手越祐也、4年間の集大成!新曲「Flash back」誕生とツアー情報を語る

11月11日21時39分芸能

2021年7月7日にソロデビューして以降、「リーチや露出が減るのは覚悟のうえで、コツコツと音楽活動を積み重ねてきた」と語る手越祐也。4年間の活動を経て期を熟した今だからこそ表現できる作品を、誕生日である11月11日に贈りたい──新曲「Flash back」の歌詞にもある「圧倒的努力と前傾マインド」で突き進んできた、アーティスト・手越祐也のインタビューをお届けする。

取材・文/とみたまい



──11月11日配信リリースの新曲「Flash back」は日韓共同制作とのことですが、きっかけについて教えてください。

実は、ワインを通して出会った韓国の方が繋いでくださったご縁なんです。いち友人として「一緒になにかやりたいよね」と最初は話していたんですが、僕の曲をたくさん聴いて「デモを作ってみたんだけど、どうかな?」と曲をいくつか送ってくれて。なかでも「Flash back」の元となる楽曲が抜群にかっこよくて、「これ歌いたいなあ」と思ったんです。正式な仕事にするとなると音楽担当とも話し合いをしなければならないし、新曲のプロジェクトとして公平なコンペもして、みなさんに作っていただいたデモをたくさん聴きましたが……やっぱり「Flash back」が一番印象に残ったので、「じゃあこれをブラッシュアップしていこう」ということになりました。そこから韓国の音楽チームも加わり、何度もキャッチボールしながら作ったのが「Flash back」です。

──きっかけはワインだったというのが、幅広く挑戦されている手越さんらしいエピソードですね。

ソムリエの勉強をしていたときに、ワインの先生が主催する会に参加したところから始まったご縁なんですけど……本当に、どこに出会いが転がっているかわからないというのが面白いですよね。今回のことで僕も改めて出会いの面白さを感じました。

──歌詞は眉村ちあきさんが担当されています。手越さんのことをよく理解されているからこそ表現できるものがあると思いますが、眉村さんに依頼した意図を教えてください。

まず、男性が書く歌詞と女性が書く歌詞って、聞き手の捉え方や聞き手に伝わるものが違うと僕は思うんです。そういう意味で、今回の歌詞もこれまで歌い続けてきたことと近い内容ですが、ちあきちゃんが書くことでまったく違った表現になるだろうと思ってオファーしています。かつ、ソロデビューしてからこれまでコツコツと積み重ねてやってきた結果、手が届かなかったお仕事ができるようになったり、新しい仲間が生まれたりと、明るい未来が見えている今だからこそ、僕の生きざまや仕事への向き合い方を知ってくれている人に「あなたには今、手越祐也がどう見えている?」ということを歌詞にしてほしかった。特にちあきちゃんは、とても大変だったステージを一緒にやり遂げてくれた仲ですし、舞台裏で戦う手越祐也の姿をずっと見てくれていたので……。

──歌詞に込められた思いの強さもひとしおですね。

そうなんです。裏方の僕を見ていないとわからない部分ってやっぱりあると思っていて……そこを知っているちあきちゃんが生み出すリリックは説得力や重みが違いますよね。僕と仕事をしたことがない作詞家の方が書くものも新たな気づきがあって面白いんですが、一緒に歌ったり、以前に楽曲を提供してくれたり、現場での僕を知っているちあきちゃんが見た景色を、彼女の感性で書いてくれた歌詞というのは熱量や重みがあって、ガツンと伝わってきますよね。

──作曲はSiwoo、宇田川翔、Msk Off、The Hillsが、MIX&マスタリングはMasterKeyが担当するという豪華布陣になりました。彼らにオーダーしたことは?

1曲を通しての疾走感と勢いを大切にしてほしいとお願いしました。ロックにもクラブミュージックにも聴こえるし、EDMのようなサウンドも入っている“全部乗せ”で攻めまくっている曲になりました。テンポが速く、間奏もなく、息継ぎすら難しい曲だからこそ、そのドライブ感をさらに加速させるようなサウンドにしてほしいともお願いしましたし……最後のサビはそれまで歌ってきた内容を経た決意といいますか、自分をすべて開放して語り掛ける「夢を見るなら僕とどう?」という言葉なので、サウンドをさらに重ねて豪華にしてほしいとオーダーさせていただきました。

──ユニセックスのハイトーンボイスが映える、手越さんにしか表現できない楽曲であるとも感じました。声の出し方はどのように決めたのでしょうか?

現場で僕が判断して決めました。特にBメロは考えましたね。キーがすごく高いので、そこまで出すためにも本来ならガツンと張るような発声になると思うんです。ロックな曲で声を張って「俺どう?」と歌うかっこよさですよね。でも、今回はあえて一歩引いて、声のトーンや音量を落とすことによって“クールな強さ”を表現してみたいと思ったんです。これまでの戦って戦って、戦いまくってきた俺だったらガーンと声を張るのが適していると思いますが、今はいろんなことが叶ってきている状況で、少し気持ちにも余裕ができているので……声を張りまくるのではなく、俯瞰するイメージでエッジをきかせるのがいいんじゃないかと思いました。もちろん現場ではいろんな種類の発声で録りましたが、今の自分が「Flash back」を歌うならば、この表現だなというものを選んでいます。

──完成した作品の感想は?

自分の曲ですが「かっけえ!」と思いました(笑)。早いテンポでドライブ感を出さないといけないし、ラップっぽいけど力強く、言葉もはっきり立てないといけない。Bメロの高いキーは一歩引いた声の出し方をして、最後はスパークさせながら高い声をバシッと出す、みたいな……3分弱の曲のなかにヴォーカリストとして必要なたくさんの能力が散りばめられているので、「よし、やってやるぞ!」という気持ちで歌いました。やっぱりね、韓国チームの方たちに作っていただいた曲を「俺は日の丸を背負ってるんだ」という意識で歌いますから。半端なパフォーマンスをお見せするわけにはいきませんし、見た目はチャラいにーちゃんでも(笑)「ヴォーカリストとして信頼できるんだな」と思っていただきたいので……大きなチャレンジではありましたが、すごく燃えました。

──ライブで歌うのはかなり大変そうですが、盛り上がるのは間違いない楽曲になりましたね。

「まあ俺、踊るよね?」っていうのは容易に想像できます(笑)。ただ、「踊りながら歌えるようなピッチと速さじゃないけど、どうする?」みたいな(笑)。でも僕はハードルが高ければ高いほど燃えるタイプなので、「いやいや、俺はできるよ」と思いながら、ちょっとしたミスもないように細心の注意を払ってリハーサルを重ねました。僕がライブで大切にしているのは、パフォーマンスを見ている方々がどう感じるかですし、何より自分が「楽しい!」と思えなければステージは成り立たないと思っているので、楽しく歌うことを心がけました。

──これからの目標をお聞かせください。

たくさんの人たちに新しい音楽を届けていきたいと思っています。音楽を通して「手越祐也」ってどんな人なんだろう? ということをもっと知っていただけたらうれしいですし、今後はより一層、ライブを増やしていけたらいいなと思っています。ライブを通して生で音楽を届けることこそが、アーティストとしての使命だと思っていますから。ファンの皆さんと一緒に作る音楽の世界は僕にとって何よりも大切ですし、これからも進化し続けていきますので、今後とも応援よろしくお願いします。

MV
配信先



【ツアー日程】
●2024年1月15日(月)
会場:東京・日本武道館
開演:18:30
●2024年1月19日(金)
会場:大阪・京セラドーム大阪
開演:18:30
●2024年1月22日(月)
会場:名古屋・名古屋国際会議場 センチュリーホール
開演:18:30
●2024年2月2日(金)
会場:札幌・北海道立総合体育センター(北海きたえーる)
開演:18:30
●2024年2月7日(水)
会場:福岡・福岡国際センター
開演:18:30
●2024年2月14日(水)
会場:東京・国際フォーラム ホールA
開演:18:30

【チケット情報】
チケット販売開始日: 2024年12月10日(月)10:00~
一般発売: 各公演の2週間前より
料金:
一般チケット:8,000円(税込)
VIPチケット:15,000円(税込)
※VIPチケットには特典(サイン入りポストカード・VIP限定グッズ)付き

【注意事項】
公演の内容は予告なく変更される場合がありますので、公式サイトをご確認のうえご来場ください。
新型コロナウイルス感染症対策について、会場ごとの対応を公式サイトで確認し、マスクの着用や手指消毒などご協力をお願いいたします。

手越
【ツアーコメント】
「ライブは僕のすべてです。今回のツアーでは、これまで以上にファンの皆さんと熱い時間を共有したいと思っています。新しい音楽と共に、最高のパフォーマンスをお届けするので、ぜひ一緒に盛り上がりましょう!」
— 手越祐也