、保護は間に合わず、ギョンジンはリンチに合うが命は救われた。

中国との取引の話が舞い込み、ジュンモもその任務に配置される。警察では過去の麻薬製造犯から重要関係者としてユン教授（イェ・スジョン）が浮上し、半年間「観光」で中国に滞在している彼女を指名手配。取引を前に、裏切りに幹部ジュンべ（イム・ソンジェ）が加担している可能性があると訴えたジュンモ。ギチョルはジュンべに探りを入れるかのように久々に二人で酒を交わす。その頃、ジュンモも久々にウィジョンと夫婦の時間を過ごし、これまで伝えることができなかった言葉を伝えあった。

ギチョルがウィジョンと会う間、中国からの訪問者を出迎えに行ったジュンモは、ドヒョン刑事からウィジョンも捜査に加わったことを聞かされて激怒。



■第6話あらすじ
中国からの取引客の応対をジュンモに任せてまでウィジョンとの食事を選んだギチョルは、これまでの溝を埋めようと、かつて夢見ていたウィジョンとの結婚を語り始める。

韓国・日本・中国の巨大な取引のためにやってきたヘリョン（BIBI）は、前回失敗した取引の責任を問い強く出るが、ギチョルはより高待遇の取引を提案する。これ以上妻とギチョルを会わせたくないジュンモは捜査の早期終結を目指す。江南連合に拉致されたチョ代理（キム・ソウォン）を探すために警察を訪れた子分たち。ただひとり刑事ミング（ユン・ギョンホ）のみが話に耳を貸し、中国との取引に向かうギチョルらの前に立ちはだかった。

取引場所に指定されたホテルは既にドヒョン刑事ら警察が張っていた。盗聴器を忍ばせていたジュンモは予期せぬ身体検査で絶体絶命のピンチに陥るが、ドヒョンが鳴らした火災報知器の機転で無事に取引の場に潜入。しかし、日本からきた金本一味の大山（イム・ヒョングク）は、一時敵にギチョルらをホテル前に待たせると、中国側と本題に入る。金本はギチョルを裏切り、別の韓国の組織に密輸を任せ、何かあったときに韓国の単独犯に仕立てようという狙いがあったのだ。

再開した取引に潜んでいた警察たちも息を呑むが、ギチョルを尾行してきたミング刑事が騒いだせいで、取引も捜査も水の泡に。またしてもドヒョン刑事の機転で取引は再開する。事を荒らげたと責めるヘリョンだが、命がけで自分たちを逃がそうとしたジュンモを気に入り、日本側から秘密裏に持ちかけられた条件を打ち明け、日本側への返答に猶予を設ける。しかし、日本側は警察が乱入した今回の騒ぎを受けて当面の取引を中断すると通告。

その頃、事情を知らないミング刑事の暴走はとどまるところを知らず、江南連合の事務所に強引に押し入ると職権を超えた暴力でギチョルの部下たちに暴行を加えていく。一方、警察騒ぎの責任を取って、ジュンモは自分が出頭するといい、代わりに日本・中国との取引に自分を加えてほしいと条件を出した…。



■見どころ
韓国内での派閥争いが勃発し、命の危険に晒されたジュンモとギチョル。第5話では組織内の裏切り者探し、第6話では日本と中国の組織と麻薬ビジネスの存続を巡ったスリリングな心理戦が描かれた。そんな中、主人公ジュンモと妻ウィジョンそれぞれが危険な潜入捜査に関わることに反発し、結果としてお互いを守るためどんどん捜査の駒になっていってしまう。かつての恋人ウィジョンに未だに未練を抱くギチョルと、二人の関係をまだ全て知らないジュンモ…まだまだひと悶着ありそうな気配が漂う。

シンガーソングライターBIBI扮する中国系麻薬組織の娘ヘリョンの登場により、第6話では各国の組織が麻薬ビジネスでどのような役割を果たし、それぞれがどのような思惑を抱いているかどうかが描かれた他、ユン・ギョンホ扮するミング刑事の登場で物語は更に先の読めない展開に…！潜入捜査の実態を知らず、取引現場にまで乱入し騒ぎを起こしただけでなく、事務所にまで押しかけて無抵抗の下っ端たちにリンチを加えていく残虐さは、ギチョルら組織の人間かそれ以上。「警察＝正義」という既成概念にとらわれない最凶の刑事の登場で、物語がどうこじれていくのかもこの先の新しい見どころのひとつになりそうだ。

「最悪の悪」は、2023年9月27日よりDisney Plus（ディズニープラス スター）にて独占配信を開始した（初回一挙3話、4話以降は毎週水曜2話ずつ配信、最終週は3話一挙配信）。

■スタッフ
監督：ハン・ドンウク
脚本：チャン・ミンソク
原題：최악의 악

■キャスト
パク・ジュンモ役：チ・チャンウク
チョン・キチョル役：ウィ・ハジュン
ユ・ウィジョン役：イム・セミ
　ほか

◇公式サイト
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【作品詳細】【「最悪の悪」2倍楽しむ】