未解決事件の捜査強化のため、公安部に設立された「未詳事件特別対策係」に配属されたIQ201の天才刑事（戸田）と現場のたたき上げ刑事（加瀬亮）との凸凹コンビが活躍する刑事ドラマが、10月8日（金）から開始、番組公式サイトでは意味不明の予告動画が公開されている。

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こうした新番組の予告動画の場合、短い映像の中に可能な限り番組の内容を示唆する情報を盛り込むものだが、この「SPEC」の予告動画は、16秒の映像の中で、ただ戸田演じる天才刑事が銃を発射し続けると言うもの。まったくもってどんなドラマなのかが不明な動画だ。それもそのはず、本作は、不可思議な目撃証言しかない怪事件扱う刑事たちのドラマで、いったい何が起こるのかがわからない内容なのだ。

世の中には、通常の人間の能力や常識では計り知れない特殊能力(スペック)を持った人間が潜んでいる。例えば、異常に感覚が進化した人間、異常な運動能力を隠し持っている人間、異常に優れた頭脳を持っている人間。もし、そのうちの何パーセントかの特殊能力者が、その能力を悪用しているとしたら…。特殊な能力で、他人の命や財産、果ては社会的地位、もしくは、政権を狙いだしたとしたら…。
そして、そのことに、すでに各国の政府は気づいていて、水面下ではすでに、暗闘が繰り広げられているとしたら…。
このドラマは、凡人にはない特殊能力、「SPEC」を持っている犯罪者に立ち向かう、若き刑事たちの物語である。（公式サイトより）

つまり、戸田が演じる当麻と加瀬が演じる瀬文とは、通常では捜査の対象にならないような特殊な事件ばかりを主に取り扱う。そんな二人も特殊能力の持ち主で、当麻はIQ201で、脅威の記憶力をもつが、興味のないことにはまったく関心がなく覚えられない。そして、異常なほど空気が読めず、左腕を何故か三角巾で吊るしている。一方、引き締まった肉体と鋭い目を持つ瀬文は、元、警視庁特殊部隊SITの現場の司令塔を勤めた現場叩き上げのスゴ腕刑事。部下・志村の事件をきっかけに、捜査一課からミショウへ左遷された。性格は、頑固で几帳面で軍人マニア。こんな二人は、事件の捜査で喧嘩ばかり。
こんな二人の上司となる野々村係長を演じるのは、ベテラン竜雷太。かつて「太陽にほえろ！（1972年」ではゴリさんという愛称で熱血デカを演じた竜が、本作では捜査一課では相手にされず怒り心頭の怪事件の依頼人を、のらりくらりとなだめるクセモノ係長を演じる。
他にも、椎名桔平、神木隆之介、城田優、福田沙紀ら豪華俳優陣が脇を固める。面白いのは、主役の二人と野々村係長以外の人物プロフィールは全て謎となっていることだ。番組開始まで、個性的な面々を思い思いに役柄設定するのも一興だ。
また、毎回豪華ゲストも登場するのも見逃せない。第一回目は、上川隆也と金子賢。

番組スタートは、TBS系で10月8日（金）よる10時から。まずは、番組サイトにある情報を予告動画から、ドラマの展開や登場人物のプロフィールを想像してみよう。

TBS「SPEC」