2024年6月22日（土）から新宿K’s cinemaほか全国順次公開される映画『わたしの物語』の予告編がついに解禁された。

『わたしの物語』は、股関節がなく、大腿骨が短いという極めて稀な障がいを持つイギリス人女性エラ・グレンディニングが、障がい者差別が未だに根強く残る社会で、自分をさらに愛するために何が必要かを知るために、同じ障がいを持つ人々をSNSで探し、自分らしい生き方を模索する4年間の旅路を自ら記録したセルフ・ドキュメンタリーだ。



エラはSNS上で「私と同じような脚の人っている？」という問いかけを通じて、障がいを持つプリシラやリカルド、チャーリーたちと出会う。撮影中の予期せぬ妊娠、出産と子育て、親友であり自閉症のナオミとの語らい、そしてエラをひとりで育てたシングルマザーの母への問いかけ。同様に母となった今、エラは何を考えるのか？


障がいがなければ“普通”の女性としての経験が、障がいがあることで“異常”とされてしまうこの世の中で、エラの経験と正直な気持ちが丁寧に綴られている。周囲との交流を通して、エラは新しい世界と自分を知っていくのだ。

公開された予告編では、極めてまれな障がいを持つイギリス人女性エラ・グレンディニングが、自分と同じ障がいを持つ人をSNSを通じて探し出す姿や、突然発覚した妊娠と出産を通じて新しい世界と自分を知っていく様子が描かれている。

本作は、2023年のサンダンス映画祭ワールドシネマ部門に正式出品されたほか、クラクフ映画祭で最優秀ソーシャル・イシュー映画賞、ミルウォーキー映画祭審査員特別賞を受賞するなど、各地の映画祭で高く評価されている。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023では『あなたを探し求めて』の邦題で上映され、大きな話題を呼んだ。

エラ・グレンディニングの挑戦と発見の旅を描いた『わたしの物語』、ぜひ劇場で鑑賞しよう。

◇YouTube｜予告編

監督・出演：エラ・グレンディニング
製作：ナターシャ・ダック／ニッキ・パロット／リサ・マリー・ルッソ／マーク・トーマス
2023 年／イギリス／カラー／87分／ドキュメンタリー
原題：Is There Anybody Out There?
© Hot Property ITAOT Limited 2023
配給:パンドラ

◇映画公式サイト